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AWS豆本制作秘話~その5 新しいものは良いものであろう!

こんにちは!AWS認定インストラクターの山下光洋です。

先日、弊社も  AWS Summit Japan 2025  に出展してまいりました。
昨年の  AWS Summit Japan 2024  では、AWS Training Partnerとして出展し、会場では100部限定で制作した「AWS豆本」を配布。おかげさまで大変ご好評をいただきました!

このブログでは、その「AWS豆本」の制作秘話を  全7回  にわたってお届けしています。
今回はその第5回として、「このエピソードはぜひ伝えたい!」と思った背景と、関連するAWSサービスについてご紹介します。

過去の制作秘話(バックナンバー)は、以下よりご覧ください。

AWS豆本制作秘話~その1 迷ったらWell-Architectedな選択肢を選ぶべし!~
AWS豆本制作秘話~その2 AWSの気持ちになって考えるべし!
AWS豆本制作秘話~その3 手動のメリットは何もない!
AWS豆本制作秘話~その4 セキュリティを軽んじるなかれ!
AWS豆本制作秘話~その5 新しいものは良いものであろう! ←今回、New!

 

目次[非表示]

  1. AWS豆本とは
  2. その5 新しいものは良いものであろう!
    1. アンマネージドサービスとマネージドサービス
    2. EC2インスタンスタイプ
  3. 「新しいものは良いもの」を伝えたかった理由
  4. 「使ったことがない」は理由にならない—AWS活用の第一歩

AWS豆本とは

AWS豆本とは、弊社が制作したAWS認定試験の受験に役立つ7カ条をまとめたミニブックの総称です。

豆本とは、掌に収まる程度の小さな本の総称である。

引用:ピクシブ百科事典

ということで、掌(手のひら)サイズにぎゅっと必要な情報が集約されています。

実際に制作したAWS豆本がこちら↓
mamehon-1-2


弊社のAWS認定インストラクターが、豪華に表紙(右)も裏表紙(左)も飾っています。

豆本用表紙裏表紙

表紙(右 グリーン):左より髙山、山下
裏表紙(左 白×ピンク):左上より、小池、金井、海老原、難波、三浦

 

それでは、以下より当日豆本と一緒にお配りしましたカードと7カ条の制作秘話をご覧ください。

なお、今回の豆本のきっかけは、こちらのその1 迷ったらWell-Architectedな選択肢を選ぶべし!で更に詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。

その5 新しいものは良いものであろう!

それではAWS認定試験の7カ条を1つずつ背景や意図などを説明します。

その5である今回は「新しいものは良いものであろう!」です。

AWS認定試験問題の選択肢で新しいサービスや機能を使う方法と、それ以前のやり方の2つでどちらでも実現できる場合は、新しいサービスを使う方法のほうが正解である可能性が高いです。

なぜなら、新しいサービスや機能は、それ以前のやり方に必要だった専門性や複雑性などの課題を解決して、より使いやすくなっているケースが多いためです。

 

AWS認定試験については、次のブログ記事でも詳しく紹介していますので、よろしければ合わせてご覧ください。

AWS認定取得におすすめの研修とは?入門から実践レベルまで学べるコース紹介
【最新】AWS資格試験の受験料を紹介|お得に受講する方法も解説

 

アンマネージドサービスとマネージドサービス

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AWSの主要サービスとして、2006年8月に発表されて進化を続けているEC2(Amazon Elastic Compute Cloud)があります。

WindowsやLinuxといったOSを管理者権限で操作できます。
好きなソフトウェアをインストールしたり、アプリケーションをデプロイしたり、場合によってはオンプレミスと変わらない運用も可能です。

ですが、AWSにはEC2以外にも、EC2よりも後に発表された250を超えるサービスがあります。
それらのサービスに目を向けることもなく、EC2で実現できるからと選択してしまうと、以前よりも便利になることなく変わらない運用や開発を続けることになります。

AWSのサービスのほとんどは「これまでできなかったこと」ではなく、「これまでは専門家による労力が必要だったこと」などを専門家ではなくても、短い時間で実現できるようになったマネージドサービスです。
これらのマネージドサービスを選択肢として、設計を考えることが、開発期間を短くして、運用負荷を下げ、総合的なコストを下げることに繋がります。

EC2インスタンスタイプ

mamehon5-ec2instandcetype

EC2インスタンスタイプの数字は世代です。
「.」よりも前の部分がEC2インスタンスのハードウェアの種類を表しています。
より大きな数字は新しい世代で、新しい世代のハードウェアが使用されます。

これまでの世代の課題を解決しているので、一般的にコストが下がりパフォーマンスが高くなります。
新しい世代が出たら、検証して取り替えていくように検討します。

「新しいものは良いもの」を伝えたかった理由

変化を嫌うという理由だけで、新しい技術やサービスを選択しないことは、すごくもったいないことです。

昔の仕事で、MySQLが必要な際に外注先にAuroraを使用することを要求したら、「使ったことがない」という理由だけでRDS for MySQLで納品されたことがありました。

使ったことがなければ使えばいい、検証すればいい、その過程で学べばいいと思います。

使ったことがない、経験がない、それだけで選択肢にならないのであれば、永久的に選択肢になりません。
経験がないものが選択肢にならないのであれば、いつ経験になるのでしょうか。

他社事例が溢れ出したらはじめて経験すればいいと思っているのでしょうか。
それまでの間は、レガシーなものを提供して、これまでの課題を制約として仕方ないものとして提供し続ければいいのでしょうか。

顧客がレガシー設計を望んでいるならまだしも、自分たちの都合や意思でレガシーな方向へ持っていくことは、誰も幸せにしない選択です。
少なくとも私はこのとき、少し不幸になりました。

もちろん新しいものだけでは実現できなければ、これまでのやり方を選択することもあります。

選択肢は変化するというより、増え続けるものではないかと思います。

新しいサービスや機能や技術を学ぶということは、これまで持っていたスキルに追加して選択肢や経験を増やすもので、決してこれまで持っていたものが無駄になるということではないはずです。

「使ったことがない」は理由にならない—AWS活用の第一歩

AWSのサービスは日々進化しています。 「使ったことがないから」という理由だけで新しい技術を避けるのは、せっかくの選択肢を狭めてしまうもったいない判断です。

技術は「変わる」のではなく「増える」もの。新しい知識は、これまでのスキルを補強する財産になります。

弊社では、AWS初心者から経験者、実務エンジニアまで対応した研修をご用意しています。

経験がないなら、まずは使ってみる・検証してみる。そのお手伝いをさせてください。

 

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山下 光洋(やました みつひろ)

トレノケート株式会社 講師。AWS Authorized Instructor Champion / AWS認定インストラクター(AAI) / AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル /AWS認定DevOpsエンジニア - プロフェッショナル / AWS 認定デベロッパー - アソシエイト / AWS 認定 SysOps アドミニストレーター - アソシエイト / AWS 認定クラウドプラクティショナー / kintone認定 カスタマイズスペシャリスト他。AWS認定インストラクターとしてAWS認定コースを実施。毎年1,500名以上に受講いただいている。AWS 認定インストラクターアワード2018, 2019を日本で唯一受賞。著書『AWSではじめるLinux入門ガイド』(マイナビ出版社)。共著書『AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー』(SBクリエイティブ社)。前職では2016年にAWS Summitにパネラーとして参加。その前はLotus Technical Award 2009 for Best Architectとして表彰されている。また、各コミュニティの運営にも個人的に関わり、勉強会にてスピーカーや参加をしている。

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