【現資格ホルダー向けQ&Aを追記】 Cisco認定資格試験の変更点まとめ(2020年2月24日~)

(最終更新:2019/8/5 - 無料セミナー資料公開、CCNP受験途中の場合の対応記事を追記)

2020年の2月24日より、シスコ技術者認定の体系が変更となります。
各所からの情報をまとめました。


目次[非表示]

  1. 1.【お知らせ】7月29日 無料セミナー資料公開
  2. 2.主な変更点
    1. 2.1.1.Cisco DevNet資格の新設
    2. 2.2.2.従来の各種CCNA試験が1つに統一
    3. 2.3.3.従来のProfessional資格(CCNPなど)の変更
    4. 2.4.4.CCIE試験の変更
  3. 3.認定取得済の方へのQ&A
    1. 3.1.Q1:チャレンジ途中の資格はどうなるのか
      1. 3.1.1.CCENT
      2. 3.1.2.CCNP受験途中
    2. 3.2.Q2:取得済の資格はどうなるのか
      1. 3.2.1.アソシエイトレベル (CCNA)
      2. 3.2.2.プロフェッショナルレベル (CCNP, CCDP)
      3. 3.2.3.エキスパートレベル (CCIE, CCDE)
    3. 3.3.Q3:今後の更新はどうすればいいのか
  4. 4.変更前までの取得・更新が特にお勧めの4タイプ
    1. 4.1.1. CCENTしか持っていない
    2. 4.2.2. 認定の有効期限が近い
      1. 4.2.1.CCNAの場合
      2. 4.2.2.CCNPの場合
    3. 4.3.3. CCIE継続教育プログラムを利用している
    4. 4.4.4. 来年(2020年)前後で取得を検討している



【お知らせ】7月29日 無料セミナー資料公開

シスコシステムズ合同会社様より、資格体系の変更点について詳細をご紹介いただく無料セミナーを7/29に開催しました。

  1. Cisco DevNet認定の新設
  2. 従来の各種CCNA試験が1つに
  3. 従来のProfessional認定(CCNPなど)の変更
  4. CCIE試験の変更
  5. 選べる!シスコ技術者認定の再認定方法

セミナー資料を公開しました。ダウンロードは以下からお願いします。

シスコ技術者認定改定情報0729.pdf


※新試験全体像について、詳しくはシスコ社のWebをご確認ください。


主な変更点

大きくは下記4点です。 (目次をクリックでジャンプします)

  1. Cisco DevNet資格の新設
  2. 従来の各種CCNA試験が1つに統一
  3. 従来のProfessional資格(CCNPなど)の変更
  4. CCIE試験の変更


1.Cisco DevNet資格の新設


以下の資格が新設されます。


DevNet認定プログラムは、プロレベルのソフトウェア開発者、DevOpsのエンジニア、オートメーションスペシャリスト、およびその他のソフトウェア専門家のスキルを検証します。 このプログラムは、新しい種類のITプロフェッショナルのための重要な技術スキルを認定し、ネットワーク、モノのインターネット(IoT)、DevOps、およびWebexのためのアプリケーション、自動化、およびインフラストラクチャの可能性を組織に取り入れます。


2.従来の各種CCNA試験が1つに統一

現在のエントリレベルの資格であるCCENT (Cisco Certified Entry Networking Technician) と各カテゴリごとに分かれているCCNA(Cisco Certified Network Associate)は、CCNA Cyber Ops を除き、2020年2月24日から、CCNA(200-301)というただひとつの試験に統一される予定です。
https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/associate/ccna.html

下記のようにカテゴリ毎に分割して存在しているAssociate資格、およびCCENTは廃止となります。

  • CCDA
  • CCNA Cloud
  • CCNA Collaboration
  • CCNA Data Center
  • CCNA Industrial
  • CCNA Routing & Switching
  • CCNA Security
  • CCNA Service Provider
  • CCNA Wireless


*  2019/7/24 修正:「すべてのカテゴリのCCNAが1つに統一」と表記していましたが、ただしくは、CCNA Cyber Ops のみ現状維持となります。


3.従来のProfessional資格(CCNPなど)の変更

Professional資格は以下3点が変更点です。
https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/professional.html

  1. カテゴリの変更:Professional資格は、2月24日からは次の5種類に変更
  2. 前提資格の廃止:CCNA未取得者でも該当試験に合格することで、CCNPとして認定
  3. 対応試験の変更:DevNet以外の各CCNP資格は、2種類の試験に合格することで取得 (現在は3種類)

<新しい資格の種類>

  • CCNP Enterprise
  • CCNP Data Center
  • CCNP Security
  • CCNP Service Provider
  • CCNP Collaboration
  • Cisco Certified DevNet Professional


<新しい試験>
1. コアテクノロジー試験(各カテゴリ毎に1種類のみ存在)
2. Concentration試験(※)のうち1つ
※各カテゴリ内の専門分野試験。複数種類用意される中の1つに合格すれば良い。またConcentration試験に合格することで、その専門分野のSpecialistとしても認定される。

例えば、CCNP Enterpriseの試験では、次のような試験があります。
https://www.cisco.com/c/en/us/training-events/training-certifications/certifications/professional/ccnp-enterprise.html

この中で、例えば下記2つの試験に合格することで、以下として認定されます。

<試験>
● 300-401 ENCOR (コア試験)
● 300-410 ENARSI (Concentration試験)

<取得できる資格>
◎CCNP Enterprise
◎ENARSI Specialist(名称は未確定。concentration試験のSpecialistとしても認定されます。)


4.CCIE試験の変更


参考:https://www.cisco.com/c/ja_jp/training-events/training-certifications/certifications/expert.html

原則、CCNPと同じカテゴリのCCIE試験となります。
ただしEnterpriseだけはEnterprise InfrastructureとEnterprise Wirelessに分割されます。


取得要件の詳細はそれぞれのCCIE資格名にリンクしている試験説明のページをご覧ください。
一例として、従来のCCIE Routing & Switchingに相当する、CCIE Enterprise Infrastructureについて記載します。

筆記試験:CCNP Enterprise のコア試験、300-401 ENCOR

ラボ試験:CCIE Enterprise Infrastructure v1.0 (8時間のラボ試験) 
設計、実装、オートメーション、最適化のすべてのライフサイクルが問われます。
3時間:設計試験(コンフィグはしない、多岐選択などの問題)
5時間:設定試験(CCNP EnterpriseのすべてのConcentration内容を実践できる能力が問われます)

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認定取得済の方へのQ&A

今回の認定制度の変更でもっとも影響を受けるのは、資格にチャレンジしている途中の方とCCENT認定のみを受けている方です。次に影響を受ける方は、現在すでに資格を取得済みの方で、その現在の認定の期限が迫っており2019年~2020年中に更新が必要である方です。
そこで、現在チャレンジ途中の認定や、認定を更新するときにどうすればよいのかをまとめました。


Q1:チャレンジ途中の資格はどうなるのか

CCNA認定を目指しCCENTの試験に合格された方、CCNP認定を目指してROUTEあるいはSWITCHなどの試験を受験途中(一部に合格されている方)は、以下の対応が必要です。

CCENT

この認定は廃止されるため、CCENTのみお持ちの方はシスコ認定技術者ではなくなります。試験が移行される前にICND2試験に合格し、CCNA Routing & Switchingを取得しておけば、2020/2/24に新しいCCNAと認定されます。

CCNP受験途中

新試験とのミックスが許可されています。ただし、その場合は新しい技術内容試験となるため、現在の試験体系である2020/2/23までに各技術カテゴリでCCNP認定を取得しておくことをお勧めします。
なお、CCNPで新旧試験のミックスをお考えの方は、下記マイグレーションツールを使って詳細を確認できます
https://www.cisco.com/c/en/us/training-events/training-certifications/certifications/professional/ccnp-migration-tools.html

合格済の試験に応じた対応の詳細な解説は下記記事をご覧ください。

  シスコ資格体系変更に備える: CCNP R&S受験途中の人はどうすればいい?合格済試験別の3パターン 2020年2月24日のシスコ技術者認定が刷新されます。もっとも影響を受けるCCNP受験途中の人向けに、合格済の試験に応じた3つのパターンを解説します トレノケート公式ブログ



Q2:取得済の資格はどうなるのか

以下の新規技術カテゴリにマッチする2020/2/24時点で有効なCCNA/CCNP/CCIE認定をお持ちの方は、以下のように新しい資格に移行されます。

なお、有効期限は現在の資格の認定日から3年間となります。(移行したタイミングから3年間ではありません)
例)認定日: 2019/2/1  → 認定失効日: 2022/2/1


アソシエイトレベル (CCNA)

1つのCCNAに統合されるため、現在CCNA R&Sなどを取得している場合は、技術分野に関わらず、全て新しいCCNAに移行します


プロフェッショナルレベル (CCNP, CCDP)

新しいCCNPは5種類となります。現在の認定に対応したCCNPへの移行になります。例えば、CCNP R&Sの場合はCCNP Enterpriseとなります。


現在の資格
新しい資格

CCNP Routing Switching

CCNP Enterprise
CCNP Data Center
CCNP Data Center
CCNP Security
CCNP Security
CCNP Service Provider
CCNP Service Provider
CCNP Collaboration
CCNP Collaboration


エキスパートレベル (CCIE, CCDE)

プロフェッショナルと同様、現在の認定に対応したCCIEへ移行します。CCIE R&Sの場合は、CCIE Enterprise Infrastructure になります。


Q3:今後の更新はどうすればいいのか

大きくは3パターンの方法があります。

  1. 対応する試験に合格する
  2. 上位の試験に合格する (下位の認定は自動で更新になります)
  3.  継続教育プログラムを利用する


3について補足します。試験を受けずに資格を更新できる「継続教育プログラム」は、これまでCCIE、CCDEしか利用できませんでしたが、2/24以降はCCNA、CCNPも対象になります。



現在の制度
2020/2/24以降
CCIE

100クレジットで更新

120クレジットで更新

CCNP
対象外
80クレジットで更新
CCNA
対象外
30クレジットで更新
費用
$300
$0
有効期限
2年
3年

*継続教育プログラムについての概要はこちら*

  CCIE、CCDEを試験なしで再認定!シスコ継続教育プログラム シスコ技術者認定プログラムの中でも最高位のエキスパート資格であるCCIEとCCDE。この2つの資格を、「シスコ継続教育プログラム」を利用して試験なしで再認定を受ける手順を分かりやすく解説します。 トレノケート公式ブログ

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変更前までの取得・更新が特にお勧めの4タイプ

2020年2月24日からはAutomationの項目が新規に追加され、全体的に試験で問われる範囲が広がります。このためシスコ社の認定の取得・更新を検討している全ての皆様に、2020年2月23日までに資格を取得して新資格に移行することをお勧めします。

特に次の4つのタイプの方は2/23までの取得・更新を強く推奨します。

  1. CCENTしか持っていない
  2. 認定の有効期限が近い
  3. CCIE継続教育プログラムを利用している
  4. 来年(2020年)前後で取得を検討している


1. CCENTしか持っていない

2020/2/24以降、CCNAは1つに統合され、試験の出題範囲がこれまでよりも幅広くなります。そのため、今のうちに下記のいずれかに合格して現行のCCNAのいずれかを取得しておく方が、新しいCCNA認定を目指すより難易度が低いと思われます。

  • CCNA R&S(200-105合格)★おすすめ
  • CCNA Security(210-260合格)
  • CCNA Design(200-310合格)
  • CCNA Wireless(200-355合格)

<ICND2(200-105)試験対応コース>
CCNA BOOT CAMP後編 ~ICND2v3.0対応~[ICND2(200-105)]


2. 認定の有効期限が近い

CCNAの場合

上記でも触れているように、試験の範囲が広くなります。2020年に更新を予定している人は、少し早めに認定を再取得しておくことをおすすめします。取得した現行のCCNAは、そのまま新認定に移行されます。

ICND1(100-105) CCNA BOOT CAMP前編 ~ICND1v3.0 CCENT対応~[ICND1(100-105)]
ICND2(200-105) CCNA BOOT CAMP後編 ~ICND2v3.0対応~[ICND2(200-105)]

※上記はトレノケートでも人気コースのため、日程によっては満席となる可能性があります。お席の確保はお早めに!


具体的に、試験範囲がどのように変わるのか2つを比較して見ていきましょう。

新しいCCNA試験の合計25%がセキュリティや自動化といったカテゴリからの出題です。セキュリティは現行試験にも含まれていますが、自動化はまったく新しい分野です。
もちろんネットワークに関するところが多いですが、その前提としてそれぞれの基本知識も含めて問われる形のようです。

CCNA R&Sの試験範囲 (現行試験)
https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/assets/learning/exams/docs/200-125-ccna.pdf


出題範囲
割合

ネットワークの基礎

15%


LANスイッチングテクノロジー


21%


ルーティングテクノロジー


23%


WANテクノロジー


10%

インフラストラクチャサービス


10%

インフラストラクチャセキュリティ


11%

インフラストラクチャの管理


10%


新しいCCNAの試験範囲
https://www.cisco.com/c/dam/en_us/training-events/le31/le46/cln/marketing/exam-topics/200-301-CCNA.pdf


出題範囲
割合
ネットワークの基礎
20%
ネットワークアクセス
20%
IPコネクティビティ
25%
IPサービス
10%
セキュリティの基礎
15%
自動化およびプログラマビリティ
10%


CCNPの場合

CCNPに関してもマイグレーションツールを確認するとコア試験の中に現在のROUTEおよびSWITCHの内容が含まれることが予想されます。コア試験は今後CCIE Enterprise筆記試験ととしても使用されることが決まっています。加えて、試験の日本語化のスケジュールが2019年7月時点では不透明なため、有効期限内に新試験が日本語化されているか分からない、というリスクもあります。
確実に日本語で範囲の限られた試験を受けたい場合は、やはり2020/2/23までの受験がおすすめです。

<CCNP R&S 対応コース>
CCNP BOOT CAMP ルーティング編
CCNP BOOT CAMP スイッチング編
CCNP BOOT CAMP トラブルシューティング編

※新CCIEは筆記に加え、8時間のラボ試験への合格が求められます。


3. CCIE継続教育プログラムを利用している

2020/2/24以降は、継続教育プログラムで認定を更新するために必要なクレジットが現在の100から120に上がります。認定の有効期限にもよりますが、期限が近い人は特に、2/23までに100ポイントを取得して更新しておいた方が少ないクレジットで更新が可能です。

*クレジットが獲得できるコース一覧*


4. 来年(2020年)前後で取得を検討している

以下の3つの理由から、2/23までの取得がおすすめです。

  • CCNA/CCNP/CCIEの個々の試験範囲が広くなる
  • 試験の日本語化のスケジュールが現時点で不透明
  • 対応する認定研修コースがいつから提供されるか不透明

既に変更まで1年を切っているので、1から取得を目指すのは厳しいですが、「そろそろ取ろうかな」と取得を検討していた方は、今のうちがチャンスです!


*情報のアップデートおよび対応する研修コースのお知らせは随時本記事に追加予定です。*

★トレノケートのCisco認定研修の一覧はこちら★


(参考:FAQ の日本語参考訳)

  シスコ技術者認定の変更に関するFAQ (日本語参考訳) 2020年2月24日に予定されている認定の変更について、シスコが公開している Training and Certification Frequently Asked Questions (FAQs) の内容を翻訳しました。 トレノケート公式ブログ



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日鷹 仁司 (ひだか ひとし)

日鷹 仁司 (ひだか ひとし)

トレノケート株式会社 講師。シスコシステムズ認定インストラクター(CCSI) / CCIE Routing & Switching / CCDP / CCNP Data Center 他。シスコシステムズ認定インストラクター歴は15年を超え、Instructor Excellence Award を3年連続で受賞している。Cisco社認定トレーニングのルーティング&スイッチングカテゴリで運用(CCNA~CCIE)と設計(CCDA/CCDP)関連コースを、Cisco Data Centerカテゴリコースで運用と設計(CCNA Data Center ~ CCNP Data Center)関連コースを担当している。

   

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