AWS re:Invent 2023レポート Day5 Keynote(Wernerさん) / re:Play
こんにちは!ラーニングサービス本部テクニカルトレーニング2部の山下です!
主にAWS認定講師として、AWSのクラスルームトレーニングを担当しております!
2023/11/26~12/2にかけまして行ってまいりました AWS re:Invent 2023の到着5日目についてレポートします。
初日のレポートは
こちらから
、2日目は
こちらから、3日目はこちらから、4日目はこちらからどうぞ。
5日目はWernerさんのキーノート、Chatbotのワークショップ、Expo、AAI and ATP Reception、re:Playに行きました。
目次[非表示]
Dr. Werner Vogels Keynote
8:30開始のキーノートですので、7:20頃いつもの黒板に社名を書いて、7:30頃に開場待ちに並びました。
会場待ちには、すでに多くの方が並んでいました。
間もなく開場になり、入ってすぐの同時通訳レシーバーレンタルに並んで、受け取って席に座りました。
バイオリンなど弦楽器でハードロックが演奏されていました。
BON JOVIのLivin on a Prayerのギターソーロがバイオリンで完全再現されていました。
そしてJourneyのDon't Stop Believin'。
いろんなところでこの曲がかかっていた気がします。何か意味があったのかもですね。
最初のムービーでは複雑なシステムをAWSに移行するテーマに見えました。
リフト&シフトではなく、コストを意識しながらリファクタリングしているようでした。
Amazonもハードウェアの制約を解決するために設計を変えたそうです。
それによってブラックフライデーの急激な大量のアクセスにも耐えられたとのこと。
できないと思ってたことができるようになったそう。
クラウドに出会ったとき、私も同じような感覚になりました。
アメリカの放送局PBSでは、セサミストリートの記念放送で急激なアクセスが発生したそうです。
リフト&シフトでは効率的でないアーキテクチャを持ってくるだけで、
リファクタリングすることにより効率的にコストダウンできたそうです。
以前はリフト&シフトでまず持っていってそこからクラウド最適化していく、とのことで
クラウドジャーニーなメッセージの印象が強かったのですが、2023年は最初からリファクタリングしていく事例をメインでお話しされていました。
そうやって、最初から最適化を検討しやすいサービスや機能が揃ってきたといえるのかもしれません。
そしてTHE FRUGAL ARCHITECTを紹介されていました。
コストを非機能要件として常に念頭に置いて設計しているそうです。
そこからS3とDynamoDBのコストの解説をされて、その理由として
「テクノロジーはビジネスのためにある。だからテクノロジーに必要なコストを意識することは重要。」
という、基本中の基本を伝えられていました。
ジェフ・ベゾスさんのフライホイールの図にも「低コストの構造」が左上に書かれています。
ビジネスとテクノロジーの両輪は関係しあうもの。
弊社トレノケートは、ITとビジネストレーニングをグローバルに提供している会社ですが、この両者の関連性はもっと深くなっていかねば、と思いました。
Lambdaは最初はEC2(T2ファミリー)で動いていたそうです。
当時のLambdaの利用量にはばらつきがあり、需要と供給のバランスが悪く、無駄が生じていたとのこと。
そこでmicroVMのFirecrackerが生まれて、フルにリソースを使い切るようにして、Lambdaの内部アーキテクチャが進化した。
この移行はユーザーに影響を与えずに行われています。
思うだけではなく行動しなければ意味がない。
モニタリングした結果、アクションを自動化しなければ意味がない。
ということで発表されたのがAmazon CloudWatch Application Signalsです。
サービスの中核機能はTier1。コストをかけて信頼性を高める。
次はTier2、少し耐久性を下げてコスト最適化を図る。
ダウンタイムを許容できるようなTier3はコストを最優先で考える。
ゼロから学び直すのではなく、常に学び続けることが必要。
新しいAIがあるから昔ながらのAIが要らないというわけではない。
データがしっかりしてなければ、しっかりしたAIはできない。
KaggleからデータセットをS3に保存して、SagaMakerを使って学習をはじめます。
そしてモデルができたら、マイクロサービスアーキテクチャで構成します。
モデルを作ることはそんなに難しいことではありません。
Wernerさんができることは皆さんにもできると。
そしてそれをさらに向上するのがAmazon Q です。
さらにVS CodeでApplication Composerが使用できます。
しのごの言わずに「Now Go Build!」で、今年も最高のキーノートが締めくくられました。
AI DevSecOps chatbot
10:30にキーノートが終わりまして、11:00からはWynnでのワークショップを申し込んでいました。
間に合うかなと思いましたが、ベネチアンからWynnへ橋を通る臨時通路みたいなのがあったので、そこを通ったら余裕で間に合いました。
橋の上から見たラスベガスの新名所Sphereが大きすぎて怖かったです。
ワークショップではS3のドキュメントをKendraでRAGにして、SageMakerを使ったチャットボットを作りました。
KendraのオプションでWebサイトのURLをソースにできたので、自分のブログをソースにして、ついでにボットのエンジンもClaudeにしてみました。
1時間ぐらいで自然言語検索ができるってすごい時代になりましたね。
Expo
ワークショップが終わってベネチアンに戻って、最終日のExpo展示をまわりました。
グローバルにスナップショットを管理するCohesity。
スナップショットの脆弱性スキャンも行いルールによるコンプライアンス評価ができます。
AWS Backupのボールト単位でもダッシュボードで可視化。
ローコードでアプリケーションを素早く開発できるRetool。
ガンスアンドローゼスなデザインがカッコよかったブース。
AWSのF1がありました。
Jenkinsおじさんもいらっしゃいました。
社内のさまざまなデータソースを連携させて、GoogleライクなUIで自然言語検索をして、AIがサマリーとソースを提示してくれるGlean。
エンジンはOpenAI。
VRでAWSデータセンター体験、めちゃめちゃ勉強になりました。
マルチクラウドなデータベースを統合管理して、マイグレーション、レプリケーション、ETLとしても使用できる、DBeaver。
Datadogでは日本語でのご案内スタッフさんもいらっしゃいました。
弊社のトレノケートグループのブースには、Global Partner Awards 2023 Training Partner Of the Yearの置物が届いていました。
気になった展示は行けましたし、そこでお話が聞くことができたと思います。
AAI and ATP Reception
ベネチアンのMott 32というレストランで、世界中のAAI(AWS Authorized Instructor- AWS認定インストラクター)とATP(AWS Training Partner)が集まるレセプションがあったので参加しました。
会社の垣根を越えてAAIの皆さんと。
オクラがありまして好物でしたのでたくさんいただきました。
re:Play Party
ベネチアンから徒歩45分ぐらいのLas Vegas Festival Groundsで、re:Playがありましたので歩いていきました。
ラスベガスの信号は押しボタン式が多いですね。
メインストリートから北へ行くので少し観光客は減った道を歩きます。
こうやって歩いていると街の景色が見られていいですね。
でもカツアゲみたいなのも普通にありますので、長距離はあまり歩かずにAWSが用意したシャトルバスなどに乗るほうがいいと思います。
世界一大きい?お土産屋さん。
re:Play会場では、ライブテント、DJテント、アクティビティコーナー、ドリンク&フードなどがあって、re:Invent参加者は無料で参加できる、最終夜のパーティーです。
Las Vegas Festival Groundsはフェスなどで使われる空き地で、数時間のre:Playのためだけに会場が設営されていました。
私はライブが好きなのでライブテントに行ってました。
オフィシャルサイトで出演アーティストの発表を見ていたら、まさかまさかの
The Linda Lindasが出演予定でした。
到着後、すぐにライブテントに行ったら、The Linda Lindasは1番目だったようですでにライブが始まってました。
参加者もまだあまり集まってなかったので、最前列でThe Linda Lindasのライブを全身で楽しめました!
最高でした!!
帰りも余韻に浸りながら宿泊しているハラーズまで歩いて帰りましたが、参加される方は安全のためシャトルバスなどをご利用ください。
本レポートは5日目です。
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最後に弊社のAWS認定トレーニングのご紹介をさせてください!
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