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AWS re:Invent 2023レポート Day3 Keynote(Adam Selipskyさん)/Japan Night

こんにちは!ラーニングサービス本部テクニカルトレーニング2部の山下です!
主にAWSのクラスルームトレーニングを担当しております!

2023/11/26~12/2にかけまして行ってまいりました AWS re:Invent 2023の到着3日目についてレポートします。
初日のレポートはこちらから、2日目はこちらからどうぞ。

3日目は、Adam Selipskyさんのメインキーノート、ハンズオンワークショップ、Japan Night、NetAppさんのレセプションに行きました。

目次[非表示]

    1. Keynote(Adam Selipskyさん)
    2. Transforming your data with Amazon S3 Object Lambda(Workshop)
    3. Building hybrid data pipelines to Amazon S3 with S3 File Gateway(Workshop)
    4. Japan Night
    5. NetApp Reception
    6. トレノケートのAWS研修(AWS認定トレーニング)

Keynote(Adam Selipskyさん)

朝7時にホテルの部屋を出てベネチアンへ向かいました。
本日のキーノートは8時スタートです。

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黒板は毎日リセットされますので、毎朝ルーティンの黒板書きからスタートです。

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7:23にキーノート開場待ちの列に並べました。
この時点ではまだメイン会場には入れそうです。
あまり遅くなるとメイン会場が満席になり、サテライト会場へ誘導されます。
せっかく現地に来てるのですからメイン会場で生で見たいです。

同時通訳レシーバーがありましたので並んでもらいました。

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開始までは生バンド演奏でした。
朝から White SnakeのHere Go Again。気持ちが昂ぶります。

キーノートが始まりました。
イベントタイトルのre:Inventは直訳すると再発明です。

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インフラストラクチャを再発明したグローバルインフラストラクチャ。

ストレージを再発明したS3。
AWSが提供するサービスは、課題やニーズに対して再発明してきたサービスであり、これからもこの再発明は続いていく、私たちもAWSのサービスを使って新たなサービスを再発明できる、そのように感じました。

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そして、S3 Express One Zoneの発表。
新たなストレージクラスが増えるのかな?と思ったらバケットの種類が違い、ディレクトリバケットを作成して使用します。
単一のアベイラビリティゾーンを使用し、PUT/GETリクエストに対する1桁ミリ秒のレイテンシーを維持します。
ストレージクラスといえばアクセス頻度によりコスト最適化のために選択するものですが、S3 Express One Zoneは高性能ストレージクラスとして、機械学習や分析を加速します。

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ハードウェアの再発明はGravitonということで、Graviton4が発表されました。

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Graviton4搭載のインスタンスファミリーとして、R8gも発表されました。

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機械学習トレーニングに特化したTrainiumの新バージョンTrainium2も発表されました。

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そして2024年に渡り非常によく見る通称"菱餅"スライド。

すでにあるFM(Foundation Models - 基盤モデル)を活用するアプリケーションを使う方法が一番上のレイヤーです。(これがAmazon Qなど)
次にLLM(Large Learing Model - 大規模言語モデル)、FM(Foundation Models - 基盤モデル)を組み込んでアプリケーションを構築するレイヤーがあります。(これがBedrockなど)
そして言語モデルをトレーニングして作るためのインフラストラクチャが一番下のレイヤーです。それぞれの層においてAWSはサービスを提供しています。

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真ん中のレイヤーをカスタマイズして企業内のデータを生成AIアプリケーションで活用する仕組みとしてAmazon BedrockのRAG(Retrieval-Augmented Generation)が発表されました。

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そしてAIエージェント構築サービスのAgents for Amazon Bedrockが発表されました。

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いくつかの機能を定義しておいて、それらの機能を生成AIが判断してフル活用して、人をサポートできます。 

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さらにセンシティブやネガティブな応答や命令を抑制できるGuardrails for Amazon Bedrockも発表されました。

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開発はCode Whisperer(現在のAmazon Q Developer)によって28%速度が早くなります。

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Amazon QはS3だけでなくSalesforce、Google Drive、Microsoft 365、ServiceNow、Gmail、Zendesk、Atlassianなども情報源としてチャットアシスタントになります。

クラウドでAIが活用しやすくなればなるほど、データの場所が重要になりますね。
データが分散されていてまとまってないや、混乱している、データがまとまっていてもオンプレミスにしかないなどだとなかなかまだまだ活用が難しい要因になってきそうです。

そこでさらに
移行や同期の重要度が増してくるように思います。

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データがつながるパイプラインが不確実なピンボールのようになっているのではなくシームレスに確実に繋がるようにしなければいけない。

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だからzero-ETL。

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Redshiftへのzero-ETLが増えました。

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Redshiftだけでなく、DynamoDBからOpenSearch Serviceへのzero-ETLも発表されました。

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Amazon Project Kuiper、世界中に低遅延ネットワークを提供するべく低軌道衛生によるブロードバンドネットワークを構築。

キーノートを目の前で見ることで、まわりの熱を感じることができました。
また、新たな機能やサービスの発表を聞きながらユースケースを考えたりその背景について思いを馳せたりすることに集中できました。

Transforming your data with Amazon S3 Object Lambda(Workshop)

朝ご飯をスキップしたので、ハラーズのホテルの部屋に戻る途中でパンエク(パンダエクスプレス - 中華ファストフード)でテイクアウトしてホテルの部屋で食べながら、昨日までご挨拶した方の名刺をSansanにスキャンしました。

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昼食後、 ベネチアンに戻り今度は3階で予約していた11:30からのS3 Object Lambdaのワークショップに参加しました。

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S3にアップロードしたZipファイルの中身をDynamoDBに書き込むS3イベントトリガーのLambda関数がありました。

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S3バケットにはアクセスポイントとオブジェクトLambdaアクセスポイントがある。
アクセスポイントにS3 List Objects V2アクションを実行すると、オブジェクトの一覧としてZipファイルの情報を返す。

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オブジェクトLambdaアクセスポイントにS3 List Objects V2アクションを実行すると、さらにDynamoDBテーブルをスキャンした結果を取得して、Zipファイルの中身の一覧を返している。

 

Building hybrid data pipelines to Amazon S3 with S3 File Gateway(Workshop)

 

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S3 Object Lambdaのワークショップが終わってベネチアンのミニセッションを覗いた後、ベネチアンでお昼ご飯。パンエクを食べた後でしたので、野菜中心に摂取しました。
14:30からはCaesars ForumでStorage Gatewayのワークショップに参加しました。

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友だちと同席になったので、BeRealで遊んでました。

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オンプレのサーバーログをStorageGateway、S3、Lambda、Kinesis、OpenSearchでリアルタイム分析。
Storage Gatewayからの接続はプライベート接続で、VPCエンドポイントとアクティベーションコードを使用しました。この方法は初めてでしたのですごく勉強になりました。

Japan Night

ニューヨークニューヨークというベネチアンから3kmほど南のほうにあるホテルの中のTom's Watch Bar Las VegasでJapan Nightが開催されました。
Japan Nightは日本からre:Inventに参加した人たちで交流するイベントです。

18時頃に陽も落ちてきましたので、メインストリートのストリップストリートのネオンを眺めながら散歩がてら歩いて向かいました。

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エッフェル塔に凱旋門。

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東大阪にありそうなパチンコ屋さんのような建物の数々。

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開催されているショーの広告もいたるところに。

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ハードロックカフェとコカコーラグッズショップ。

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M&Msとハーシーズ。

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ライオンと自由の女神。

Japan Night開始前についてしまいましたので、ニューヨークニューヨークのカジノでスロットをやってみて、$50あっという間になくなりました。
ビギナーズラックはありませんでした。

Japan Nightでうろうろしていると「ヤマムギさんですか?Youtube見ました!」って声をかけていただきました。
嬉しい!アウトプットしてて良かった!って思う瞬間です。
ほんと嬉しいのでどこでもいつもでお声がけください。ありがとうございます!

Japan Night中は主に、最近知り合った人ともともと知ってた人に紹介してまわってました。
人と人が繋がるのってどこかで何かが起こるかもしれないので楽しいですね。

 

NetApp Reception

21時すぎぐらいにJapan Nightを後にして、ベネチアンへ徒歩で戻りながらほかの参加者さんたちといろいろ話をしました。

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22時頃にNetAppさんが開催されているレセプションでFlight Club at the Grand Canal Shoppes at the Venetianに到着しました。
NetApp藤原さんがホストをされてたので、こちらも日本の皆さまが参加されていまして、皆さんでダーツとお酒ではじめましてのご挨拶をしたりre:InventやAWSについてお話ししたりしました。

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翌朝は5時から5kmマラソンへ向かうので24時前にはホテルに戻って就寝しました。
最後の写真はコンビニのブリトーとツナサラダとゆで卵2個でしたので、きっとお腹が空いてたんだと思います。

 

最後に弊社のAWS認定トレーニングのご紹介をさせてください!

 

トレノケートのAWS研修(AWS認定トレーニング)

 

トレノケートのAWS認定トレーニングでは、AWS社の厳格なテクニカルスキル及びティーチングスキルチェックに合格した認定トレーナーがコースを担当します。AWS初心者向けの研修や、AWS認定資格を目指す人向けの研修をご提供し、皆様のAWS知識修得のサポートをいたします。
トレノケートのAWS研修(AWS認定トレーニング)はこちら


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山下 光洋(やました みつひろ)

トレノケート株式会社 講師。AWS Authorized Instructor Champion / AWS認定インストラクター(AAI) / AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル /AWS認定DevOpsエンジニア - プロフェッショナル / AWS 認定デベロッパー - アソシエイト / AWS 認定 SysOps アドミニストレーター - アソシエイト / AWS 認定クラウドプラクティショナー / kintone認定 カスタマイズスペシャリスト他。AWS認定インストラクターとしてAWS認定コースを実施。毎年1,500名以上に受講いただいている。AWS 認定インストラクターアワード2018, 2019を日本で唯一受賞。著書『AWSではじめるLinux入門ガイド』(マイナビ出版社)。共著書『AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー』(SBクリエイティブ社)。前職では2016年にAWS Summitにパネラーとして参加。その前はLotus Technical Award 2009 for Best Architectとして表彰されている。また、各コミュニティの運営にも個人的に関わり、勉強会にてスピーカーや参加をしている。

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