【PMP合格体験記】第7回:PMP®試験と英語
3ヶ月でPMP®に合格!?
プロジェクトマネジメントのコースを担当している講師が、PMP®に合格するまでの道のりを綴ります。
前回の記事はこちら≫ 【PMP合格体験記】第6回:おすすめ勉強方法&書籍・問題集
PMP®試験に英語は必要?
PMP(R)試験の受験を目指しているお客様とお話をしていて、時々聞かれるのが「英語は必要ですか?」という質問です。
結論から申し上げますと、
試験の申込時に英語は必要となりますが、試験自体は日本語が併記されるので英語は必要ではありません
というのが答えになります。
PMP(R)試験の申込詳細については、第4回のコラムに記載しておりますので、ご参考にしてください。
PMP®試験は日本語が併記される
PMP®試験申込時に補助言語として日本語を選択する
「試験では日本語が併記」と申し上げましたが、これは、申込時に補助言語として日本語を選択すれば、英語と日本語が併記される、という意味です。
PMP®試験は、米国のPMI®という団体が実施する試験なので、あくまで英語がスタンダードで、補助言語として各国語に翻訳されているという形になります。
ひと昔前は、この翻訳の出来具合が今一つで、「日本語を読んでも良く分からない」とか「いっそう英語を読んだ方が分かりやすい」といった声も聞かれましたが、最近はかなり分かりやすくなりました。
少なくとも私が受験した際には「日本語が分かりにくくて、回答に苦慮した」ということはありませんでした。強いて言えば、仮定法過去完了の表現、たとえば「あなたはどうすべきだったのか」といった内容の問いに若干の分かりにくさを感じましたが、問題となるようなレベルではありませんでした。
ビジネスシーンにおける英語の必要性は増している
ただ、グローバル化が進んでいく世の中で、英語の必要性は増すばかりです。一部の大手企業で「社内の公用語が英語になった」というニュースは読者の皆様もご存知でしょうし、実際に皆様の身の周りでも英語の必要性を感じる機会が多くなっているのではないでしょうか。
これまでのコラムの中でも述べております通り、PMP®試験に合格するには、ある程度時間を取って学習をして頂くことが必要です。学習を進めている、あるいは興味をお持ち頂いているのであれば、まずはPMP®資格の取得に向かって引き続き学習を進めて頂きたい、というのが、著者の切なる願いです。
また、PMP(R)資格を取得された後には、ぜひ英語の学習も同じくらいの熱心さで進めて頂きたいと考えています。
国連難民高等弁務官としてお仕事をされていた、緒方貞子さんはご自身の著書「私の仕事」の中で、以下のように述べられています。
若い世代に申し上げたいことは、国際社会で言葉はとても大切だということです。しっかりした言語能力がなければ、実のある活動はできません。