catch-img

[re:Invent 2021] Amazon EBS 関連アップデートで気になったもの

 

この時期になるとブログに登場する AWS 認定インストラクターのたかやまです。

今年も、re:Invent が始まりました。

初日からいくつか面白そうなサービスや機能が発表されましたが、今回は Amazon Elastic Block Store (EBS) で気になったアップデートをまとめてみます。

AWS re:Invent について

AWS re:Invent をご存知ではない方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単にご紹介をしたいと思います。 

AWS re:Invent とは、毎年12月頭に開催される AWS の世界規模のイベントです。昨年は、すべてオンラインでの開催でしたが、今年はラスベガスでお祭りのようにオフライン開催と、世界中から無料で参加できるオンライン開催のハイブリッドとなっています。

毎年、この時期に合わせて AWS の新サービスや新機能が大量に発表されることでも有名ですが、今年もしっかりアップデートのキャッチアップが追いつかないです。

Amazon EBS 関連アップデート

初日に発表されたアップデートの中で、EBS 関連に面白そうなアップデートがいくつかあったのでご紹介します。

Amazon EBS Snapshots introduces a new tier, Amazon EBS Snapshots Archive, to reduce the cost of long-term retention of EBS Snapshots by up to 75%

EBS のスナップショットは、これまでも AWS 管理下の S3 バケットに格納されていました。今回のアップデートによって、一定期間保存する必要がある EBS スナップショットを Archive Tier に保存することでコストダウンを達成できるようになりました。トレードオフとしては、スナップショットから ボリュームを復元するには アーカイブからの復元の時間が必要になる。という点ですね。仕組みとしては、S3 Gracier に移動している。というところでしょうか。

推奨としては、90日以上保存する必要があり滅多にアクセスすることがないスナップショットとなっています。リテンション期間(保持期間)が90日なので納得です。

現時点では、アーカイブへの変更を自動化するにはスクリプトを組む必要がありそうですが、将来的には Amazon Data Lifecycle Manager などで出来るようになるんでしょうか。

参考:AWS 公式サイト「Amazon EBS Snapshots introduces a new tier, Amazon EBS Snapshots Archive, to reduce the cost of long-term retention of EBS Snapshots by up to 75%」

Recover from accidental deletions of your snapshots using Recycle Bin

そして、こちらは EBS スナップショットのゴミ箱機能が追加されたというニュースです。間違えて消してしまってもゴミ箱から復旧できますよ。ということですが、事前に保持ルールを設定しておく必要があります。

reinvent2021ebs_037-1

適用する対象をタグで絞れて、保持期間を設定できます。「ゴミ箱」というダッシュボードになっている点と、リソースタイプ(現在は、EBS スナップショットだけ)を選択できる点を考えると、S3 や AMI などほかの AWS リソースにも対応していく用に見えますね。

reinvent2021ebs_037-2

ゴミ箱には、「ゴミ箱をクリアする」というようなアクションはないので保持期間が経過すると自動で削除されそうです。これなら、ゴミ箱の中がカオスになることは防げそうです。

仕組みとしては S3 のライフサイクルルールで管理されていそうです。

参考:AWS 公式サイト「Recover from accidental deletions of your snapshots using Recycle Bin」


以上、ここまでで気になった EBS 関連のアップデートでした。

トレノケートのAWS研修(AWS認定トレーニング)

トレノケートのAWS認定トレーニングでは、AWS社の厳格なテクニカルスキル及びティーチングスキルチェックに合格した認定トレーナーがコースを担当します。AWS初心者向けの研修や、AWS認定資格を目指す人向けの研修をご提供し、皆様のAWS知識修得のサポートをいたします。
トレノケートのAWS研修(AWS認定トレーニング)はこちら


▼AWS初心者の方は、       AWS Cloud Practitioner Essentialsから!
座学中心の研修で、AWSを初めて学ぶ方や、営業などで提案に関わる方におすすめです。
「AWS Certified Cloud Practitioner」資格取得を目指す方の基礎知識修得にも最適です。
→ AWS Cloud Practitioner Essentials 詳細・日程はこちらから

 

髙山 裕司(たかやま ゆうじ)

トレノケート株式会社 講師。AWS 認定インストラクター。AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト / AWS 認定クラウドプラクティショナー。生粋の猫派。

無料ダウンロード

オススメコンテンツ

オススメ記事

AWS プロジェクトマネジメント PMP 人材育成 田中淳子 Microsoft ITスキル ビジネススキル PMBOKⓇ IT資格 山下光洋 クラウド 人材育成応援ラジオ AMA コミュニケーション Azure 人材開発用語集 AWS認定トレーニング PMBOK®ガイド入門 新入社員 横山哲也 DX re:Invent セキュリティ AI(人工知能) PMP試験問題に挑戦 イベント・セミナー スキルアップ Cisco PMBOKⓇガイド 第6版 試験体験記 キャリア PMBOK®ガイド第6版の変更点 人材開発 CCIE CCNA 生成AI 研修 AI人材 IT人材 DX人材育成 テレワーク ネットワーク リモートワーク 人材トレンド GCP PMP(R)試験問題 第6版対応 PMP合格体験記 Windows Server voicy リーダーシップ AWS_Q&A Active Directory IT資格解説 アセスメント デジタルビジネス ヒューマンスキル 人気コースランキング 大喜利 部下の育成 PMの心得 reinvent2023 グローバル人材 プログラミング リスキリング 新入社員研修といえば ITエンジニア IoT OJT reinvent2022 1on1 AWS_DiscoveryDay CCNP Security Windows PowerShell クリエイティビティ コーチング 試験Tips AWSトレーニングイベント Google Cloud ITインフラ PMP試験対策一問一答 ダイバーシティ プロジェクト プロトタイプビルダー 新入社員研修 試験対策問題 GCP無料セミナー Google Cloud Platform G検定 Linux Power Platform oVice アワード クリティカルシンキング サンプル問題 ステークホルダー ディープラーニング リーダー ワーケーション