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AWS re:Invent 2019参加レポート5~The QUAD、re:Playなど(12/5)~

皆さま、お年玉のご準備はいかがでしょうか?
いくつになっても欲しいもんですね。
ラーニングサービス本部 テクニカルトレーニング第1部の山下です。
12/1~12/8までラスベガスで開催されました、AWS re:Invent 2019に参加いたしました。
このブログはワーナーさんのキーノートやre:Playが行われた12/5の記録です。
現地の雰囲気が少しでも伝わりましたら幸いです。

目次[非表示]

  1. 1. ストリップランニング
  2. 2. Keynote with Dr. Werner Vogels
  3. 3. The QUAD
  4. 4. RoboMakerワークショップ
  5. 5. re:Play

 

ストリップランニング

ストリップというのはラスベガスのメインストリートです。
北の方へ行くと、三叉路にラスベガスのシンボルマークもあります。
せっかくなので早起きして走ってみました。
なぜか行きの記録が出来なかったので帰り道のみです。

 

 

Keynote with Dr. Werner Vogels

今日はワーナーさんのキーノートです。

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DJさんの音の作り方なのか、PAさんなのか、開始前ものすごい重低音でした。

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ワーナーさん登場で、キーワードが表示されました。

there's no compression algorithm for experience

「経験のための圧縮アルゴリズムはない。」
経験するためには、やるしかないんですよね。
経験するためのショートカットなんかないんですよね。
誰かの事例を待ってからしか試さない、動かない、じゃなくて、自分たちで手を動かして、より良い失敗を繰り返して、そしてブラッシュアップしていく、一早く体験していく、経験していくんですよね。

AWSのAuroraが好き、Lamndaが好きとか色々あるんですが、結局何が好きって、この人たちの考え方が好きなんだなと再認識した瞬間でした。

そして冒頭では、13年間取り組んできたことについて話すとも仰ってました。
変わるものと変わらないものも定義していて、変わらないものは、コスト、セキュリティ、パフォーマンス、スケーラビリティ、オペレーション、という取り組むべき対象。
これそものがWell-Architected Framework 5本の柱ですね。

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従来のVirtual Machineでは、ゲストOS同士がネットワークをとりあっていた。
仮想化を再び考え直す必要があった。
従来の仮想化では同じハイパーバイザーが各コンポーネントを管理していた。
新たな考え方として、PCIバスのようなハードウェアAPIを使用して、仮想化もマイクロサービスの考え方で設計をする。
Nitro Step1として、2013年C3インスタンスでは、ネットワークコンポーネントを別のカードに分けた。
Nitro Step2では、C4インスタンスで、EBS処理を別カードに分けた。
Nitro Step3では、C5インスタンスで、ローカルストレージ処理を別カードに分けた。
NItro Step4では、管理、セキュリティ、モニタリングを別カードに分けた。
そして最小化されたハイパーバイザーを再構築した。
そしてEBSのIOPS、スループットの最適化をもたらし、ネットワークの最適化をもたらした。

Trust no one: No Dom0 特権ゲストは必要ない、そのほうが安全ということでしょうか。
確かに不要な特権はリスクでしかないです。
Trust no one: encrypt by default 全てはデフォルトで暗号化する。
Trust no one: not even your guests ゲストさえもない。

NitroはAWSのやり方を変えたゲームチェンジャー。

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Fargateを使わないEKS(EC2タイプ)で構成しているトリビアアプリにここにいる人達が急激にアクセスしたら、必要なポッドを実行するためのインスタンスはスケールしていくが、トラフィックが処理できるようになるまでに起動後の時間を要する。
トラフィックに対して必要なインスタンス数が下回る時間が発生してしまう。
スケールインしていくときにも遅れる傾向にある。
Fargateを使うことでこの懸念は解消される、完全にリアルタイムではないがトラフィックの変化に多数のポッドがすぐに反応する。

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Lambdaを使うことで数週間や数日間でリリースができる。
並列性、起動時間の短縮などなどサーバーレスで実現してきた。
サーバーレスはスタートアップの開発を短縮させると思っていたらそれだけではなかった。
エンタープライズが多く採用し始めた。
自分もLambda, API Gateway、すぐに使い始めました。
無理して使うイメージなんか、ありませんでした。
使うことにメリット以外何も感じられなかったからです。
ですので、使ってほしいってRFPをだしたり、新要件で使ってみてとお願いして断られたときにも不思議で仕方がなかった。
もしかしたら自分が致命的な間違いをしているのか不安になったりもしましたが、外に出ていけば(当時はAWS Summit 2016ですが)、そこではサーバーレスという新しいアーキテクチャに興奮している人たちで溢れかえっていました。

このキーノートを聞いている今ならこう思います。
「経験のための圧縮アルゴリズム」を求めている人たちには、新しくそしてとてつもなく便利な技術が受け入れられなかっただけだったのだと。

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ヴァンガード社では、複雑なグローバルデータセンター、数千のメインフレームサーバーとストレージ、数千のアプリと5万のエンドポイント、それらを運用開発する5,000人のエンジニア。
2015年に3人のアーキテクトがre:Inventに参加した。
彼らが持ち帰った情報によって、懸念は払拭できると知り、AWSを選択した。

そして、2016年当初のAWSへ移行する前のアーキテクチャが上のスライドで、100万のコードのモノリシックアプリケーションが30~40あった。

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いくつかの段階を経て、上図のようなクラウド最適化されたアーキテクチャに移行された。
これだけ大規模な企業が3年でこのような移行をされたことって、すごいですね。
ただただ圧倒されました。
このスライドよりも先があるので、ぜひ動画を見ていただきたいと思います。

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S3を最初に設計しはじめたとき、最初の半年で保存されるであろうストレージ容量は、その倍を最初の月で使い果たした。
S3は開始当初8のマイクロサービスから構成されていた。
それが262のマイクロサービスで構成されるようになった。
機能を増やす時に、既存のマイクロサービスを拡張するのではなく、マイクロサービスを増やすことで機能を増やしている、まさにマイクロサービスアーキテクチャらしい拡張を続けている。

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Amazonがどのようにスケーラビリティを確保してきたか、どのように信頼性を高めてきたか、運用を洗練してきたか、迅速にデプロイしてきたか、これらの情報を公開するビルダーズライブラリが発表されました。
Amazonが学んできたことを役立てることができます。

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SAILDRONEは海に浮かび風力も使い推進するロボット。
様々なデータ収集が可能。
AWSの様々なサービスを組み合わせている。
南極大陸を196日間航行した。
衛星経由でSAILDRONEと通信している。
次は海底調査を考えておられるらしい。
海底は85%が未調査。
問題は大きいほうがソリューションも大きいと。

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ニコラスケイジの枕カバー??
もしも欲しければあなたは2日間で手に入れることができる?
これは欲しい物があればAIによってすぐに探し出されて買うことができますよという意味だったんですかね。
どうだろう。

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現場の安全と効率の改善を行った事例。
センサーはあったが今まではアラームが鳴ってから確認して、場合によっては工場を中断した。
危険な現場で、安全のためロボットを配備した。
AWS IoTでロボットの状態を遠隔監視している。

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フォルクスワーゲンさんでは、全世界122の工場をクラウドで管理していく。
工場のありとあらゆるものをAWSにつないでデータを収集して、AWS上にはクラウドフォルクスワーゲンを作る。
そこでアプリケーションを開発し工場へ反映し、工場の最適化と安全を図る。
工場ではロボットが車を製造して、クラウドベースの従業員がこれらを管理する。
アーキテクチャにはOutpostsも含まれていました。

 

The QUAD

キーノートも終わりまして、アリアのThe QUADはまだ行ってませんでしたので、展示を見にいくことにしました。

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右側に2つ見えているのがアリアです。
ものすごく大きいです。

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QUADに入ると、すぐにDeepRacerタイムトライアルコースがあったのですが、これについては別記事で「祝!DeepRacerで初1位になりました~re:Invent2019~」に書きましたので、ぜひご覧ください。

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Nutanixさんブース。
personでhappyです。

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QUADの奥にConnected Homeコーナーがありました。

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センサー付芝刈り機。

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センサー付BBQコンロ。

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コンロIoTのアーキテクチャ。

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PhilipsさんのHSDP(Health Suite Digital Platform) ヘルスケアのためのクラウドベースIoT・

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ひげそりや、歯ブラシがクラウドにつながって、ディスプレイは鏡。

 

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Connected Homeを見学したことで、SWAGでTシャツいただきました。

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他にはドローンや、

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Sumerian ARの展示もありました。

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昨日とは打って変わっていい天気です。

 

RoboMakerワークショップ

ROB304-R1 - Rise of the machines: Bring artificial intelligence to your robot

手順はこちらhttps://robomakerworkshops.com/jetbot-ml-workshop/です。

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こちらがロボットです。

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アーキテクチャはこちら。

 

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最後のRoboMakerデプロイ中にタイムアップ。
これを手元でやるには、このあたりを買うべきか。

https://www.waveshare.com/product/robotics/jetbot/jetracer-ai-kit.htm

 

re:Play

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各ホテルからシャトルバスも出てますが、ベネチアンから2kmぐらいですので、歩いていきました。

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SUPERNOVA STAGEがDJさんで、INFINITY STAGEがバンドさんです。
私はずっとINFIITY STAGEにいました。
Miya Folickさんのドラムさんがすごく好きな感じで、ずっとドラムだけ見ててもいいぐらいでした。
それにバンドサウンドが乗っかってるのでなおさら好きでした。
次のJamestown Revivalも好きでした。
途中でドリンクバー行ったときにちょうど跳ねた感じの曲だったので、隣でドリンク待ってた海外の見知らぬ方と肩組んで踊ってました。

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ちょっと寒かったので暖炉のコーナーとかもありました。
飲み放題、食べ放題で、Tシャツも2種類もらえました。

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ここまでくるといよいよre:Inventももうすぐ終わりですね。
最後まで思いっきり勉強して思いっきり遊んで帰りたいと思います。

 

トレノケートのAWS研修(AWS認定トレーニング)

トレノケートのAWS認定トレーニングでは、AWS社の厳格なテクニカルスキル及びティーチングスキルチェックに合格した認定トレーナーがコースを担当します。AWS初心者向けの研修や、AWS認定資格を目指す人向けの研修をご提供し、皆様のAWS知識修得のサポートをいたします。
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山下 光洋(やました みつひろ)

トレノケート株式会社 講師。AWS Authorized Instructor Champion / AWS認定インストラクター(AAI) / AWS 認定ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル /AWS認定DevOpsエンジニア - プロフェッショナル / AWS 認定デベロッパー - アソシエイト / AWS 認定 SysOps アドミニストレーター - アソシエイト / AWS 認定クラウドプラクティショナー / kintone認定 カスタマイズスペシャリスト他。AWS認定インストラクターとしてAWS認定コースを実施。毎年1,500名以上に受講いただいている。AWS 認定インストラクターアワード2018, 2019を日本で唯一受賞。著書『AWSではじめるLinux入門ガイド』(マイナビ出版社)。共著書『AWS認定試験対策 AWS クラウドプラクティショナー』(SBクリエイティブ社)。前職では2016年にAWS Summitにパネラーとして参加。その前はLotus Technical Award 2009 for Best Architectとして表彰されている。また、各コミュニティの運営にも個人的に関わり、勉強会にてスピーカーや参加をしている。

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