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問題9:マイナスのリスク(脅威)への対応戦略【PMP(R)試験対策問題 一問一答】

トレノケートオリジナルのPMP(R)試験対策問題を一部公開しています。
新傾向問題を踏まえた内容にしていますので、試験対策にぜひご活用ください。
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問題

プロジェクトの状況から、どのリスク対応戦略を採用すべきか、適切な組合せを選択してください。


<対応戦略>

  • A.受容
  • B.軽減
  • C.エスカレーション
  • D.回避

 


<具体例>

  • a.自プロジェクト以外にも、社内の複数のプロジェクトで契約を結んでいる外部委託先が資金繰りに苦戦しており、事業継続が難しい状況にあるらしい、という噂を耳にした。
  • b.委託先企業から納品予定の成果物について「品質を満たせない恐れがある」という報告を受けたが、社内のメンバーから「その成果物を利用する箇所を極小化し、顧客が受容可能なレベルにすることができる」との報告を受けた。
  • c.プロジェクトの成果を分割して移管しており、5回目の開発と移管を終え、次の開発に入ったタイミングで、「ライバル企業が業界のシェアを独占するほどインパクトの大きい製品をリリースするのがほぼ確実で、その場合、このままプロジェクトを進めても、期待していた成果を得られない可能性が高い」という確度の高い情報を入手した。
  • d.荒天によりプロジェクトが遅延する可能性はあるが、プロジェクトを実施している地域の気候は非常に安定しており、過去50年間の統計を確認しても、プロジェクトに致命的な影響を及ぼすような荒天が生じたことがないことが判明している。

 

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正解

  • A.受容
    d.荒天によりプロジェクトが遅延する可能性はあるが、プロジェクトを実施している地域の気候は非常に安定しており、過去50年間の統計を確認しても、プロジェクトに致命的な影響を及ぼすような荒天が生じたことがないことが判明している。

  • B.軽減
    b.委託先企業から納品予定の成果物について「品質を満たせない恐れがある」という報告を受けたが、社内のメンバーから「その成果物を利用する箇所を極小化し、顧客が受容可能なレベルにすることができる」との報告を受けた。

  • C.エスカレーション
    a.自プロジェクト以外にも、社内の複数のプロジェクトで契約を結んでいる外部委託先が資金繰りに苦戦しており、事業継続が難しい状況にあるらしい、という噂を耳にした。

  • D.回避
    c.プロジェクトの成果を分割して移管しており、5回目の開発と移管を終え、次の開発に入ったタイミングで、「ライバル企業が業界のシェアを独占するほどインパクトの大きい製品をリリースするのがほぼ確実で、その場合、このままプロジェクトを進めても、期待していた成果を得られない可能性が高い」という確度の高い情報を入手した。

     

解説

自プロジェクト以外にも影響が及ぶ恐れがあるのであれば、プロジェクトレベルではなく、その上のプログラムのレベル、あるいはさらにその上のポートフォリオのレベルにエスカレーションして、対応を促す必要があります。

品質を満たせないリスクを極小化できるのであれば、それは軽減にあたります。軽減は「リスクの発生確率」「リスクが発生した場合の影響度」を受容可能なレベルまで下げることです。

期待した成果を得られないのであれば、スコープの縮小を伴う回避を選択することが妥当です。回避は脅威を全面的に除去し、発生の可能性をゼロにするために、例えば「プロジェクトマネジメント計画書を変更する」といった対応を取ります。

発生の可能性が極めて低かったり、発生してもプロジェクトへの影響が軽微であったりする場合、受容を選択します。選択肢で述べているのは受容の中でも、具体的な対応を取らない、受動的受容の例を表しています。

 

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横山 昇(よこやま のぼる)

トレノケート株式会社 講師。PMI®認定PMP® (Project Management Professional)。大手物流企業の社内SEを皮切りに、大手SIer、ITベンチャー企業数社を経て、現職に至る。 現在は、若手向けのプロジェクト入門コースから、プロジェクトマネジメントの基礎コース、応用コースまで対応。 「楽しくなければ、身につくはずのものも身につかない」をモットーに、日々明るく楽しい研修になるよう心掛けている。 趣味は旅行。「きれいな景色と温泉とトレッキングとローカル線」を求める渋い旅が好き。

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