【 受講体験談 】複数社合同新入社員研修「MIX TRAIN®」Javaアプリケーション開発コース
本記事では、トレノケートが提供する新入社員研修「 MIX TRAIN® 」について、実際の体験談を交えてご紹介します。
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皆さんこんにちは!
2024年卒、IT未経験でトレノケートに新入社員として入社したWと申します。
大学では心理学とプロジェクトマネジメントを学ぶ一方、塾講師のアルバイトを通じて受験生を指導していました。
そんな私が、トレノケートの「MIX TRAIN® 」のJavaアプリケーション開発コースを受講し、研修内容や大変だったことなど、感想を紹介致します。この記事を読んで「MIX TRAIN®ってこんな感じなのだな」とイメージを持っていただけたら嬉しいです!!
「MIX TRAIN ® 」Javaアプリケーション開発コースの概要
「MIX TRAIN®」とは、複数の企業から集まった新入社員が合同で受講する研修プログラムです。
対象コースは「インフラ基礎・実践」と「Javaアプリケーション開発」の2種類です。
このうち、私が受講したJavaコースは、Javaに関する基本知識の習得からECサイトの構築まで一連の流れを、演習を通し実践できるカリキュラムでした。
研修初日の心境
研修初日、私の中では期待と不安が入り混じっていました。未経験のIT分野が学べることへの期待と、周りの受講者から遅れをとってしまわないかという不安からです。
しかし、約30人の受講者が一緒に学ぶクラスの雰囲気は、和気あいあいとした空気が流れていました。おかげで自然と緊張感が和らぎ、リラックスして研修に臨むことができました。
Java の基礎学習
最初の数週間は、Javaの基礎から始めました。変数、データ型、演算子といった基本的な要素からアルゴリズムまで幅広く学習しました。
ここでは複数の繰り返し処理(for文、while文、do-while文)の使い分けについて理解するのに苦労しました。特に、どの繰り返し制御文を使うべきか、どのケースに最適かを把握するのは難しかったです。
しかし、毎日の復習で具体的な例題を解き、講師に質問して疑問点を解消するうちに、ループの使い分けが明確になり、効率的にコードを書くスキルが身につきました。
サーブレット・JSPの複雑さに苦しむ
日々、受講と並行して自学自習を重ね、プログラミングに対して論理的に考えることを心掛けてきたおかげで、研修は順調に進んでいました。プログラミングのテストはすべて満点、オプションとして用意されていた難易度の高い復習問題も自力で解けるレベルになっていた私は、研修に対する「油断」がありました。
サーブレット・JSPとは、Webアプリケーションのバックエンドを支える技術で、それまで学習してきたデータベースプログラミングやシステムプログラミングとは異なる特有の複雑さがありました。特にリクエストパラメータの取得やセッション管理の方法が直感的に理解できず、手が止まってしまいました。
焦った私は、周りに悟らないよう、テスト前までに何とかこの状況を打破しようと、一度学習の手を止め、今一度自分自身に何が足りていないのか考えました。
各技術要素のつながりと全体像を理解する重要性
そして私はあることに気づきました。
「各要素のつながりが見ていない、全体像の把握ができていない、、、」
それまでは、各要素を学ぶとその都度アウトプットができるような学習が殆どでした。しかし、サーブレット・JSPの学習はWebアプリケーション全体の流れを理解し、その中で各要素がどのように連携しているのかを把握する必要がありました。これまでの学習方法では、この「全体像」を掴むことができていなかったのです。
そこで私は、各要素の理解を一つ一つ完璧にするというよりも、全体の流れと実現することを把握し、その上で各要素の機能や意義を補完するという学習スタイルに切り替えました。「この技術でこれが実現できる」という素朴な理解に基づく考え方から、「この課題に対しこの技術とあの技術でこうしたい」といったアプローチの仕方まで、考えを巡らせながら取り組めるようになりました。自分自身としても、目に見えて理解が深まるようになったと感じます。
研修を終えた今、自信を持って言えるのは、どんなに高度な技術でも一つ一つの要素を全体の流れと結び付けて把握することで解決の糸口が見えてくるということです。最初は難しく感じたサーブレット・JSPも、理解が進むにつれて楽しさが増し、自分の成長を実感できる貴重な経験となりました。
Webアプリケーション(書籍販売ECサイト)の開発
研修の後半では、サーブレット・JSPを使用して、チームでのWebアプリケーション(書籍販売ECサイト)の開発に取り組みました。
開発演習では、要件定義から設計、プログラミング、テストまでシステム開発における全工程を経験しました。
その中でも特に紹介したいのが要件定義における「顧客ヒアリング」です。
要件定義と顧客ヒアリング
「顧客ヒアリング」とは、顧客のシステムに対する要望を聞き出し要件として明確にする演習です。プログラミングと比べると一見簡単に思われるかもしれませんが、実際には非常に難易度が高いものでした。
特に難しかったのは、顧客の要望を要件として正確に理解することです。
顧客が示す要望は曖昧で具体性に欠けるものであることが多く、質疑応答を通じて要件として明確化する必要がありました。また、顧客要望が変更・追加されることも多く、迅速かつ柔軟な対応が求められました。
ビジネスシーンで求められる、顧客やメンバーとのコミュニケーションを体験できた
この「顧客ヒアリング」を通じて学んだ最も重要なことは、コミュニケーションの重要性です。顧客要望に対し、内容を理解し最適解を協議することでプロジェクトが前進することを実感しました。また要件の解像度の高さが、後続の設計や開発に大きな影響を与えることも実感しました。
私たちのチームは、顧客要望を抜け漏れなく収集できるよう入念にヒアリングをし、収集した要望に対する要件確認を徹底しました。その結果、設計や開発段階での無駄な修正や再作業を防ぐことができたと考えています。
このような実際の開発工程に即した演習を通じて、実務イメージをつかみつつ、体系的にJavaを学習できました。さらに「顧客ヒアリング」を通じてビジネスシーンで求められるコミュニケーションを体験することが出来ました。「チームでの開発」を通じて役割分担や意見調整など、実際の業務に役立つスキルを磨く貴重な機会となりました。
複数社合同新入社員研修 MIX TRAIN®
今回私はアプリケーション開発エンジニア育成向けのJavaを受講しましたが、インフラコースもあります。
長くなりましたが、私がMIX TRAIN® を受講した体験談でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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