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【2023年5月版】シスコ継続教育プログラム ポリシー&ルール

大切なアップデート (2024年1月17日追記)

 

2023年11月28日より、CEポータルの自動化にともないトレーニング受講後のCEクレジット申請が不要となりました。
2024年1月現在の「シスコ継続教育プログラム」の詳細や再認定の手順についてはこちらのページをご確認ください。
https://www.trainocate.co.jp/reference/cisco/ce-program.html

 

初期のシスコ継続教育プログラムがローンチして間もなく6年が経過します。
近年、本プログラムは徐々に認知され、シスコ技術者認定の更新方法として活用する方が増えてきました。


以前、シスコ技術者認定の取得を検討されている方、シスコ技術者認定を保有されている方、シスコ技術者認定の有効期限が近付いている方向けにシスコ継続教育プログラムについてご紹介しました。

 

CE*クレジット(以下クレジット)を申請してシスコ技術者認定を更新するには、いくつかのポリシーとルールがあります。今回はシスコ継続教育プログラムのポリシーとルールについてまとめました。

*CE:Continuing Education(継続教育)

目次[非表示]

  1. 1. クレジット獲得方法
  2. 2. トレノケート独自の取り組み
  3. 3. シスコ継続教育プログラムのポリシーとルール
  4. 4. TIPS: シスコ技術者認定を複数保有している場合
  5. 5. 最後に...
  6. 6. 参考サイト

 

クレジット獲得方法

クレジット獲得方法にはいくつか種類があります。

  • シスコ認定ラーニングパートナーでトレーニングを受講
  • シスコE-learningを購入しトレーニングの修了証を取得
  • シスコ技術者認定の試験開発へ参加し、アイテムが承認された場合
  • シスコLiveのプログラムに参加

トレノケート独自の取り組み

トレノケートは、シスコオリジナルコース以外に自社で開発したコンテンツをシスコから承認を得て、DW(デリバティブワークス)コースとして提供しています。日本で最も多くのDWコースを展開しています。

また、13のDWコースはシスコ継続教育プログラムのクレジット対象コースとしても認められているため、シスコ継続教育プログラムのクレジットを獲得することができます。

例)CCIE の更新(120クレジット)
HELBC1(40)+HELBC2(40)+HELBC3(40)


新しいテクノロジー領域の学習、すでに習得されている技術のアップデート、上位のシスコ技術者認定試験の準備に向けた特定テクノロジーの深い技術の習得、様々なハンズオン演習を通じて技術のブラッシュアップなど、ご自身のゴールにあったコースを受講しながら、シスコ技術者認定プログラムのクレジットを獲得し、保有されているシスコ技術者認定を更新することが可能です。

各コースのクレジット数はこちらから確認ください。

シスコ継続教育プログラムのポリシーとルール

クレジットはCEポータルサイトから申請します。

  1. クレジットの申請を行うには、CE ポータルにログインし、Continuing Education User Agreement の諸条件に同意する必要があります。
  • 検証のため、クレジットの申請は対象となる活動に使用したCisco.comアカウントから提出する必要があります。
  1. シスコ継続教育プログラムは、アソシエイト、スペシャリスト、プロフェッショナル、エキスパートのいずれかのシスコ技術者認定をお持ちの方を対象としています。
  • シスコ継続教育活動は、認定の有効期限が切れる前に完了する必要があります。
  • CEポータルにアクセスしたことがある場合、認定の有効期限が切れた後でも、ポリシーに従って、クレジット申請を提出することができます。
  • 認定の有効期限が切れた後に申請されたクレジット(有効期限前に完了した活動)は、活動完了日に基づいて再認定に遡及して適用されます。

 

例)XさんのCCNAは2023年3月9日に有効期限を迎えました。

<ケース1>

CEポータルにアクセスしたことがあり、2023年2月27日から2023年3月3日にCCNAを受講し、2023年3月15日にクレジットの申請をしました。

⇒シスコは2026年3月3日まで再認定します。

<ケース2>

CEポータルにアクセスしたことがあり、2023年3月13日から2023年3月17日にCCNAを受講し、2023年3月15日にクレジットの申請をしました。

⇒シスコは再認定しません。シスコ技術者認定の有効期限が切れる前に、対象となる活動を完了する必要があります。

<ケース3>

CEポータルにアクセスしたことがなく、2023年2月27日から2023年3月3日にCCNAを受講しました。

⇒CCNAの有効期限が切れる前にCEポータルにアクセスしなかった場合、CEポータルへログインすることができず、クレジット申請をすることができません。この場合、サポートリンクからシスコにケースをあげ、シスコ継続教育プログラムチームのサポートを得てマニュアルでCEポータルからクレジット申請ができるようにしてもらう必要があります。再認定は可能ですが時間を要します。

保有しているシスコ技術者認定をシスコ継続教育プログラムを活用して更新する場合は、前もってCEポータルにアクセスし、有効期限が切れる前にクレジットの対象となる活動を完了させ、少し余裕をもってクレジット申請をされることをお勧めいたします。

 

  1. シスコ継続教育クレジットの申請は、対象となる活動を完了してから1年(365日)以内に提出する必要があります。1年間の期限を過ぎてからクレジット申請はできません。
  2. 同じトレーニングを2回以上受講した場合、前回の受講・クレジット申請後に大きな改訂があった場合のみ、クレジットを申請することができます。トレーニングのマイナーバージョンアップを完了した場合、2回目のクレジットは申請できません。
  • v1.xでクレジットが付与された場合、同じトレーニングのv2.x、v3.xなどを後に修了した場合(例:PRNE 1.0とPRNE 2.0)、クレジットを申請することができます。
  • v1.0を取得した場合、v1.1、v1.2などの取得でクレジットは申請できません(例:ENCOR 1.0, ENCOR 1.1, ENCOR 1.2)。
  • 同じコースのカスタマー向けバージョンとパートナー向けバージョンの両方に対して、クレジットを申請することはできません。
  • アルファ・トレーニングを修了した場合、クレジットが付与されます。同じコースの正式リリース版を申請しても、クレジットは付与されません。
  1. 取得したクレジットは、アクティビティが完了した日から3年間有効です。
  2. 基準を満たした場合、再認証は最後の承認された活動が完了した日付に基づいて自動的に手続きされます。
  3. 新しい再認証サイクルが開始されると、クレジットはロールオーバーまたは失効します。
  • クレジットは、取得した順番に再認定に自動的に適用され、将来使用するために保有することはできません。
  • クレジットは、まず5単位ずつ適用され、その後必要に応じて1~4単位に分割して適用されます。単位を分割して複数の再認定サイクルに適用することはできません。
  • 未適用の継続教育クレジットの合計が5以上の場合、次の再認定サイクルにロールオーバーされ、クレジットの有効期限まで有効です。
  • 未適用のクレジットの合計が4以下である場合は、ロールオーバーされません。

例)シスコ継続教育を活用して保有しているシスコ技術者認定CCNP Enterpriseの更新

有効期限日:2021年3月10日

<1度目の更新
2021年1月にENCOR受講で64クレジット取得、2021年2月にENSLD受講で40クレジット取得

CCNP Enterprise更新に必要な80クレジット以上を満たしたため、受講したコースの順にクレジットが適用されます。
そのため、ENCORの64クレジットのすべて、ENSLDは40クレジットの内の16クレジットが使われ、CCNP Enterpriseが自動更新されます。

1度目に更新された有効期限日:2024年2月10日
ENSLDで残った24クレジットの内、20クレジットはロールオーバーされ、CEサイトに記載されている有効期限内であれば、次回の更新に使用することができます。

 

<2度目の更新
ENSLDからロールオーバーされた20クレジット以外に、2024年1月前半にENARSIで40クレジット取得、1月中旬にENAUIで24クレジット取得

CCNP Enterprise更新に必要な80クレジット以上を満たしたため、受講したコースの順にクレジットが適用されます。
そのため、ENSLDからロールオーバーされた20クレジット、次にENARSIの40クレジット、またENAUIの20クレジットが適用され、2度目のCCNP Enterpriseが自動更新されます。

2度目に更新された有効期限日:2027年1月20日
ENAUIで残った4クレジットはロールオーバーされません。次回の更新でシスコ継続教育を活用して更新する場合は、80クレジットの取得が必要となります。

 

<シスコ継続教育プログラムを活用する場合に推奨する事前確認>
CEポータルサイト (シスコ技術者認定のトラッキングで使用しているCisco.com IDを使用)にログイン
▶ シスコ技術者認定の更新期限を確認
▶ トレーニング受講またはE-learningを検討中のコースで獲得できるクレジット数の確認
▶ 2度目のシスコ継続教育プログラムを活用される場合は、ロールオーバーされているクレジットがあるか、またその有効期限の確認

  1. どのアイテムカテゴリーからでも取得できるクレジットの数に上限はありません。
  2. シスコは、継続学習の精神または継続教育プログラムの価値観に反すると判断した場合、クレジットの申請を拒否、拒否、または取り消す権利を有します。

TIPS: シスコ技術者認定を複数保有している場合

保有しているの認定のうち、最高レベルの認定を更新するために必要なクレジット数を獲得することで、保有している全ての認定に対して再認定が行われます。

例)XさんはCCNA、CCNP、CCIEを保有しています。

⇒全ての再認定を得るには、CCIEの再認定に必要な120クレジットの獲得が必要となります。

最後に...

シスコ技術者認定は1993年に誕生し、今年30周年を迎えました!

刻々と進化していくIT業界において、シスコ技術者認定は長年に渡りネットワークエンジニアにとってバリューのある資格として支持され続けています。トレノケートはシスコ認定ラーニングパートナーとして、今後も様々な目的をもってシスコトレーニングを受講されるお客様のサポートを続けて参ります。

シスコ継続教育プログラム、シスコトレーニングに関するお問い合わせはこちらから

トレノケートのCisco関連トレーニング

シスコ認定トレーニング
https://www.trainocate.co.jp/reference/cisco/index.html
トレノケートは日本で唯一のプラチナラーニングパートナーとして、シスコ認定コースをはじめ、お客様のご要望を受けて開発した速習コース、Cisco Merakiなどプロダクトに特化したコース、CCIEにチャレンジされる方向けのコースなど幅広く提供しています。

シスコ継続教育プログラム
https://www.trainocate.co.jp/reference/cisco/ce-program.html
シスコ継続教育プログラムは、シスコ技術者認定保有者向けのプログラムです。
シスコが定めたCE(Continuing Education)クレジットを満たすことで、試験を受けることなくシスコ技術者認定を更新できます。

CCNA 試験対策コース CCNA BOOT CAMP®
https://www.trainocate.co.jp/reference/cisco/ciscotopics/ccna/index.html
Cisco Certified Network Associate(CCNA)とは、シスコシステムズ社が実施するシスコ技術者認定です。
CCNAに合格することでITの幅広い基礎知識を修得し、ネットワークの管理に必要なスキルを保持していることを証明できます。
エントリーレベルのネットワークエンジニアをはじめ、すべてのITキャリアの方におすすめです。

無料ダウンロード資料

「シスコ継続教育プログラム まるわかりポケットブック」
継続教育プログラムについて分かりやすくまとめた資料を無料でダウンロードできます。
再認定の手順や、それぞれのシスコ認定の再認定モデルケース、再認定に向けたおすすめコースを詳しくご紹介。

ぜひ継続教育プログラムを活用して、スキルアップしながら技術者認定を更新しませんか?

◆このような方におすすめ◆
・シスコ技術者認定をお持ちの方、更新を控えている方
・シスコ継続教育プログラムについてこれから詳しく知りたい方
・継続教育プログラムについて、聞いたことはあるけれど利用を迷っている方

▼ダウンロードはこちら▼
https://blog.trainocate.co.jp/cisco_cep_entry

cisco_pocket

参考サイト

*掲載された社名、製品名は、各社の商標及び登録商標です。

石田 桃子(いしだももこ)

トレノケート株式会社、ベンダーアライアンスリード。 Cisco Learning Partner Organizationで約7年Learning Partner Channel Managerをした後、トレノケートでベンダーアライアンスチームを担当。

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