【PMBOK®ガイド入門】第23回:プロジェクト憲章作成プロセス
【PMBOKⓇガイド入門】では、グローバルナレッジの講師が「PMP® BOOT CAMP(弊社のPMP®試験対策講座)」の中でお話ししている内容を、少しずつご紹介してまいります。
PMP®試験対策、PMBOK®ガイドに関する知識の修得、プロジェクトの現場でご活用頂けますと幸いです。
プロジェクト憲章作成プロセスとは
今回のコラムから、いよいよPMBOK(R) Guide第5版で規定している47個のプロセスについて、1個ずつ言及してまいります。まずは「プロジェクト憲章作成」プロセスです。
プロジェクト実施の承認を得るプロセス
簡潔に申しますと、このプロセスは「プロジェクト実施の承認を得る」ためのプロセスです。プロジェクトを実施するには、人、金、時間等、多くのリソースが必要になります。従って、組織の中でそのプロジェクトを実施しようと考えたら、まずは組織の承認を得なければなりません。そのためのプロセスがこのプロジェクト憲章作成です。
憲章の「憲」が、「憲法」の「憲」なので、何か大仰なものに感じられるかもしれません。しかし、たとえ部分的にでもプロジェクトの立ち上げから携わったことのある方なら、組織の承認を得るための社内手続きを進めたことがあるのではないでしょうか。あるいは、先輩社員や上席者が手続きを進めるのを手伝う、あるいは見聞きしたことがあるのではないでしょうか。具体例を申しますと、「プロジェクト実施の承認を得るため、所定の手続きに沿って稟議をまわす」というのは、まさしく「プロジェクト憲章作成」プロセスに該当します。
組織のルールに従って進める
プロジェクトの承認を得るにあたっては、皆様が所属されている組織(会社、事業部、部門等)のルールがあると思いますので、それに従って進めて頂くのが最善です。
ご参考までにPMBOK(R) Guide 第5版では、プロジェクト憲章に記述すべき内容として、以下のような項目を挙げています。(以下、PMBOK(R) Guide第5版に記載されている内容から、著者が特に重要だと認識しているものを抜粋します。)
- プロジェクトの目的または正当性
- 測定可能なプロジェクト目標と関連する成功基準
- ハイレベルの要求事項
- 前提条件と制約条件
- 要約マイルストーン・スケジュール
- 要約予算
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