【PMP®試験問題に挑戦!】問題103:前提条件分析
【PMP®試験問題に挑戦!】はPMBOK®Guide第5版、2013年1月1日に出版された試験内容に対応しています。 |
【PMP®試験問題に挑戦!】では、[ASP]PMP(R)試験対策問題集から毎回1問をご紹介します。
問題
あなたはプロジェクト・マネジャーとして、前提条件分析を行いました。
その際の状況の説明として、正しいものを1つ選びなさい。
前提条件の不正確さ、不安定さ、矛盾、不完全さに基づき、
A. プロジェクトのステークホルダーを特定する
B. プロジェクトのアクティビティ定義を行う
C. プロジェクトのWBSを作成する
D. プロジェクトのリスクを特定する
正解
D. プロジェクトのリスクを特定する
解説
リスク特定プロセスのツールと技法のひとつである前提条件分析についての問題です。
前提条件が、不正確、不安定、矛盾、不完全な場合は、それ自体がリスクです。
たとえば、「お客様との契約が3月末に成立することを前提条件として、10月末の納期を約束している」とした場合、「3月末の契約成立」が不安定であると、10月末の納期が守れない可能性が出てきます。
正答以外の選択肢の、ステークホルダー特定、アクティビティ定義、WBS作成の各プロセスのツールと技法には、前提条件分析はありません。
< PMBOK®Guide第5版 11.2.2.4参照>
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中村 正明(なかむら まさあき)
トレノケート株式会社 / ラーニングサービス本部