日本語の呪縛
苛立つ上司
外国人の上司が日本人の部下に今期の売上の状況を聞きました。
部下が「今期は大雨で物流網がちゃんと機能せず、その上、この猛暑で・・・」と話し始めました。前置きが長いため上司は苛立ってきます。
日本で生まれ育った私たちは、論理的に話す方法を学校で学んできていません。また、日本語の構造は英語のように「主語+動詞」の形になっていないため、話しを最後まで聞かないとわかりません。
PRESモデル
そこでおすすめするのが、論理的に伝える手法の中から PRESモデル を紹介します。PRESモデルとは、次の4つの言葉の頭文字をとったものです。
Point (要点)
主張したいことのポイントを一言で述べる
Reason (理由)
主張の根拠となる理由を述べる
Example (例)
理由の根拠となる具体例や納得を促す例え話をする
Summary (まとめ)
以上のことを簡潔にまとめて述べる
実際にPRESモデルを使って述べると、以下のようになります。
- Point(要点) 「今回、〇〇を提案します」
- Reason(理由) 「なぜならば、・・」
- Example(例) 「例えば、・・・」
- Summary(まとめ) 「このようなことを踏まえて、〇〇を提案します」
論理的に「聴き」「考え」「話す」能力
多民族国家である米国では、子供の頃から論理能力を鍛えていると言われています。
論理的に「聴き」「考え」「話す」能力。グローバル化が加速する現在のビジネス環境においてこれらのスキルは、日本人にとっても必要性が高まっています。
論理的コミュケーション・スキルは、ビジネス・パーソンに欠かせないスキルです。
次のコースでは、講義と演習をバランスよく盛り込み、学んだ内容をご自身の中でしっかりと落とし込んでいただける構成です。また、参加者同士のディスカッションやゲームを通して、多くの気づきも得ていただけます。
トレノケート公式ブログ 編集部
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