【人材開発用語集】学習目標
人材開発に関する用語をトレノケートの講師がわかりやすく解説します。
学習目標
学習者が学習の終わりに「何がどれだけできるようになっていれば学習できたことになるのか」を表現したもの。
研修を設計・開発・実施する際に考えておくべきことは、その研修は何を目指すのか、何を達成することがゴールなのかである。
学習目標には、3つの構成要素がある。「行動」「条件」「基準」である。
学習が終了する時点で
- 「行動」 何ができるようになっているのか
- 「条件」 それができるようになっている条件は何か
- 「基準」 上記行動が「よし」とされる基準何か
「行動」では、できるようになったことが客観的に判断できるような具体的な動詞を使う。
「基準」には達成したとみなす基準のため、数値などを使い、人によって達成できたかどうか判断がぶれないようにする。
クイズ
以下、学習目標を記載した例である。よい学習目標には〇を、悪い学習目標には×をつけてください。
- この研修では、プレゼンテーション上手になることを目指します
- この研修に参加すると、自社製品パンフレットを5分以内に説明できるようになります
- この研修では、管理職として目標管理面談を上手に進める方法を学びます
- この研修では、管理職として行う目標管理面談の進め方5ステップの名称と各ステップで必ず行うべきことが言えるようになります
(答え:1.× 2.〇 3.× 4.〇)
文責:田中淳子/国家資格キャリアコンサルタント
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