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NTTデータ社の柳副社長がAMA Quarterlyへご寄稿

2018年秋号のAMA QuarterlyにNTTデータ社の副社長を務められる柳圭一郎氏に記事をご寄稿いただきました。

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AMA Quarterlyってなに?

なぜNTTデータ社の副社長が記事を寄稿されたの?

そのような疑問があると思いますので、その点についてお話をさせていただきます。

 

そもそも、AMAとは

AMA QuarterlyとはAmerican Management Association(AMA)が発行している機関誌で、年に4回AMAの会員企業やパートナー向けに発行されます。

ご存知の方も多いと思いますが、AMAは1923年に設立されたアメリカ発の世界最大の人材育成組織で、米国だけでも5,000社以上の企業や団体との取引を有するNPO法人です。

(ピーター・ドラッカー氏が終身名誉顧問を務められていました)

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(AMAの日本進出イベントの際で講演をされたピーター・ドラッカー氏)

 

AMAでは以前より「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I) ~ 多様性を尊重し、価値を生み出すインクルーシブリーダーシップ ~」のような多様性を尊重するコースや、「グローバルミーティングファシリテーション」などグローバル人材育成を目的としたプログラムを提供しており、日本でも年々その注目度が高まっています。

近年ではほぼすべての産業でデジタルトランスフォーメーションが叫ばれていますが、これを実現するには国内外の企業や人材との連携が不可欠です。その実現のため多くの企業では海外に拠点を設け、高度IT人材と共にプロジェクトを実施するなどしています。

このような現実から、今後の日本企業の発展には先端テクノロジーに注力するのみならず、国内外を問わずグローバルな視点からマネージメントや人材育成を実施する必要性が高まっており、その観点からもAMAは注目されています。

 

NTTデータ社のグローバル展開

こうした背景から、日本のICT産業のリーディングカンパニーであるNTTデータ社にもAMAに着目していただきました。

NTTデータ社は、2017年にDellのITサービス部門であるDell Servicesを買収・統合しましたが、それ以前から欧米企業のM&Aを多く手掛け、現在のNTTデータ社全体売上(約2兆円)の半分は海外市場から得ています。

今後NTTデータ社は世界中の企業から信頼される「Trusted Global Innovator」として活動し、海外売り上げを伸ばす予定です。

今回の柳副社長の記事では詳しくNTTデータ社の今後の海外展開や人材像について記載されているので、是非お読みください。

https://www.amanet.org/myama/ama-quarterly.aspx

この目標を実現するために海外人材との連携も強化し、世界各国の企業のデジタルトランスフォーメーションに寄与するでしょう。同時に世界のITトレンドを創っていくはずです。

AMAとクインテグラルはこのようなNTTデータ社の活動を人材育成の面から支援していきたいと思っています。

 

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(NTTデータ社の柳副社長とAMAのSenior Vice PresidentのBruce氏がNTTデータ本社で会談)

 

デジタルトランスフォーメーションに対する我々の考え

デジタルトランスフォーメーションやグローバルと言うキーワードが出回っているものの、実際には今日まで人と人との間で培われたコミュニケーションや営みにICTが利用されるようになっただけで、その本質が人とのつながりにあることには変わりはありません。

また、ICTの発達により、マーケットとそれに関わる人々がグローバルに広がっただけです。

とすると、このデジタルトランスフォーメーション時代に対応するには、様々な人々と共同してビジネスを行えるマインドセットを育てなければなりません。

すなわち、ICTが発達したからこそ、自社のマネージメントや異文化に対する理解を深める必要性がより強まったと思われます。

 

例を述べると、

  • 近い将来誰もがAIを開発できるようになるといっても、有益なAIを開発するにはその前提としてビジネスそのものに対する理解を深めなければならないため、他者とのコミュニケーションをより密にしなければなりません。
  • クラウドの利点は「使った分だけ課金される」ところにもありますが、どのようなサービスをどれだけ使うかについてチームとしてのコンセンサスがなければ逆に割高になる可能性もあります。
  • オフショア開発を行うには従来の日本式のチームマネージメントをオフショア先に押し付けるのではなく、オフショアサイドの考え方を理解しながらマネージメントを行う必要があります。
  • セキュリティを考えるにあたっても、個別のセキュリティだけではなく、システム全体を俯瞰できるマインドセットを持っていなければセキュアな環境は作りづらいのではないでしょうか。できません。
  • デジタルツイン、VR/AR、量子コンピュータを用いて新しいビジネスやプロセスを創造するには、グローバルに広がったマーケットに対する理解を深められるようにならなければなりません。

 

研修や経験を通じて磨かれたICTスキルを有効に活用するには、ビジネスについてのマインドセットも同時に育てなければならないと我々は考えています。

 

このような観点から、クインテグラルでは以下のようなコースを用意しています。

 

是非、2019年の人材育成についてはこのような観点から検討してみてはいかがでしょうか。

 

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