「サンタクロース」を何歳まで信じていましたか?
この時期になると、SNSなどで「サンタクロースの準備」や「子どものサンタへのお願い」といった投稿を見かけることが増えて、あちこちの家庭でサンタクロースを迎える準備が進んでいるんだなぁとそれらの投稿を微笑ましく眺めています。
もちろん、
「我が家では、“サンタクロースなんてものはいない”ことになっています!キリっ」
と子どもに言い聞かせているご家庭もあり、それはそれでまた面白いものです。
ところで、皆さんはサンタクロースを何歳まで信じていましたか?
私は、中学2年生の冬までです。
なぜ中2までなのかというと、親があまりに素直に信じて込んでいることを心配して、「これは“本当のこと”を言わねばまずいことになるのではないか?」と考えた結果、12月のある日、告白されたのです。その出来事がなければ、中2のサンタクロースもやってきただろうし、中3になっても信じていたかもしれません。
そこまでサンタクロースを信じていたのはなぜか
いくつか理由がありますが、まずは、幼少時にアメリカに住んでいたこと。
アメリカでは、クリスマスを祝うことは当然でしたし、どの家庭でもプレゼントは25日の朝、ツリーの足元に置いてあるものと相場が決まっています。
さらに、「サンタクロースの膝に座っている私(当時4歳)」の写真も残っており、それはサンタクロースの存在証明写真として鮮明に記憶に刻み込まれるものとなりました。
5歳で帰国してからも、我が家にはサンタクロースがやってきていました。方法は決まっていて、以下のようなプロセスを踏みます。
- 11月ごろ、サンタクロースに手紙を書く。今年1年頑張ったことや翌年の抱負を記載し、さらに、欲しいものを遠慮がちに書く
- 玄関前のポストに入れるとその手紙はいつのまにかなくなっている
- 12月25日朝、クリスマスツリーの足元か枕元にきらびやかな包装紙に包まれたプレゼントが置いてある(たいてい、高島屋の包装紙だったが、サンタは各国で現地調達をするのだろうと思っていた)
- 中を見れば、手紙に書いた「欲しいもの」が入っている!
これが、13歳まで続いていました。
ほかには、10歳頃のこと。父は、「淳子!同僚の家にもサンタクロースが表れて、息子さんがその後ろ姿を見たんだって!」なんて話を聴かせてくれたりするものだから、もう完全に信じ込むしかなかったのです。
サンタクロースへの手紙、何かに似ている…
ところで、もう一度、私のサンタクロースへ手紙を出すプロセスを見てください。何かに似ていると思いませんか?
そう… 目標管理制度の「今年のふりかえり」と「次年度のビジョンや目標」 です。
なるほど、我が家のサンタクロースは、子どもの成長を支援する役割も担っていたようです。
最後に
何かを無条件に信じられるということはとても幸せなことです。
子どものころ、純粋に素直に、そして、とても強烈に信じていたサンタクロースは、大人になった私のところにはもう来ませんが、今年もあちこちの家庭に現れることでしょう。
まもなく今年も終わりますが、来年2019年も素敵な1年になりますように。