IT企業と関わりはじめた人が知っておくべき3つの知識エリア 「IT業界の構造」「頻出単語」「有名どころの製品・サービス」
今、様々な企業がDXに取り組んでいるため、IT人材は引く手あまたです。dodaの転職求人倍率レポートでも、IT・通信業界は求人倍率が5.93倍と、全業界の中でも高い値となっています。
(2022年9月15日発表データ:https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/)
そんな背景を受けて、IT業界を目指す方や、業務のIT化を進めるためにIT部門や外部のIT企業・システムインテグレーター(SIer)へ発注する立場になった方も増えているのではないでしょうか。
本記事では、そんなIT業界に初めて関わる方が、仕事や会話をスムーズに行うためにどのような分野の基礎知識が必要か解説します。
目次[非表示]
- 1. 必要な知識エリアは3つ
- 1.1. IT業界の構造
- 1.2. 頻出するIT用語
- 1.3. 有名どころのIT製品・ITサービス
- 2. より詳しく学ぶには
必要な知識エリアは3つ
押さえておくべき知識は、大きく分けて以下の3つの分野です。
- IT業界の構造
- 頻出するIT用語
- 有名どころのIT製品・ITサービス
IT業界の構造
まずは、業界の全体像を知ることが重要です。IT業界のビジネスがどのような流れになっていて、どのような種類の企業が登場するのか把握しましょう。
一般的な発注サイクルとしては、企画、要件定義、設計、開発・テスト、運用・保守 といった流れで進みます。ITコンサルティング会社やシステムインテグレーター、ソフトウエア開発会社などの様々なタイプの企業がそれぞれどの段階に関わるのか、各企業の特徴や役割を理解することでどのような企業に協力を求めればよいのか判断できるようになります。
頻出するIT用語
続いて、IT業界でよく耳にすることになる用語を押さえましょう。ITの専門用語や業界用語、独特の言い回しなどもあるので、知っているかどうかで会話の理解度が大きく変わります。
工数や人月、キャパシティ、ローンチといった打ち合わせや受発注の際によく使われる単語のほか、アジャイル、RPAといった業界動向として押さえておくべき単語、オンプレミス/クラウド、フロントエンド/バックエンドなど技術的な用語などに分かれます。
有名どころのIT製品・ITサービス
最後に、IT製品やサービスの中でも、有名でよく利用されるものについても知っておくとよいでしょう。
システム構築やサービス開発の際は、ゼロから全て作り上げることは非常に稀で、通常は既存の製品やサービスをうまく組み合わせて開発していきます。例えばネットワークであればCisco、セキュリティであればTrendMicro、クラウドならAWSやAzure、Google Cloudなど、ほかにも様々な分野で代表的な企業やサービスがいくつかあります。これらを知っておけば、突然企業名が出てきた際に何の話をしているのか理解できたり、どのような企業やサービスを選定すればよいのか当たりをつけたりしやすくなります。
より詳しく学ぶには
それぞれの知識エリアについて自分で調べて知っていくこともできますが、時間がかかる上に重要な情報と利用頻度の少ない情報の取捨選択が少々大変です。トレノケートでは、これらの知識の中でも優先度の高い用語やサービスを網羅したeラーニング「IT業界へようこそ」を2022年8月に提供開始しています。
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また、この記事で紹介した3分野に加え、IT業界関連の法律やエンジニアの方とのコミュニケーションなどについても習得できます。