社外同期と学ぶ~複数社合同新入社員研修MIX TRAIN(R)~
複数社合同研修の様子が気になったことがありませんか?複数社合同研修を検討していても、Webサイトを見ただけでは研修の実際の様子は分からないものです。そこで、今回はWebサイトだけでは分からない、複数社合同新入社員研修MIX TRAIN(R) 「ネットワーク・インフラエンジニア育成研修」の様子をご紹介します。
始めに、「ネットワーク・インフラエンジニア育成研修」では、ITインフラの要素技術(ネットワーク・セキュリティ・Linux・ Windowsサーバー・クラウドなど)の基本をふまえ、各分野に応用できる幅広い技術とビジネススキルを同時に学ぶことで、求められる成果をアウトプットすることができる「総合的なスキルを持つITインフラエンジニアを育成」を行っています。
MIX TRAIN(R)の特長
初学者向けの基本的な技術内容から、現場で活用できる応用的な内容まで、段階を踏みながらインフラエンジニアに必要な技術を学習できるよう、学習順序を最適化しています。すべての研修コース内に複数の実践的な演習があり、研修中盤では実技テスト、研修の最後には総まとめとして「インフラ総合演習」を実施しました。
「インフラ総合演習」では、システム開発プロジェクトの擬似演習をチームで体験することで、コミュニケーション力を兼ね備えたエンジニア育成を行いました。
「インフラ総合演習」直前に「ビジネス・シミュレーション研修」を行うことで、単にIT技術を習得するだけでなく、現場でさまざまな関係者と協働することを意識した実践的なスキルの習得を行いました。
日々、講義と演習を繰り返すだけでなく、1日の学習内容に対し受講者同士で振り返る時間を設け、内省と学び合いの機会を設けています。
また、朝レビューという学習内容の振り返りプレゼンテーションを通し、技術の正確な理解のチェックとアウトプットの機会を設けています。
自己紹介とグループワーク
研修の最初に、グループで自己紹介を行いました。皆さん、緊張した様子で、自己紹介の時間が余ると「シーン……」としてしまうグループもありました。そんな時にはサブトピックを多めに用意しコミュニケーションの活性化を行いました。
2日目には、緊張がほぐれ初日とは打って変わって、自然なコミュニケーションが増え、休憩時間に復習の仕方や休憩時間の過ごし方など会話する姿が見られ、グループワークの余った時間なども疑問点を解消するなど、積極的にコミュニケーションをとる姿が見られました。
毎日、グループで1日の振り返りを行いました。「完全理解」を目的に1日の学習内容の疑問点などをグループメンバーや講師に質問をし解消します。グループで行うことで自分が気づかなかった点にも気づくことができ、より理解が促されていました。
研修環境
世の中の状況を踏まえ、オンライン研修を中心として研修を行いました。
オンライン環境でも集合研修同様のサポートが行えるよう、受講者の演習状況を講師が確認できる環境で演習を行いました。
具体的には、リモートラボや弊社の教室に設置した演習用PCを、各受講者のPCから遠隔で操作することで、オンライン研修でも講師が全受講者の操作や演習画面をその場で確認が行えます。
上記の環境を使い「手順ミス」や「入力誤り」など、講師が受講者の演習画面を確認しながらサポートを行いました。
その他、弊社のLMSにて、体調の報告や日報の提出、確認テストなど、日々理解度の確認を行いながら研修を行いました。
ITスキルとビジネススキル
MIX TRAIN(R)では、ITスキルだけでなく、社会人として必要なビジネススキル(ビジネスマナー・プレゼンテーション)も学びました。
ビジネススキルは「ビジネスマナー研修」「プレゼンテーション提案実践研修」の各研修だけではなく、日々の研修の中でも行いました。
例を一つあげると、毎日持ち回り制で、朝レビューという前日の学習内容の振り返りプレゼンテーションを行いました。
研修当初は、プレゼンテーションに慣れない様子の受講者も、日々、他の受講者の良いところを取り入れブラッシュアップしていくと、研修後半にはクオリティの凄く高いプレゼンテーションも見られました。体裁の整った資料、抑揚のある話し方、問いかけもあり、まとめも簡潔で分かりやすい。
クオリティの高さに思わず、「ははぁー」と感心することもありました。
社外同期と切磋琢磨
MIX TRAIN(R)の「ネットワーク・インフラエンジニア育成研修」では、一般のビジネス環境で使用されるITインフラの要素技術を幅広く、初学者向けの基本的な技術内容から、現場で活用できる応用的な内容まで、段階を踏みながらインフラエンジニアに必要な技術を学習しました。
初学者の方もおり、1人だけでは研修の中で躓く様子も見られました。そんな時に助けてくれるのは、講師だけでなく、グループの仲間です。今年度は受講者同士で教え合う姿が多く見られました。受講者からは「グループメンバーの疑問に答える事でより理解ができた」という声もありました。
MIX TRAIN(R)では、演習中常にグループに分け、お互いに分からないところは助け合い、切磋琢磨しながら成長していきます。
成果発表会
研修の集大成として、チームで構築したインフラ環境の発表を行いました。
発表会には、それぞれの企業の先輩や上長の方が参加され、デモンストレーションや工夫した点、反省点、研修全体の所感などが発表されました。
研修全体の所感では、苦労した点は技術的な話を、良かった点ではチームでのコミュニケーションについて話す受講者が多く、
「エラーを1人で解消できず苦労した」「休憩時に進捗状況を報告し合うことにしたら上手くいった」「一緒に仕事するには情報共有が凄く大事だと分かった」など、
グループでの構築演習を通して、技術的な理解だけでなく、コミュニケーションの大切さを体感されていました。
発表会の後には、受講者同士別れを惜しみつつ、お互いの今後の健闘祈る姿がありました。
こういった姿が見られるのも複数社合同研修であるMIX TRAIN(R)ならではです。
複数社合同新入社員研修MIX TRAIN(R)の
おすすめポイント!
おすすめポイントその1:プロジェクトマネージャーが一貫サポート
研修の事前説明に始まり、研修期間中は受講の様子や勤怠の連携、研修後は報告書の作成及び報告会など、専任のプロジェクトマネージャーが一貫して担当いたします。だからこそ報告会では、「1人1人よく見てくれている」「私達も知らない〇〇さんの事をよく知っている」など、お言葉をいただきました。
おすすめポイントその2:初学者の方も安心のカリキュラムとサポート
MIX TRAIN(R)では初学者の方でも段階を踏みながら学べるよう、学習順序を最適化し、研修後の質疑応答の時間、日報での学習状況把握やフィードバックなど、初学者の方でも安心して学べるカリキュラムとサポートを提供しています。
MIX TRAIN(R)には、エンジニア以外の方も参加されています。
「エンジニアになる訳ではないけど、基礎的な知識として学んで欲しい。」「「エンジニアや会社でどんな事をしているのか知って欲しい。」など、理由は様々ですが、エンジニア以外に配属される初学者の方も例年参加されています。
おすすめポイントその3:別れを惜しむ社外同期に会える
所属会社は違えど、約2ヶ月間ともに学んだ仲間ができます。お互い近況連絡し合ったり、仕事の悩みを相談したりできる社外同期と出会えるのは、複数社合同研修ならではです。
ここまで、複数社合同新入社員研修MIX TRAIN(R)の様子を紹介してきました。
最後に少しだけ私の感想を書かせていただきます。
研修の集大成として最後に行われる、インフラ総合演習でのやりとり(要件定義、構築、テスト、プロジェクト管理)や発表会で参加者からの質問にしっかりと回答できている様子を見ると、おおよそ2ヶ月間の研修で、皆さんにはインフラエンジニアに必要な基礎要素を十分に学んでいただけたと感じています。
研修開始当初は受け身の姿勢も見受けられましたが、研修が進むにつれ、自ら内省、発信し、同じグループのメンバーの声に耳を傾け成長する姿が見受けられました。
IT技術の習得だけでなく、取り組む姿勢など社会人としての成長が見られるのはとても嬉しく思います。
それぞれ得意な分野、苦手な分野があり、山あり谷ありな2ヶ月間だったと思いますが、すべての研修カリキュラムの終えた後、「明日から、自信を持って出社します!」と言われた時には、この2ヶ月頑張って良かったな、という気持ちになりました。
来年度、より良い研修が提供できるよう、努めてまいります。
トレノケートでは来年度も引き続き、「複数社合同新入社員研修 MIX TRAIN(R)」を開催予定です。
新入社員研修を検討されている企業のご担当者様は、ぜひお問い合わせください。
トレノケートの新入社員研修
社会人へのマインドシフトを促すビジネス研修、ITエンジニアの素地を作るIT研修を提供しています。知識の修得だけでなく現場力を養成する実践的な研修を行います。