経営者視点を持つには?
上司から「これからは経営視点を持って、仕事に取り組んで欲しい」と言われました。
いきなり、そんなことを突然言われても「実際に経営者ではないから」と心の中でつぶやいていませんか。
経営者は全体像と未来像を捉える
今日のビジネス環境にあって、企業はさまざまな変化に対応できる柔軟な組織であることを求めています。
そのためには、経営層だけでなく、そこで働くすべての人が、経営者の視点に立って組織や仕事のやり方について考えることが望まれます。
経営者の視点
上の図は、メンバー、マネジャー、経営者の視点をイメージで表したものです。
経営者の視点は、広い視野で全体像と未来像を捉えます。
ビジネスモデルキャンバス
経営者視点を持つために、おすすめしたいツールのひとつがビジネスモデルキャンバス。
ビジネスの視点で、全体を俯瞰することができます。
ビジネスの論理構造を可視化
ビジネスモデルキャンバスとは、ビジネスの論理構造を可視化するもので、組織活動を以下の9つの要素に分類し、それぞれがどのように関わり合っているかを描き出していきます。事業計画を作成する際の元にもなります。
9つの要素
- 顧客(Customer Segment)
- 提供する価値 (Value Proposition)
- チャネル(Channel)
- 顧客との関係(Customer Relation)
- 収入の流れ(Revenue Stream)
- 主なリソース(Key Resource)
- 主な活動(Key Activity)
- パートナー(Key Partner)
- コスト(Cost Structure)
まずは試しに、ビジネスモデルキャンバスを使って自分の会社や事業部を俯瞰してみてはいかがでしょうか。上記要素を付箋に書き出してビジネスモデルキャンバスに貼ってみてください。 書きづらいようならば、次の言葉にして考えてみてください。
- どのようなお客様に 「顧客」
- どのようなことを通して 「主な活動」
- どのような良いことを提供する「提供する価値」
- そのためには、「主なリソース」や「パートナー」を使います。
いかがでしょうか。
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トレノケート公式ブログ 編集部
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