DiSC(R)行動スタイル分析アセスメントを受けてみた結果
こんにちは。マーケティング部の小山です。今日もひっそりトレノケートWebサイトの中の人として活動しています。
さて皆さん、仕事で周りの方々とうまくコミュニケーションをとれていますか?
私はあまり得意ではありません(汗)。
「優しい」「人あたりがいいね!」と言ってもらえることもありますが、
・人に何かを頼むのが苦手で抱え込みがち
・苦手だと感じた人とのコミュニケーションを躊躇しがち
・対立がとにかくストレス。極力避けたい(その割に、すぐにムッとしてしまう)
という感じで、うまくいっているかは正直自信が無いですね……。大なり小なり悩みがあります。テレワークで相手の反応が分かりにくいことも、苦手意識に拍車をかけている感があります。
今回はそんなコミュニケーションにおける悩み解決のヒントになればと、DiSC(R)アセスメントを受けてみました。
DiSC(R)とは? ~DiSC(ディスク)理論に基づく
行動スタイル分析アセスメント~
DiSC(R)とは、1920年代に提唱されたDiSC理論をベースにした行動スタイルの分析ツールです。
人の基本的な行動スタイルを下記4つに分類し、どのスタイルの傾向が強いかを判定します。
それぞれのスタイルの概要は下記のとおりです。
- Dスタイル <主導>:直感的で決断が速い
意志が強く、勝気でチャレンジ精神に富み、行動的で結果をすぐに求める傾向がある。
- iスタイル<感化>:楽観的で社交的
いろいろなチームに加わり、アイディアを分かち合い、人々を励ましたり楽しませることを好む
- Sスタイル<安定>:思いやりがあり、協力的
人助けが好きで、表立つことなく働くことを好み、一貫性があり予測可能な範囲で行動し、聞き上手
- Cスタイル<慎重>:緻密で正確
仕事の質を高めることを重視して、計画性をもって系統だった手順で作業することを好み、間違いのないように何度も確認する。
※参考・引用:HRD株式会社 Webサイトより https://www.hrd-inc.co.jp/ptn/disc.html
図は上記HRD社Webサイトを参考にトレノケートが作成
アセスメント結果レポートには、自分の行動スタイルの傾向、自分にとっての優先事項、モチベーションやストレス要因が書かれています。
また、他のDiSC(R)スタイルの解説と接し方のポイントなども書かれています。
自己理解と他者理解、双方のヒントになるというわけですね。
DiSC(R)アセスメントの活用方法としては、自身や他者の行動スタイルを理解することにより下記の効果が期待されるため、チームビルディングに役立てることが推奨されています。
・職場のコミュニケーションの改善
・コンフリクト(争い・対立)の減少
・部下の効果的な育成 など
※「DiSC(R)」、「Everything DiSC(R)」は米国John Wiley & Sons社の登録商標です。
日本語版開発及び、総販売代理権はHRD株式会社が所有しています。
※DiSC(R)の詳細については下記HRD株式会社の資料をご参照ください。
DiSC(R)とは(Webサイト)
DiSC(R)ご紹介資料(PDF)
行動スタイル分析アセスメント結果
回答を終えると、20ページほどの結果レポートがすぐにダウンロードできました。
残念ながら内容をそのままお見せすることはできないので、ここでは概要のみご紹介しますね
「なるほど、アセスメントではこんな感じの傾向が分かるんだな」と、参考にしていただければと思います。
自分のDiSC(R)スタイルと傾向
私はC(慎重)スタイルの傾向がかなり強いそうです。
具体的な行動スタイルとしては下記のようなことが挙げられていました。
- 慎重で、正確さにこだわる
- 用心深く、間違いを避けるため、徹底的に分析したり考えたりする
- 自分の間違いに厳しい。間違ってしまった時に思い悩んでしまう
- 単独での作業が好き。助けを求めるより自分で解決することを好む。
- チームメンバーへのアドバイスや専門知識の共有などは大切に思っている
ああ、思い当たる節がたくさんあります(笑)。
仕事での制作物はもちろん、ちょっとした郵便物を送る時など、間違いが無いか自分でも嫌になるほど何度も確認しますね。間違いを思い悩むというのも本当にそうで、対人関係で何か失敗などしようものなら数年レベルで引きずります。
優先事項は何か?
続いて優先事項。仕事上のこだわりポイントといったところでしょうか。
これについては私の場合、「正確さ」「着実さ」「挑戦的姿勢」が挙げられていました。
- 正確さ
正確に物事を行うことに努め、入念に分析し客観的事実に基づいて論理的に決定する。
- 着実さ
用心深く、予測可能な状況を好む傾向がある。
リスクの高いアイディア、早急な決定に対して疑い深くなりがち。
- 挑戦的姿勢
人の意見やアイディアについて自身が感じた問題点や疑問を投げかけたり、周りの人にも注意深さを求めることをいとわない。
私は対立が本当に苦手で、できれば避けたいのですが(まあ、対立が好きな方もそうそういないでしょうが)、一方で、反対意見を持った時はだいたい言います。その点に自分で矛盾を感じていたのですが、この挑戦的姿勢によるものなのかもしれませんね。
モチベーション&ストレス要因は何か?
続いてモチベーション要因とストレス要因について。
個人的には、働くうえで調子のよい状態をキープするには、この2つを自覚しておくことは非常に大事だなと思います。私の場合は下記のような結果でした。
【モチベーション要因】
- 自身が何らかの専門家であること
- 単独で動く
- 綿密な分析や高い基準の設定
- 効率的なシステムや手順の構築
- 論理的な問題解決
など
【ストレス要因】
- 個人の時間を殆どとれない
- 準備不足、間違い
- 対立への対応
- 知らない人との交流の強制
- 時間的なプレッシャー
など
モチベーション要因については今まで自覚していなかった点も多かったのですが、ストレス要因はどれも読んでいて「大当たり!」でしたね……。1ミリも疑問がありません。
他のスタイルの人との接し方について
最後に、D、i、S、Cそれぞれのスタイルとの接し方として、下記3点が書かれていました。
- 自分は彼らにどのような印象を持つか
- 彼らのモチベーション要因は何か
- より効果的に接するためのアドバイス
例えば、D(主導)スタイルに対して。
レポートによると慎重で正確さ重視の私は、直感的で決断の早いDスタイルの方に対しては、「決断力がスゴイ!」と思いつつ、「強引だな」「衝動的じゃない?」といった印象を持つようです。
よって接し方のアドバイスとしては、「じっくり考える派」と「即断即決派」、この考え方の違いを念頭に置き、詳細ではなく全体像を伝えるようにしたり、要点をシンプルに伝えたり、相手のアイデアの価値を認めたりといった点に心がけると良いとのことでした。
冒頭にも少し書いたとおり、私は対人関係におけるちょっとしたことでモヤモヤしたり、ムッとしてしまったりすることがあります。
今回のアセスメント結果を踏まえ、自分がネガティブな気分になるのはどんな時かをよくよく思い返してみると、「自分の優先事項への脅威を感じた時」や、「相手の言動が、自分の常識とは違うと感じた時」などが多い気がします。
自分の考えが軽んじられていると感じたり、急かされているような気がしたり、どうも内容が「フワッと」している依頼を受けたり、相手の対応に「配慮が無いな」と感じたり……といった感じです。
自分の常識が相手にとってもそうだとは限りませんし、優先事項も人それぞれ。
この当たり前の事を忘れて、ついつい自分の物差しで測ってしまっていたかもしれませんね。
自分の傾向を自覚しつつ、同時に相手が大事にしている事や心地よいコミュニケーションの在り方などを意識して、良好なコミュニケーションが取れるように心がけたいと思います。
それにしても……、
これを書いていて、我ながら全般的に息苦しさを感じましたね(汗)。
いや、違うんですよ!そこまでしっかり者でもないし、人に問題を詰めよったりすることもありません。
ただ、「自分にも人にも、少し厳しすぎるのかも?」とは思いました。
もっとおおらかな人間になれるように精進します^^;
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