【PMBOKⓇガイド入門】第9回:組織構造
【PMBOKⓇガイド入門】では、グローバルナレッジの講師が「PMP® BOOT CAMP(弊社のPMP®試験対策講座)」の中でお話ししている内容を、少しずつご紹介してまいります。
PMP®試験対策、PMBOK®ガイドに関する知識の修得、プロジェクトの現場でご活用頂けますと幸いです。
プロジェクトに影響を及ぼす組織構造
突然ですが、皆様はどのような組織構造の中でプロジェクトを担当されていますか?
強力な権限を持ち、予算や要員をある程度までなら自由に動かせる立場でプロジェクトを動かしている方もおられるでしょうし、あまり権限はなく、部門長の監視のもと限られた予算や要員でプロジェクトをやりくりしている方もおられるかと思います。今日は、プロジェクトに影響を及ぼす組織構造 (「機能型」「マトリックス型」「プロジェクト型」) についてお話ししたいと思います。
3つの組織構造
まず読者の皆様の中で多いのが、「機能型」「マトリックス型」の組織構造の中でお仕事をされている方ではないでしょうか。
組織構造1:機能型
「機能型」とは、ラインの部門長の下でいくつかのプロジェクトが実施されているイメージになります。その場合、プロジェクトマネジャーの権限は非常に限られており、どちらかというと調整役を担うような形になります。
組織構造2:マトリックス型
「マトリックス型」とは、必要な要員を様々な部署から集めてプロジェクトを実施するイメージになります。そうなると「機能型」よりもラインからの独立性は高くなり、プロジェクトマネジャーの権限は大きくなります。
組織構造3:プロジェクト型
「プロジェクト型」とは、ラインの部門長=プロジェクトマネジャーになるイメージです。規模の大きなプロジェクトを実施する場合、そのプロジェクトを推進するための部門が新たに創設され、プロジェクトに取り組んでいくことがあります。この場合、プロジェクトマネジャーの権限は「機能型」「マトリックス型」よりもはるかに大きくなります。
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