【人材開発用語集】アサーション(Assertion)、アサーティブ(Assertive)
人材開発に関する用語をトレノケートの講師がわかりやすく解説します。
アサーション(Assertion)、アサーティブ(Assertive)
自分の言いたいこと、たとえば、考えや気持ちなどを正直に相手に伝えようとする態度全般を指す。言いたいことを言い過ぎるのでもなく、言わずに我慢するのでもなく、相手に配慮はするが、誠実に伝えることを心掛ける。
アサーションを実現している態度をアサーティブと言い、誰もが「アサーティブ」になる権利がある。言いたいことを言い過ぎる態度「アグレッシブ」と、我慢して言わない「ノンアサーティブ」の中間に位置づけられるのが「アサーティブ」である。
コラム
金曜夜、同僚から突然飲みに誘われたとしましょう。自分は数日前から「金曜夜は、買ったばかりの映画DVDを見るんだ!」とずっと楽しみしていたため、飲みの誘いは断りたいと思っています。同僚の誘いに対する表現には3通りが考えられます。
- 「今日は予定があるからダメ―。急に誘われたって行かれるわけないでしょう?」
- 「あ、ずいぶん急だね。・・・あ、そうか、〇〇さんや××さんも一緒なのか。・・え?用事があるわけでもないんだけど、そうか・・・。じゃ、ちょっとだけ行こうかな」
- 「誘ってくれてありがとう。でも、今日は、一人でDVDを見ようと何日も前から楽しみにしていたから、まっすぐ帰宅するわ。ぜひまた誘ってね」
1は「アグレッシブ」、2が「ノンアサーティブ」です。アサーティブな表現をしているのは、3です。
文責:田中淳子/国家資格キャリアコンサルタント
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