
【PMBOK®ガイド第6版の変更点】第3回:アジャイル
【PMBOK®ガイド第6版の変更点】では、2017年9月にリリースされたPMBOK®ガイド第6版と第5版との主な変更点を数回にわたり紹介していきます。
PMBOK®ガイド第6版におけるアジャイル
PMBOK®ガイド第6版では、アジャイルについて取り上げられるという話をお聞きになっていた方が多いのではないかと思います。
PMBOK®ガイド第6版におけるアジャイルの扱い
確かにかなりの記述がアジャイルの話に割かれてはいるのですが、アジャイルについて一章が設けられているというわけではありません。
プロジェクト・ライフサイクルの型のひとつに適応型があり、それがアジャイルであるとされ、若干の説明があります。
第4章以降の知識エリアを取り上げた章の最初に「アジャイル型環境や適応型環境への考慮事項」というタイトルの下に、その知識エリアでのアジャイルの場合の注意が書かれています。また、スケジュール作成プロセスのツールと技法に「アジャイルのリリース計画」が突然出てきたりします。
PMBOK®ガイド第6版でアジャイルが学べる?
こうしたわけですので、アジャイルについての体系的知識がPMBOK®ガイド第6版で学べるというわけではありません。
アジャイルの基礎的用語を抑えておく必要がある
スプリントやレトロスペクティブといったアジャイルの用語が突然出てきたりするわけですが、その定義が書かれているわけではありません。
したがって、あらかじめアジャイルの基礎的用語を知っていないとPMBOK®ガイドを理解できないことになります。既存のPMBOK®ガイドを前提にアジャイルでは何が変わるかを記述したという印象です。
アジャイルの全体像は見える
しかし、各知識エリアの「アジャイル型環境や適応型環境への考慮事項」をまとめてみると、アジャイルの場合はチームの自律性を高める必要があり、ステークホルダー・エンゲージメントの重要性が高くなるといった全体像は見えてきます。
アジャイルの具体論はAgile Practice Guideで
アジャイルの具体的内容について記述したAgile Practice Guideという文書がPMBOK®ガイド 第6版と同時に出版されています。英語版のPMBOK®ガイド第6版をダウンロードすると一緒についてきます。具体論はこちらという役割分担のようです。
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