【PMBOK®ガイド入門】第25回:プロジェクトマネジメント計画書作成プロセス
【PMBOKⓇガイド入門】では、グローバルナレッジの講師が「PMP® BOOT CAMP(弊社のPMP®試験対策講座)」の中でお話ししている内容を、少しずつご紹介してまいります。
PMP®試験対策、PMBOK®ガイドに関する知識の修得、プロジェクトの現場でご活用頂けますと幸いです。
24の計画プロセス
今回からいよいよ計画のプロセス群に入ります。PMBOK(R) Guide第5版の計画プロセス群には、24のプロセスがあります。今日はプロジェクト統合マネジメントの知識エリアにある「プロジェクトマネジメント計画書作成プロセス」についてお話しします。
プロジェクトマネジメント計画書作成プロセス
補助の計画書
このプロセスでは、「すべての補助の計画書を包括的なプロジェクトマネジメント計画書に統合」します。補助の計画書とは、「スコープ」「タイム」「コスト」といった各々の知識エリアからアウトプットされる計画書です。
変更マネジメント計画書
また「特定の知識エリアのみに依存するものではないが、計画時に決めておくべきもの」についても、このプロセスで作成します。その代表例が「変更マネジメント計画書」です。
プロジェクトには変更が付き物です。「変更がないプロジェクトはない」と言われることがあるほどです。
従って、計画段階で変更をどう取り扱うかを決めておかないと、プロジェクトに大きな影響を及ぼす可能性があります。
たとえば、プロジェクトマネジャーのあずかり知らぬところで勝手に機能追加、変更等が行われるようなことがあると、プロジェクト全体が大混乱に陥る可能性があります。
そうならないための決め事、たとえば「変更要求書のフォーマット」「変更を受け付ける窓口」「受け付けた変更の審査手順」などを、この変更マネジメント計画書で明確にしておく必要があります。
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