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AWSエンジニアの仕事内容とは?や求められるスキルを解説

スキルアップのためにAWSについて勉強したいと思っているものの「AWSエンジニアの仕事」がどのようなものかわからず、不安になっている方もいるでしょう。
 
本記事では、AWSエンジニアの仕事内容について詳しく解説します。

目次[非表示]

  1. AWSの仕事はなくならない?
  2. AWSエンジニアの具体的な仕事内容
    1. クラウドインフラの設計と構築
    2. アプリケーションのクラウド移行
    3. クラウドサービスの運用と保守
    4. セキュリティ管理
  3. AWSエンジニアに必要なスキル
    1. 基礎的なITスキル
    2. AWSサービスやクラウドの専門知識
    3. プログラミングとDevOps
    4. ビジネススキル
    5. ソフトスキル
  4. AWSエンジニアの実態
  5. AWSエンジニアに向いている人の特徴
    1. 技術への強い興味と学習意欲がある
    2. コミュニケーション力が高い
    3. 柔軟性がある
    4. セキュリティ意識が高い
  6. 未経験の方がAWSエンジニアを学ぶには専門の研修受講がオススメ
  7. まとめ

 

AWSの仕事はなくならない?

 
結論を先にお伝えすると、AWSの仕事がなくなることは考えにくいです。
 
総務省の「令和5年版 情報通信白書」によると、「7. PaaS/IaaS利用者のAWS、Azure、GCP利用率」に記載あるとおり、PaaS/IaaSの国内利用率においてAWSのシェアは1位です。
 
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また、総務省「令和5年版 情報通信白書」の「 企業におけるクラウドサービス利用の効果」によると、クラウドサービスの導入に効果を感じている企業は80%以上となっています。
 
 
  • 非常に効果があった33.8%
  • ある程度効果があった55.3%

また、クラウドへの移行の流れや、シェア率が高いといった世間の反応以外にも、AWSが選ばれている理由はあります。「AWS の クラウドが選ばれる 10 の理由」にも記載がある通り、AWSを採用することで、コストを抑えた運用や、最新技術をもちいた開発が実現します。
 
開発者は、AWSのメリットを活かした開発ができるようになるため、よりやりがいのある、本来のやるべき仕事に注力できるでしょう。
 
これらのメリットにより、AWSを利用する企業は今後も増え続けると考えられるため、AWSエンジニアの需要も増加し続けることが予想されます。
 

AWSエンジニアの具体的な仕事内容

AWSエンジニアの主な仕事内容は以下のとおりです。
 
  • クラウドインフラの設計と構築
  • アプリケーションのクラウド移行
  • クラウドサービスの運用と保守
  • セキュリティ管理
 
それぞれの仕事内容について詳しく解説します。
 

クラウドインフラの設計と構築

AWSエンジニアの主な仕事の一つが、クラウドインフラの設計と構築です。
 
具体的には、AWSアーキテクチャの設計や、VPC(Virtual Private Cloud)などのネットワーク設定を行います。
 
また、サービスのスケーラビリティを確保し、パフォーマンスが最適化されるようにクラウドシステムを設計することも含まれます。
 
AWSでクラウドインフラを構築するためには、クラウドの特性を理解したうえで、設計する必要があります。
 
AWSでは「AWS設計ガイド」が公開されており、各サービスの概要やAWSの構築方法などが解説されているため、独学でAWS設計や構築について学ぶことも可能です。
 

アプリケーションのクラウド移行

AWSエンジニアは、オンプレミス環境からAWSへのアプリケーション移行をサポートします。
 
具体的には、移行計画の立案、データ移行、アプリケーションの最適化などを行い、移行後のパフォーマンス検証を通じてシステムが正しく動作しているかを確認します。
 
クラウド移行は単なるデータ移動ではなく、システム全体の見直しが必要となるため、高度な知識と計画性が求められます。
 

クラウドサービスの運用と保守

運用コストを管理し、クラウド環境が効率的に動作するように監視や自動化を行います。
 
AWSでは、インスタンス(仮想サーバー)やストレージ(データ保存領域)などのリソースを過剰に使いすぎてしまうと、コストが急激に増加する可能性があります。
 
そのため、不要なリソースを適時削減したり、必要な時にだけ自動的にリソースをスケールアウト(拡張)できるように設定し、コストを抑えつつ効率的にシステム運用を行う仕事もAWSエンジニアには必要です。
 
また、バックアップの設定や災害復旧対策も重要な業務の一つです。これにより、常にクラウドで構築した環境が安全で安定して運用されることが求められます。
 

セキュリティ管理

AWSエンジニアは、外部からの脅威に対処し、システムを守るためのインシデント対応も行います。
 
また、データの暗号化やコンプライアンス対応なども業務に含まれ、セキュリティ監査の実施を通じて、システムが常に安全であることを確認するのも仕事の一つです。
 
AWSでは、こうしたセキュリティ対策が各サービスで提供されており、エンジニアはサービスの導入や運用を管理します。
 

AWSエンジニアに必要なスキル

AWSエンジニアに必要なスキルは以下のとおりです。
 
  • 基礎的なITスキル
  • AWSサービスやクラウドの専門知識
  • プログラミングとDevOps
  • ビジネススキル
  • ソフトスキル
 
それぞれのスキルについて詳しく解説します。
 

基礎的なITスキル

AWSエンジニアになるためには、まず基礎的なITスキルが必要です。
 
例えば、クラウドサービスの仕組み(IaaS、PaaS、SaaS)や、オペレーティングシステム(OS)の基本的な知識が求められます。
 
また、さまざまな環境であらゆる操作を自動化していくため、プログラミングスキルも求められています。
 

AWSサービスやクラウドの専門知識

 
AWSエンジニアとして働くためには、AWSの主要なサービスを理解することが重要です。
 
例えば、EC2、S3、RDS、Lambdaなどのサービス理解は必要とされます。
 
さらに、それぞれのサービスを組み合わせたクラウドアーキテクチャの設計と実装スキルも必要です。
 
加えて、セキュリティやネットワークに関する知識、データベースの管理やデータ移行のスキルも求められます。
 

プログラミングとDevOps

AWS環境では、PythonやJava、Node.jsなどの言語を使った開発が一般的で、CI/CDパイプラインの構築や自動化の知識も重要です。
 
また、コンテナ技術(Dockerなど)やサーバーレスアーキテクチャを活用し、効率的にシステム運用できるようにするスキルや知識も求められます。
 
さらに、AWSでは、開発者と運用者が協力してスムーズな開発や運用を行うことが求められるため、DevOpsのスキルを学ぶことも大切です。
 

ビジネススキル

AWSエンジニアは技術だけでなく、ビジネスに関わるスキルも求められます。
 
具体的には、AWSの料金体系を理解し、コスト効率の良い設計をすることや、技術選択がビジネスにどのような影響を与えるかを分析する能力が重要です。
 
また、リスク管理として災害復旧計画(DRP)を策定できる知識も大切です。
 
前提として、クラウドを活用する目的は、お客様のニーズを満たし、ユーザー体験などビジネス価値を向上させることだと理解することがポイントとなります。「本来の目的を遂行するために、クラウドを活かす」という考えを持つことを念頭に置いておきましょう。
 

ソフトスキル

AWSエンジニアには、チャットツールを使った非同期テキストコミュニケーションや、Issue Tracking Systemを活用して情報を効率的に共有するスキルが必要です。
 
頻繁な会議や電話連絡を減らし、効率的にコミュニケーションを進めることが、クラウド環境での迅速な作業に繋がります。
 
従来は必要とされていた運用手順書や構築手順書といったドキュメントを作成する能力も引き続き重要です。しかしそれ以上に IaC やスクリプト等を活用した自動化をおこなうスキルが求められます。 

AWSエンジニアの実態

AWSエンジニアは、幅広いスキルや知識が必要とされ、常に学び続けることが求められるため、「きつい」と感じる人がいるかもしれません。
 
実際、AWSの情報は頻繁に更新され、エンジニアは新しい技術に対応するため、自己学習が欠かせません。
 
しかし、裏返せば、生成AIなどの最新技術を簡単に試せるというメリットがあります 。また、AWSを活用することで、夜中や休日にシステム対応を強いられることが減り、自動化や柔軟なリソース利用が可能になるのです。
 
アップデートにより、これまで手間のかかっていた作業が簡単になることも多く、システム管理が一層スムーズになります。
 
AWSエンジニアは、技術を学び続ける意欲がある人にとって、魅力的な職業といえます。
 

AWSエンジニアに向いている人の特徴

AWSエンジニアに向いている人の特徴は以下のとおりです。
 
  • 技術への強い興味と学習意欲がある
  • コミュニケーション力が高い
  • 柔軟性がある
  • セキュリティ意識が高い
 
それぞれの特徴について詳しく解説します。
 

技術への強い興味と学習意欲がある

多くの新技術やツールは、自分から積極的に学ばないと知識が遅れてしまうことがあるため、AWSの公式ドキュメントやトレーニングコース、その他のツール(AWSトレーニング、YouTubeなど)を活用して学習を続ける必要があります。
 
また、AWS認定資格の取得を目指すことで、体系的に学習しながらスキルを高められます。
 
資格試験を受ける過程で、AWSのサービスやベストプラクティスを学び、現場での問題解決能力を養うことにもつながるでしょう。
 

コミュニケーション力が高い

AWSエンジニアは、技術的な内容をわかりやすく説明する力も必要です。
 
具体的には以下のようなコミュニケーション能力が必要となるでしょう。
 
  • 技術的な内容をわかりやすく伝える能力
  • 相手のニーズを正確に把握する能力
  • 問題発見及び解決策を共有する能力
 
AWSエンジニアは技術的な知識だけでなく、コミュニケーション力も持っている人に向いています。  
 

柔軟性がある

クラウド環境では、システムに変更があった際や、新しい技術を導入する際に、素早く対応できる力が求められます。
 
実験環境を活用して本番前にテストを行うことで、急な障害対応が不要になることもAWSの強みです。
 
システムを一度作って終わりではなく、実験を繰り返しながらシステムを進化させていける柔軟性が求められます。
 

セキュリティ意識が高い

AWSエンジニアには、セキュリティに対する強い意識と、システムを安全に保つための知識が求められます。
 
セキュリティの重要性について理解し、AWSサービスの中から適切なセキュリティ対策を選択する能力が求められます。
 

未経験の方がAWSエンジニアを学ぶには専門の研修受講がオススメ

未経験の方がAWSエンジニアを目指す場合、専門の講師によるトレーニングを受けることをおすすめします。
 
トレノケート株式会社では、AWS認定インストラクターが提供する「AWS認定トレーニング」を実施しています。
 
カリキュラムが充実していて実践的なスキルを短期間で習得できることから、これまでの受講者数は36,000人を超えています。
 
AWSの基礎から専門的な知識まで、体系的に学ぶことで、現場にすぐ活かせるスキルを身につけられるでしょう。
 
AWSについて学びたい方は、ぜひトレノケート株式会社にお問い合わせください。
 
トレノケートのAWS認定トレーニング実績

まとめ

AWSエンジニアは、幅広いスキルを求められる職業ですが、自ら学習しスキルを身につけることでカバーできる内容がほとんどです。
 
クラウド技術の進化に対応しながら、常に最新の知識を取り入れることで、エンジニアとしての成長が期待できるでしょう。
 
未経験の方でも、専門のトレーニングを受けることでAWSエンジニアとして働き出すことが可能です。
 

トレノケート公式ブログ 編集部

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