AWS Jamとは?ゲーム型学習で楽しくスキルアップする方法を解説
皆さん「AWS Jam」って聞いたことありますか?
「AWS Jam ってなんですか?美味しいの?」
果物のジャムを思い浮かべる方もいるかもしれませんね。
今回は AWS Jam について社内で実施する機会がありましたのでご紹介していきます。
ゲーム形式で楽しく実践力を計れるサービスですので、興味のある方はぜひ記事本文をご覧ください♪
目次[非表示]
AWS Jam とは?
AWS Jam は、 AWS のクラウドスキルを実 践的に学び、競い合うことができる革新的なゲーミフィケーション プラットフォーム です。 ゲーミフィケーションとは、ゲームの要素を他の分野に応用する取り組みで、ユーザーのモチベーションを高めたり、行動を促進したりするために使われます。
そのため、AWS Jamを通じて、参加者はゲームを行う感覚で、実際の AWS 環境で様々な課題に取り組みながら、楽しく効果的にスキルを向上させることができます。
どんな内容なのか?
AWS Jamでは、参加者はチームを組んで、実際のAWS環境で発生する様々な問題や課題に挑戦します。
例えば、「うわっ、セキュリティ設定がガバガバ!」なんてセキュリティの対応から、「このシステム、ちょっと遅すぎない?」といったパフォーマンスの最適化、さらには「データ登録が重複されてる!なぜ?」のようなアーキテクチャの不具合対応まで。まさに、現場で起こりそうな課題が盛りだくさん用意されています。
チャレンジの難易度は様々あり、初心者から上級者まで楽しめるようになっています。
また、盛り上がるのがリアルタイムのスコアボード!
「あっ、隣のチームに抜かれた!」なんて焦りながら、どんどん学習が進んでいき、他のチームとの競争を通じてより高いモチベーションで学習を進めることができます。
どこで受講できるのか?
では AWS Jam はどこで受講できるのでしょうか?
主に以下の方法で受講することができます:
- AWS 主催のイベント:re:Invent や AWS Summit などの大規模イベントで、AWS Jam セッションが開催されることがあります。
- 企業内トレーニング:企業で AWS Skill Builder を利用し、AWS Jam を社内トレーニングの一環として導入するケースもあります。
- Skill Builder トレーニング:Skill Builder 有償サブスクリプション契約を行えば、AWS Jam Journeyを個人として利用することができます。
参加を希望する場合は、AWSの公式サイトや各種イベント情報をチェックすることをおすすめします。
AWS Skill Builderについては、AWS初心者必見!効率的な学習方法や認定資格について解説の記事でも解説していますので、よろしければご覧ください。
どんなメリットがあるのか?
では、AWS Jam を利用することでどんなメリットがあるのでしょうか?
主には以下のようなメリットがあります。
- 実践的なスキル向上:実際の AWS 環境で課題に取り組むことで、座学だけでは得られない実践的なスキルを身につけることができます。
- 楽しく学習:ゲーミフィケーションの要素により、楽しみながら学習を進めることができ、モチベーションの維持につながります。
- チームワークの向上:チームで協力して課題に取り組むことで、コミュニケーション能力やチームワークも向上します。
- 最新技術への対応: AWS Jam の課題は定期的に更新されるため、常に最新の AWS 技術やベストプラクティスを学ぶことができます。
- 自己評価の機会:他の参加者との比較を通じて、自身のスキルレベルを客観的に評価することができます。
- ネットワーキング:イベント形式で参加する場合、他の参加者や AWS の技術者と交流する機会が得られます。
AWS Jamは、楽しみながら AWS スキルを効果的に向上させることができる、非常に価値のある学習体験です。AWS のクラウド技術に興味がある方、スキルアップを目指している方にとって、絶好の機会と言えるでしょう。
もしも「うちの会社でも AWS Jam を一度実施してみたいな!」という場合には、弊社トレノケートではAWS Jamに対応したコースを2つご提供しておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。
少しご紹介すると、弊社ではキャンセル待ちが出るほど申し込みが殺到している、Architecting on AWSとAdvanced Architecting on AWSという、中級レベル以上の3日間のコースがございます。
AWS Jam付きのコースは、その3日間で学んだスキルを4日目に試すという1社向けのコースになります。
ぜひ実践型のハンズオンラボでゲーム感覚で楽しみながら学びましょう。
▼中級レベル(
Architecting on AWS
)の AWS Jam 付きのトレーニングコース
Architecting on AWS with AWS Jam
▼より高度なレベル(
Advanced Architecting on AWS
)の AWS Jam 付きのトレーニングコース
Advanced Architecting on AWS with AWS Jam
実際に体験してみた!
以前から私も何度か AWS Jam は体験しており、2024年の AWS Summit in Japan では弊社のAWS認定インストラクターがサポーターとして運営のお手伝いをしてきました。
AWS Jam 実施レポート (AWS Summit Japan 2024)
そして、今回は、弊社でもお客様に AWS Jam をご提供させていただくにあたり、その体験会を弊社の AWS認定インストラクター全員で行いました。
少し画像が小さくで恐縮なのですが、以下見えますでしょうか。
左から、わたし久保玉井、難波、小池、金井、山下、髙山です。
(課題内容が判ってしまうと大変なので一部モザイク処理をしています)
体験内容をご紹介
具体的な問題内容は、ブログではご紹介することは出来ませんが、雰囲気を知っていただくために少しだけご紹介します。
(課題内容が判ってしまうと大変なので一部モザイク処理をしています)
- 10個程度の課題が世界地図上に表示されていて、それぞれ回答完了するとポイントを獲得できる
- その獲得したポイントが一番多いチームが優勝
- 各課題にはヒントも準備されており、ヒントを利用すると獲得できるポイントが減る
- 各課題では具体的な指示内容が書いてあり、その指示に従って AWS マネージメントコンソールや AWS CLI を用いて、実際に AWS リソースの作成や修正など作業を行う
- 各チームの実施状況や特典状況は、AWS Jam のダッシュボードで確認ができる
(課題内容が判ってしまうと大変なので一部モザイク処理をしています)
体験してみての感想
では実際に AWS Jam を体験してみての感想です。
- 座学ではなく実際に操作をし、課題を解決できるのが実践的
- 地図上にある課題内容は、特にその地図の場所とは関係ない(地図は見栄え目的?)
- マネージメントコンソールを起動する最初は時間がかかる(裏でCloudFormationが動いている様子)
- チームメンバーと協力して解決できると楽しい
- 他のチームと競争するのもゲームっぽくてより楽しい
一言で伝えるとしたら「体験型学習は楽しい」これにつきますね。
ゲーム形式で実践的に学習ができる AWS Jam は本当にオススメです。
体験してみての注意点
では次に体験してみての注意点です。
- チームメンバー全員で課題に取り組むので、他のメンバーが完了した課題は再度トライできない
- AWS Jam 実施の時間が終了すると、振り返り目的の課題トライができない
- 時々日本語訳がおかしい部分があるので、適宜英語などに切り替えるとトラブルが減る
- チームメンバーと連携を取って取り組まないと、高得点は狙えない
得点を競い合うというゲーム形式の実践型学習のため、得点を重複して獲得できないようになっています。
注意が必要でした。
運営してみての振り返り
実は今回、私は主催者側として AWS Jam を運営しておりました。
ここからは、運営視点での振り返りです。
事前準備をしっかりする必要があります
なんでも仕事は仕込みが一番大事と言われますが、 AWS Jam もしっかり準備する必要があります。
問題となる課題は「チャレンジ」という単位でセット化されており、そのセット内容は事前にしっかり運営者も解いておく必要があります。理由は主に4つあります。
- 課題の難易度が適切か?
- 課題の履修範囲はコース目標から逸れていないか?
- 課題に不具合が無いか?
- 課題の解き方を受講者に説明できるか?
このあたりの対応が必要になりますね。
今回実際に動作確認的に不具合がある課題も一つありました。それをしっかり把握するためにも運営主催される方は事前に AWS Jam で動作確認をするのをオススメします。
運営テクニック
AWS Jam では運営者側の機能も各種揃っています。
例えば、各チームへの一斉連絡をするメッセージ機能を使って一斉連絡を発することが可能です。
Zoom や Google Meet などのオンラインツールで連絡することもできますが、上記のメッセージ機能を用いると受講者側の AWS Jam 画面に表示することもできるので、一斉連絡時には便利でした。
あとは最初と最後が肝心ですね。
- 最初:AWS Jam の説明、実施方法や学習目的をしっかり伝える
- 最後:振り返り解説と受講者の感想聞き取り
手取り足取り教えるようなトレーニング内容ではありませんので、いざ AWS Jam での競技が始まると各チーム一斉にモクモクと課題解決をするために作業に取り掛かります。
ですので運営者は中盤あまり喋らずサポートに徹する事になるはずです。
一人トライしていました。
運営する側として今回は参加しましたが、途中暇になっちゃうので別途一人で私も AWS Jam 課題に取り組んでました。
6時間ぐらい一人でモクモクと課題に取り組んでいましたが、時間が足らずに全問題解くことは出来ませんでした。かなりのボリュームでお腹いっぱいです。
(南半球側の中級レベルの問題は後回しにして、北半球にある初級および上級レベルの問題から取り組んでました)
まとめ
最後にAWS Jam についてのまとめです!
機会があるなら絶対に体験したほうが良い
こういったゲーム形式で、しかもチーム単位で学習できるコンテンツはあまり多くはありません。もしも機会があるのならば絶対に体験したほうが良いです。
直近ですと似たような AWS GameDay が JAWS-UG 名古屋のイベントで開催されるようです。
JAWS-UG 名古屋 AWS GameDay がやってくる!10/21までに50人以上の申込で開催
また、海外開催になりますが、ラスベガスで開催される re:Invent 2024でも AWS Jam が実施されます。
企業のトレーニングで取り組みたい場合どうしたらよいか?
個人ではなく、企業として従業員複数人に AWS Jam を実施したい場合、AWS Skill Builder のチームサブスクリプションで導入ができます。
しかし慣れてないと運営も難しいと思われます。
もしも「うちの会社でも AWS Jam を一度実施してみたいな!」という場合には、弊社トレノケートではAWS Jamに対応したコースを2つご提供しておりますので、まずはお気軽にご連絡ください。
少しご紹介すると、弊社ではキャンセル待ちが出るほど申し込みが殺到している、Architecting on AWSとAdvanced Architecting on AWSという、中級レベル以上の3日間のコースがございます。
AWS Jam付きのコースは、その3日間で学んだスキルを4日目に試すという1社向けのコースになります。
ぜひ実践型のハンズオンラボでゲーム感覚で楽しみながら学びましょう。
▼中級レベル(
Architecting on AWS
)の AWS Jam 付きのトレーニングコース
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▼より高度なレベル(
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)の AWS Jam 付きのトレーニングコース
Advanced Architecting on AWS with AWS Jam
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久保玉井 純
AWS認定インストラクター
2024/2023 Japan AWS All Certifications Engineer
好きなラーメンは二郎系です。 https://maijun.net/