よくある質問「研修講師って、研修以外は何をしているの?」にお答えします
研修講師の仕事について、社外の方からよく聞かれるのが、
「講師の方は、担当の研修がない日は何をしているのですか?」という質問。
確かに、講師の仕事といえば真っ先に浮かぶのは「研修」ですよね。それ以外となると、ちょっとイメージがつきにくいかもしれません。
というわけで今回は、気になる「講師の研修以外の仕事」について、その真相に迫ります。
研修を担当する日は月にどのくらい?
まず、「そもそも、研修を担当しない日なんてあるのか?」と思ったそこのあなた。
あります。
担当するコースや時期にもよりますが、担当の研修がある日は、だいたい月の半分くらいです。
では、それ以外の日は何をしているのか、ご紹介しましょう。
担当コースの準備
講師は、「1つのコースができるようになればOK」ではありません。
年に1~2つ、多いと5~6つは担当できるコースを増やします。
新しくコースを担当するにあたって、その準備、具体的には関連技術の情報収集、資格の取得、実機を使った技術検証、授業計画の作成(説明の流れやタイムテーブルを考える、板書計画)、リハーサルなどを行います。
担当分野やその周辺技術の最新動向キャッチアップ
講師は、常に担当分野とその周辺技術の最新動向を追いかけています。
例えばクラウド担当講師の場合、情報の1つとしてAWS、Azure、GCPといった代表的なパブリッククラウドの最新動向をチェックし、実際に試すといったことをしていますが、ベンダーによっては1年で1000件以上のアップデートが行われることもあるそうです。これだけでもかなりの情報収集力が必要になりますね。こうした最新動向のキャッチアップは、変化の激しいIT分野において受講者の方にリアルタイムな情報を伝えるために、非常に重要な活動です。
せっかくなので、下記に講師が実際に行っている情報収集方法をまとめてみました。ご自身の勉強法としても参考になるかもしれません。
・勉強会やSNSで情報収集
・各ベンダーの公式SNSやアップデートメールをチェック
・キュレーションアプリやRSSリーダーをチェック
・他の講師とのコミュニケーション
・書籍、雑誌
書籍や雑誌も読みますが、最新動向のチェックとしては、リアルタイムで実用的な情報を得るために、SNSやWeb,勉強会を活用している人が多いです。
新しいコースの企画・開発
講師は既存のコースの担当に加えて、新コースの企画・開発もしています。
テキスト、スライドに加え、演習ガイドや演習環境の作成も行います。
分野や難易度にもよりますが、企画から、およそ3か月から半年かけて、新コースが完成します。
営業支援
営業支援活動として、提案内容のアドバイス、
カリキュラムの作成、営業同行といった活動も行っています。
PR活動支援
PR活動として、公式ブログの執筆、社外イベント参加、無料セミナーでのプレゼンテーション、勉強会の開催、カタログ用の原稿執筆なども行っています。
このように、トレノケートの講師は研修の他にも多岐にわたる活動をしています。マーケもPR活動でご協力いただくことが多く、とてもとても助かっています。
「講師の研修以外の仕事」について、みなさまの謎が解けましたら幸いです。