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考える人より動く人になろう!行動が成功を引き寄せる理由

本記事では、トレノケート株式会社で配信しているVoicy番組 田中淳子の「人材育成」応援ラジオ から、好評をいただいた放送をピックアップして文字としてお届けします。

 
今回は、「考えるだけの人と、行動して実現まで出来る人の違い」についてお話します。
#553 「考える人」は大勢いるが、「行動する人」は少ない。「行動する人」になろうじゃないか。

※読みやすさを意図して、内容をある程度抄訳・編集しています。より具体的なエピソードなども合わせて知りたい方は、Voicyの放送をお聴きください。

 

田中淳子の「人材育成」応援ラジオ とは
自社の人材育成を考える上でヒントとなるようなちょっとした知識やスキル、具体例など、人材育成にご興味・関心がある方向けに役立つヒントを毎日約15分でお話しする音声配信番組です。パーソナリティは、人材育成に携わって39年、人材教育シニアコンサルタントの田中淳子が務めます。

考える人と動く人

先日、お客様とお話ししていたら、こんなことをおっしゃっていました。
「世の中には考える人はいっぱいいます。自分よりもすごいアイディアを持っている人もたくさんいる。でも、私と他の人がもし違うならば、私は行動までした、という点です」

たしかに、
「こういうやり方もあるんじゃないか」
「こうすれば会社が良くなるんじゃないか」
「こうすればこの組織が良くなると思うからやればいいのに」
と、立派な意見やすごいアイディアを、私たちはたくさん持っています。

でも、多くの人はそこで留まります。

じゃあ実行に移そう、となったら
「それは私の仕事、役割じゃない」
「私はマネージャーでも経営者でもないし、影響力もないから」
と言って、結局一歩を踏み出すことをしません。

「やったらいいのに」と言っているだけでは、評論しているだけですので、従業員一人一人が考えていることはなかなか実現しません。

対して、考えのレベルや斬新さは別として、世の中やチームを変えていくのは、一歩でも二歩でも前進して動いていく、自らが行動する人です。

 

経営層を動かすのは職位でもアイディアでもない

先ほどとは別の、ある経営者とのお話です。

昇格者試験の論文や研修での提言作成課題などで、社員から「こういうことを会社は取り入れた方がいい」とアイディアが出てくるそうです。

例えば、
「テレワークになったので、社内のコミュニケーションを活性化するようにした方がいい」
「情報共有の仕方としては、こういうふうにやるといい」
などの提案です。

みなさん、組織はこうすれば良くなるとか、成果が出る組織になるためにはこういうアプローチがよい、と立派なことを考えている。本当にどれもこれもやったほうがいいことに違いないことばかりです。
でも、ほとんどの人は、「でも、実行するのはマネージャーなど上位職の人」と思っているためか、「こうすればいいのに」という意見レベルで止まっているそうです。


しかし、「やったほうがいいこと」と「実際にやること」の間には大きな差があります。
経営層としては優先順位をつけ、限られた予算をどこに投下するかを判断しなければいけません。またすべてのアイディアをマネジメント層が拾い上げることは現実的ではありません。意見を言うだけではなく、「何をどうするか」の具体的な改善策や実現した場合の効果、かかる期間や費用の見込みなどを企画としてまとまっていれば、経営層で検討が出来るようになりますが、そこまでする人は本当に少ないというのです。

お話を伺った経営者やその場に同席していたマネージャーの方々も口をそろえて、
「職位の有無に関係なく、企画を作って説明したいと言ってもらえれば耳を傾けるし、たとえ荒削りなアイディアでも実現する可能性があって心を動かされれば、来期は優先順位を高めていこうかと検討することもある」
と話していました。

これは会社の中でアイディアを実現するための1つの行動例ですが、このように本当に大切なのは、アイディアの斬新さ・革新性やその人の役職ではなく、実現に向けて行動に移すかどうかです。

 

行動する人は「自分ごと」になっている

では、行動して実現する人になるか、考えるだけの人になるかは、何が違うのでしょうか。

それは、「自分ごとになっているかどうか」です。

自分ごとは何かというと、切実さや切迫感、やむにやまれぬ想いが自分の中に湧いている状態です。好奇心もありますが、これをやらなかったら自分はダメだとか、これをやることが自分の使命だとか、どうしてもやりたいんだとか、やらないと自分の想いが実現しないとか、そういう切迫感が人を突き動かします。

こうすればいいのに、と言うだけで行動に移さない人は、きっと本気じゃないし、切実でもない。言いたかっただけなのだろうと思われても仕方ないことです。

 

皆さんは考える人ですか?それとも考えた上で行動に移す人ですか?

 

放送をお聴きになりたい方はこちら
#553 「考える人」は大勢いるが、「行動する人」は少ない。「行動する人」になろうじゃないか。

 

 

長山 晴美 (ながやま はるみ)

トレノケート株式会社マーケティング戦略部。前職の半導体メーカーでパートナー向けのマーケティングを担当する中で、人材の育成・教育の重要性に気付き現職へ。甘党で猫派。

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