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テレワークで成果を出すのは難しい?「会えない」を乗り切るための視点のコツ

新型コロナウィルス感染症の影響で私たちの日常は大きく様変わりし、「マスク」「テレワーク」が当たり前の世の中になってきました。

ですが、テレワークを継続される企業も多くある中、出社勤務に戻られているという企業も少なくありません。

みなさまの職場はいかがですか?

なぜ「出社勤務」なのか

テレワークが推奨されるようになり、一部の業務(接客業や機器や現物を取り扱う業務等)を除き、「オンラインでできるものは在宅で」という流れが進みました。

と同時に聞こえてきたのが、「オンラインで〇〇(業務内容)をするのは無理」「オンラインでは様子が見えないから不安」「なんだかんだで、出社して顔を突き合わせたほうが早い」などなど……。

つまり、「テレワークでは仕事が進まない!できない!」ということです。

みなさまの周りでも聞こえてきませんでしたか?

テレワークを進める上での問題とは

致し方ない理由を除き、テレワークを進める上での問題は、次の2つに大きく分類されているように感じます。

1つ目は、「コミュニケーション/人間関係構築」に関するもの。
2つ目は、「マインドチェンジ」の難しさ


1つ目の問題でよくあがるのが、「対面の方が話しやすい」「オンラインでは相手の考えていることが、伝わってこない」というものです。

なぜ、対面の方が話しやすく、相手の考えが分かりやすいのでしょうか?

その要因に、私たちが相手とのコミュニケーションにおいて、「言葉だけでやり取りをしているわけではない」から、ということがあります。


想像してみてください。

私たちが人と対面で会話する際、相手の話を「内容」だけで受け止めているかというと、そんなことはありませんよね?

アイコンタクト(私を見ている/きょろきょろしている/右・左上を見ている/目をそらしている)、表情(にこやか/無表情/怒っている)、姿勢(前のめり/腕組み)など、さまざまな情報から相手の「思い」を読み取り、会話の方向性を考えているのではないでしょうか。

オンラインでは、ビデオON/OFFの配慮がなされないと、相手の様子は見えません。
足を組もうが、パジャマで寝ぐせだらけだろうが、伝わることはありません。

つまり、聞こえてくる声と共有される資料だけで「相手の考え」「思いや熱意」「取り組み姿勢」を判断しないといけないわけです。

なかなか難しいですよね。


2つ目に「マインドチェンジ」です。

「オンラインで関係構築ができるわけない」「(関係構築されていなければ)プレゼンテーションしても、資料でしか判断されない」「足を運ばないと熱意が伝わらない」など、「できない理由」探しに陥るのは、現状維持バイアスがかかっているから、ということが考えられます。


視点を変える

いずれの問題に対しても、是非、みなさんに考えていただきたいのは、「How can I Do It」つまり「実行するために何ができるのか?」です。


1つ目の問題の根底にあるのは、「見えない・会えない・わからない」です。

であれば、「見える・会える(会ったのと同様の効果)・わかる」ために何をすればよいのか?を考えると、打開できそうではないですか?

「見える」ためにはビデオON、これをグランドルールにしてやりとりをするだけでも効果が出ます。

もちろん、取引先との商談ではルールとして指定するのは難しいですが、こちらが顔を出していると、相手の方も「出したほうがいいのかな?」と思われるはずです。


また、「会える(会ったのと同様の効果)」を出すためには、「会うことで得られるもの」に焦点を置きます。

たとえば「ちょっとした雑談」は人間関係を構築していく上で大きな意味を持ちます。

であれば、打ち合わせや会議の前後に時間をとって、ブレークアウトルームセッションなどをしてみてはいかがでしょうか。

ルームネームを「ディスカッションテーマ」にしたり、「雑談部屋」を作って話をしていただいたりするだけでも、打ち合わせそのものでは得られない「生の情報」が得られるかもしれません。


2つ目の問題に関しても同様に、視点を変えることが重要です。

オンラインで「関係構築・熱意を伝える・資料の内容以上のものを感じてもらう」ためにできることを考えます。

例えば、開始前のアイスブレークの実施(これは、対面も一緒ですよね)の他、「対面以上に声や表情に“抑揚をつける”ことを意識する」「資料の中で特に熱意を伝えたい箇所は、資料の見せ方を考慮したり、声の出し方を変えたりする」など、できることはきっとあるはずです。


また、オンラインならではの利点に目を向けることも重要です。

ここでは「商談」を例に挙げてみましょう。

商談設定後の処理(会議室のセッティング、案内、交通費の手続き、紙の印刷、備品の準備など)の削減の他、外部での商談であれば、重たい紙の資料を持ち歩く必要もないですし、資料に間違った箇所があっても、即座に修正することが可能です。

このように、オンラインであれば、商談に伴う作業・処理の時間を有効活用でき、接触回数を増やすこともできます(実際に、テレワークになってから商談数が格段に増えたという話はよくお聞きします)。

そう考えると、オンラインでの関係構築もさほど困難とは言えないのではないでしょうか。




今後もテレワークは継続される可能性が高く、オンラインで仕事を進めることから取り残されるのは、ビジネスパーソンにとって大きな損失になるでしょう。

変化を受け入れないと、この時代を乗り切ることは困難だからです。

「伝わらない」「できない」から、「どうすれば伝わる?」「どうすれば実行できる?」の「How can I Do It」を持ち続けながら、新しい時代と共存したビジネスパーソンを目指しましょう!


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山崎 明子(やまさき あきこ)

山崎 明子(やまさき あきこ)

トレノケート株式会社 講師。医薬品関連、教育、人材サービス会社にて営業に従事した後、現職に至る。現在は、ヒューマンスキル分野のトレーニングを担当。様々な分野において人とのかかわりを経験してきたことから、「人の思いを聴くことの重要性」を強く感じ、また、大切にしている。研修では、様々なお悩みや希望に応えられるよう心掛けている。

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