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【PMの心得】プロジェクト・マネジャーは、自らをヒマにしろ


「メンバーから報告が上がってこない」「なかなか計画通りに進まない」……
プロジェクトの現場では、このような課題が溢れています。
シリーズ「PMの心得」では、現場で悩みを抱えるプロジェクト・マネジャーの皆様へ、
​​​​​​​プロジェクトを成功に導くコツをご紹介します。


プロジェクト・マネジャーこそ「ヒマ」になろう

忙しいプロジェクト・マネジャーは見るべきものが見られなくなります。したがって、ヒマになるように手だてを講じる必要があります。ヒマだと不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ヒマであればこそいろいろなことに目を配ることができます。

「忙しかったので、○○できませんでした」という言い訳はプロジェクト・マネジャーには許されません。忙しすぎないように自らをマネジメントできてこそ、プロジェクト・マネジャーの名に値するのです。


プロジェクト・マネジャーが忙しすぎるとどうなる?

プロジェクト・マネジャーが忙しすぎると、どのようなことが起こるでしょうか。

例えば、「問題が起きたので、プロジェクト・マネジャーに報告しようとしたのだけれど、忙しそうなので遠慮した」というメンバーの方の話が多く聞かれます。こうした理由で、重大な情報がプロジェクト・マネジャーに上がってこないことがあるのです。

報告しないメンバーが悪いのでしょうか。忙しすぎるプロジェクト・マネジャーが悪いのです。


まずは忙しすぎる状況の解消を

「ヒマになれと言ったって、無理だ」という声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。

取り得る策をすべて講じてみましたか。そもそも忙しすぎるのを解消する策はないかと考えてみましたか。「緊急だが重要でない仕事」に振り回されていませんか。「緊急事態」が発生しないように先を見通した仕事をしていますか。部下を育てて仕事を任すようにしていますか。

ありとあらゆる手段を講じても忙しすぎるなら、人の追加、仕事の分担の変更を上司に相談しましょう。


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中村 正明(なかむら まさあき)

中村 正明(なかむら まさあき)

トレノケート株式会社 / ラーニングサービス本部
   

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