
【月間AWS】2025年3月号~AWS認定講師が厳選。先月の気になるニュース~
AWS 認定インストラクターのたかやまです。
東京は、暖かい日と寒い日が交互にやってきて春がもうすぐって感じます。三寒四温ですね。(たまにまだ雪マーク出てますけど)
さて、2025年2月中盤から3月中盤くらいまでの AWS で気になったニュースのまとめをお送りします。
Amazon Bedrock関連
Anthropic の Claude 3.7 Sonnet ハイブリッド推論モデルが Amazon Bedrock で利用可能に
Amazon Bedrock で Anthropic 社の Claude 3.7 Sonnet が利用可能になっています。昨年の AWS re:Invent 2024 でも、様々なモデルが今後利用できるようになるという発表がありましたが、どんどん最新のモデルが利用できるようになって楽しいですね。
DeepSeek-R1 が Amazon Bedrock のフルマネージドサーバーレスモデルとして利用可能に
いきなり登場してきて ChatGPT など既存モデルを超えた!と話題の DeepSeek ですが、EC2 上で稼働させてるツワモノもいましたが、Amazon Bedrock でも利用可能になりましたね。色々言われることもあるモデルですが、比較検討できる AWS のススメ方が大好きです。
プロンプトインジェクションから生成 AI ワークロードを保護する
新しいテクノロジーが登場すれば、新しい攻撃が生まれるのはこの世の理なのでしょうか?
インジェクション攻撃は、システムへの入力に悪意のある内容を差し込むことで悪戯や被害を与える手法です。生成 AI の分野においても、プロンプトをうまいこと書いて生成 AI に流し込んで無理やりデータを引き出そうといった攻撃がありますよね。
Amazon Bedrock では、ガードレールなどの仕組みでデータに対する防御体制を作ることができますが、この記事ではより具体的な手法について書かれています。
生成 AI を使ったアプリケーションを開発する際に読んでおきたい内容です。
その他
より詳細なコスト可視化のためのタグ付け戦略の策定・適用の方法
ご存知の通り、AWS は従量課金モデルを採用しています。発生したコストについてほぼリアルタイムに確認することができます。
そして、具体的にどのプロジェクトに幾ら掛かっているのかや、どの部署が幾ら使っているのかといったコスト分析を行いたい場合には「コスト配分タグ」を利用することで分析ができます。
この記事では、どんなタグを付けたらいいのかといったタグ付けの戦略について解説されています。ぜひ参考にしたいですね。
AWS Chatbot は Amazon Q Developer に名称が変わりました
Slack や Microsoft Teams などと連携して ChatOps ができる AWS Chatbot サービスがAmazon Q Developer に名称変更されました。
Amazon Q Developer は、コードやテスト、ドキュメントなども自動生成したりすることができる非常に便利な AI アシスタントサービスですが、Chatbot が Amazon Q Developer に含まれることになったということは、Slack などのチャット内で生成 AI を利用した質問回答などもできるようになるんですかね?
どうやらなるようですね。
素敵です。
Amazon S3 Tables integration with Amazon SageMaker Lakehouse is now generally available
今回、最後にお届けするのはこちら。
昨年の AWS re:Invent 2024 で発表された Amazon SageMaker Lakehouse で これまた同じくイベント内で発表されたあ Amazon S3 Tables が利用できるようになった。というニュースです。
これまでは、データ分析と機械学習に分かれていたものが、SageMaker Lakehouse によって統合されていく未来が見えていますが、Datalake に存在する Apache Iceberg 形式のデータをそのまま利用できるようになることで、色々と捗りそうです。
AWSの生成AIを学べば大きなスキルアップに!
ChatGPTに代表される生成AIをはじめ、生成AIには活用に役立つ様々なサービスがあり、企業の規模や目的に合わせて柔軟に利用できます。
業務の効率化や生産性向上、新たなビジネス機会の創出など、この機会に生成AIを活用してみませんか?
生成AIを学ぶ方法は、プロによる研修、公式eラーニング、書籍など、様々な方法があります。
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基礎コース
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AWSで大規模言語モデルを利用した生成 AIアプリケーション開発に関する基礎を扱います。
Developing Generative AI Applications on AWS
本ブログでご紹介したAWS研修(AWS認定トレーニング)は、他にも多数のラインアップがございます。
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また、そもそもAWSって何?詳しく知りたいという方は、こちらの「AWSとは?AWS認定講師が解説」をご覧ください。
