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講師として研修中に行っている3つのこと

講師が研修中にどのようなことを意識しているか、講師によって異なりますが、今回は私の視点で3つ挙げます。
もし受講して頂く機会があれば、講師にはこういう意図があるんだということを考えながら受講していただけると、より皆さんの学習が促進するかもしれません。

質問しやすい環境を作る

少しでもモヤモヤしていることを解消して研修を終えていただくために、質問しやすい環境を作る、というのが研修中に行っていることの1つ目です。

講師として、研修の場で質問をもらえるのはとても嬉しいことです!
質問があるということは、具体的に自分の中に落とし込もうとしていることだと思っています。
そのため、なにか疑問に思うことがあったときに、質問しやすいように環境を整えているのです。
質問しやすい環境を作るために行っていることは2点です。

(1)質問の仕方を明確に伝えること

質問の仕方が分かるだけでも、安心感があります。
私は、質問をするタイミングと質問の方法を研修の冒頭で伝えるようにしています。

最後にまとめて質疑応答の時間があるのか、区切りで講師から質問を募集するのか、疑問に思ったらすぐに質問して良いのか、これが分かるだけでも安心して質問ができます。
質問の方法では、オンラインではチャットで質問をしても大丈夫だとわかると、全体の場では聞きにくいけど…と質問をいただけることが多くなります。

(2)質問しやすい雰囲気を作ること

研修の冒頭では、「質問をもらえることは嬉しい!是非質問をして欲しい!」ということを伝えています。
また、質問がないか確認をするときの聞き方も意識していることがあるのです。
「質問はありませんか?」ではなく、「質問や聞きたいこと、確認しておきたいこと、気になることはありませんか?」と質問をするハードルが低くなるような表現を意識的に行います。
そして、実際に質問を頂いた際には、お礼を伝え、笑顔で対応することを心がけています。

 

記憶に残るように研修を行う

学習したことを業務に戻った後にも使えるように、記憶に残るような研修を行う。
これが研修中に行っていることの2つ目です。

実際の業務で活かせそうな場面を、具体例として伝えるのです。
いざその場面が来たときに、「あれ、そういえば、研修でこんな場面、聞いたことがある!」と思い出してもらう、そんなトリガー(引き金)となるような具体例を入れています。

例えば、効果的コミュニケーション・スキルという研修では、「聴く態度を整える」という項目を学びます。

「作業中に話しかけられて、つい手を動かしながら話を聞いていることはありませんか?
手を止めて、体ごと相手の方を向いて話を聴いてみてください。これだけでも相手の話しやすさは変わります。」
このように業務で活用できる場面を伝えるのです。

また、記憶に残るという意味では、私自身が研修を楽しむことも意識しているポイントです。
感情は周囲にも伝播します。
私自身が研修を楽しむことで、受講者にも安心して楽しんでもらえます。
楽しかったことは記憶にも残りやすく、思い出したときにも「使ってみようかな、やってみようかな」と、取り組むハードルも低くなると私は信じています。

実務で使ってほしいと訴え続ける

研修で終わりにせず、実務で使ってほしいと繰り返し伝える、これが研修中に行っていることの3つ目です。

研修だけで「スキル」として身につけることは難しい……。
ではどうすればいいかというと、学んだことを意識的に活用することが必要です。

ここまでの2つ、「質問しやすい環境を作ること」も、「記憶に残るような研修を行うこと」も、
実は実務で使っていただくことにつながっています。

質問に答えることで具体的に使う場面をイメージできるようにする、
記憶に残る研修をすることで思い出してもらえる回数を増やす、
こうして業務で使うための「きっかけ」を散りばめています。

そして、私の意図が伝わるように明確に言葉にして
「使ってほしいんだ!」ということ、を研修中にひたすら訴え続けています。

研修中は、「まずは学んだことを演習で意識的に使ってほしい」と、
そして研修の最後には、「この研修で学んだことを明日以降の業務で活用してほしい」
ということを、私からのお願いとして伝えているのです。

 



​​​​​​​以上、「私が講師として研修中に行っている3つのこと」でした。

実は、3つとも「研修後に実際の業務の中で使っていただくにはどうしたいいか」を考えて行っています。
この記事を読んで、「そういえば研修を受けて終わりになっていたな、ちょっと使ってみようかな」と少しでも思っていただけると、講師としては嬉しい限りです。

実際どんな研修なのか気になる!という方は、是非ご受講ください!
皆さまにお会いできる日を楽しみにしています。

 

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榎本 春菜(えのもと はるな)

トレノケート株式会社 ラーニングサービス部。小中学生を対象にした集合塾の塾講師を約4年、医療/介護業界の人材紹介サービスで営業職と人材開発部に約5年従事し、トレノケートに転職。現在はヒューマンスキルの講師を担当。 趣味はゲーム、ペットのハムスターをひたすら眺めること。

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