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2020年のイマドキ新入社員の接し方を考える

こんにちは、トレノケートの岩淺です。

トレノケートがお客様に提供する新入社員研修の、全体の企画や運営を行うプロジェクトに参画しています(普段はビジネススキル全般の講師をしています)。

今回は、イマドキ新入社員を“キャリア”という視点から、教え育てる側が接する際に必要な点をご紹介します。 


新入社員のキャリアの捉え方を知る

様々な新入社員の意識調査をみると、新入社員の働く価値観は「楽しく働く」がダントツで1位だったり、「仕事とプライベートを充実させたい」「リスクは避ける傾向がある」など挙がっていたりします。つまり仕事より、プライベートを優先する傾向があることが分かります。

この傾向に少しネガティブな印象をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。でも、新入社員がこれまで育った背景など考えると、「当たり前のことなのだ」と捉えてみるのがスタートです。

2011年から学校教育では「キャリア自律」が導入され、小さな頃から「どのように働き、生きたいか」を言語化する機会が沢山ありました。加えて日本の世の中では終身雇用という働き方が崩壊し、働き方を考える上で、確かなものが無くなりました。そんな中で、「この会社で働く」というより「自分の人生をどうする」という、先を大きく捉えるよう学んでいるのです。

自分のキャリアにとって意味を見いだせないと思うと、モチベーションが上がりにくいのは、このような背景が考えられます。一方、上司や先輩世代は「この会社」の視点で考える人が多い傾向があります。


キャリアと仕事を結びつける

個人的に大事だと思うのは、「新入社員に工夫して関わることを決めること」です。

そのために迎え入れる側と新入社員側の「楽しく働く」はどのようなことかを明らかにします。

実は、「楽しい」という言葉から、好きな仕事やラクな仕事ばかりしたい、という印象を感じる方は少なくありません。そうすると、「ラクで好きなことばっかりしたんでしょ、そんなに社会は甘くないよ」的なバイアスが入り、信頼関係構築で難航することもあります。

迎え入れる側は、新入社員の「楽しく働く」は、「自分のキャリアにとってプラスになることがやりたい」ということだと、一旦、捉えてみます(もちろん配属後、早い段階で対話することをお勧めします)。

悩ましいのは「自分のキャリアにとってプラスになること」が、職業経験の少ない新入社員には判断が難しいことです。

仕事から、自分のキャリアにとっての関連性や、組織や顧客、世の中へのインパクトを意味づけるのは、ある程度の職業経験が必要なため、想像以上に難しいもの。
例えば、先輩が「新入社員にとってプラスになる仕事」と思って依頼しているにも関わらず、新入社員は自分のキャリアにプラスになることが想像できずに、取り組み姿勢が下がってしまう。その下がった取り組み姿勢に先輩ががっかりする……、という負の循環がスタートしかねません。昔はOKだった「やっている内に分かるから」「とりあえずやっておいて」では、難しいことが分かります。

そんな時は、依頼した仕事が新入社員のキャリアがどのように影響するか、説明してみます。世の中にとっての影響力や価値などを想像してもらうのも有効です。新入社員によって「自分にとっての意味」が見出せることにつながるからです。その思いで取り組む中で、新入社員は「やりがい」や「楽しさ」も感じられます。




新入社員を迎え入れるにあたって、さまざまな準備をなさっていることでしょう。イマドキ新入社員の育った背景や価値観を踏まえた関わりが大事だと、私は思うのです。


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岩淺 こまき(いわあさ こまき)

岩淺 こまき(いわあさ こまき)

トレノケート株式会社 ラーニングサービス本部 / 産業カウンセラー。 トレノケートが提供する新入社員研修サービスの企画・運営に参画。 また、新入社員研修内容の開発から研修講師・運営まで、内定者研修、新入社員研修、講師養成、OJTトレーナー育成研修など、新入社員を育てる一連のプロセスに関わる。 「ビジネス/ヒューマンスキルに長けている人はトクをする」を実感してから10年、受講者が効率よく効果的にビジネス/ヒューマンスキルを学べるように、活動し続けている。

   

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