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面倒くさいことをやらないと、より面倒くさいことが起こる

面倒くさいこと

プロジェクトを進めていると、色々な面倒くさいことが起こります。

例えば、計画を立てる、今後起こりそうなリスクについて考える、メンバーの様子を確認する、日々の進み具合を管理する、発生した問題に対処する、など挙げていくとキリがありません。

面倒くさいと言うとやや聞こえが悪いかもしれませんが、「これはやっておいた方がいいかな」「今のうちに手を付けた方がいいな」「早めに考えた方がいいな」という類のものだと捉えてみてください。


かく言う私も先に挙げたようなことについて「面倒くさいな」と感じることがよくあります。

しかし、この面倒くさいことをやらなかったがために、より面倒くさいことが起こります。

つい最近のことです。

あるプロジェクトの成果物について、プロジェクトチーム内で認識合わせをした後の出来事でした。プロジェクトチームとは直接的には関係がない部署の方でしたが、プロジェクトの成果物の影響を受ける可能性がある方からご意見を頂きました。そのリクエストは「今回のプロジェクトの成果物は営業活動に活かせるものにしてもらえませんか。そうなっていないとあまり意味がないと思うのです。」といった内容でした。


至極もっともなこのご意見によって何が起こったかというと、

  • プロジェクトチーム内で再度のディスカッションが発生し
  • 資料を作り直し
  • 認識合わせを行い
  • さらにご意見を頂いた方に新しい内容を説明する

という、追加の作業が発生しました。

やるとなるとちょっと面倒くさいことになってしまう「予め」影響を受けそうな人への説明や相談が不十分だったから発生したのです。


プロアクティブ

このように面倒くさいことをやらないことで、より面倒くさい状態をつくりださないために大切な考え方があります。

それは「プロアクティブ」です。

プロアクティブとは、日本語に訳すと「先を見越した、事前に行動を起こした、先回りした」などという意味です。簡単に表現すると「予め、前もって行動する」です。

プロジェクトで発生する多くの面倒くさいことは、このプロアクティブな行動を心掛けることで解決しやすくなります。

例えば、しっかりとした計画を立てる、また、立てた計画について検証し、関係者に共有するなど、を予め行っておくだけでも、問題の発生を未然に防ぐことにつながります。

また、毎日1回一声だけメンバーに声をかけるだけでも、メンバーの体調不良を発生しにくくすることにつながります。

というわけで「面倒くさいな」と思った時こそ、このプロアクティブを思い出して「予め、前もって行動する」を実践してみてはいかがでしょうか。


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山内 翼(やまうち たすく)

山内 翼(やまうち たすく)

トレノケート株式会社 講師。人材教育コンサルタント / PMI®認定PMP® / CPCC(CertifiedProffesionalCoactiveCoach:CTI認定コーアクティブ・コーチ)。 2002年よりIT系企業にて15年間、Webデザイナー、プログラマ、システムエンジニア、プロジェクトマネージャ(PM)、 プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)にて業務系システム開発を中心に活動。 その他、社内人材育成を推進。社内教育の企画立案/運営/講師を担当。 2017年より現職。プロジェクトマネジメントおよびヒューマン・スキル講師としてIT業界に限らず幅広く人材育成支援に当たっている。

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