【人材開発用語集】CCR(シー・シー・アール/Continuing Certification Requirements)
人材開発に関する用語をトレノケートの講師がわかりやすく解説します。
CCR(シー・シー・アール/Continuing Certification Requirements)
CCRとは「Continuing Certification Requirements」の略で、PMI®の認定する資格保有者に対しての教育と専門能力の開発をサポートする仕組みのことである。
PMP®の場合には、3年ごとに資格更新をしなければならないが、この期間内に60PDU(Professional Development Units)を取得する必要がある。PDUはポイントのようなもので、1PDUは概ね「1時間の学習時間」に相当する。つまり、単純計算では、PMP®を維持するためには3年間で60時間分の学習が必要であるということになる。
PDUのカテゴリは「教育」「ギブバック(知財開発、ボランティア活動、プロジェクトマネジメント実務)」の2つに分かれ、「教育」で最低35PDUを取得しなければならない。さらに教育は以下3つのカテゴリに細分化され、各カテゴリで最低8PDUを取得しなければならない。
- 主にプロジェクトマネジメントに関する「Technical」
- 主にリーダーシップやモチベーション、コミュニケーションなどに関する「Leadership」
- 主に、ビジネスや経営などに関する「Business&Strategic」
詳細は、トレノケート Webサイト「 PMP®資格更新 」をご参照ください。
コラム
PMP®の資格を保有している私も、資格を維持するためには3年間で60PDUが必要です。3年間で60PDU、60時間分の学習というのは、簡単なようで意外と難しいものです。「3年もあるからまだまだ余裕だな」と思っているとあっと言う間に時間が過ぎてしまいます。追い詰められてから研修を受けようと思っても、「受けたい研修がない」「この研修はすでに受けた」「受けたいがスケジュールが合わない」などの状態に陥り、苦労します。
こうならないために、年度初めに計画を立ててしまうことがお勧めです。3年間で60PDUということは、平均すると1年間で20PDUの取得が目安です。1日の研修で約7PDU(7時間相当)を獲得できるとすれば、3日間分の研修を計画すればよいということになります。年初であれば、3日間分の研修を最初から計画に組み込むのはそう難しくないと思います。もし資格を失効してしまうと初めから再度試験を受けなければならなくなります。くれぐれも資格更新期限を忘れないようにお気をつけください。
文責:山内 翼/PMI®認定PMP®
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