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AWSの導入支援会社とは?支援内容やパートナー選びのポイントを解説

AWS導入を検討しているものの、「最適な構成や運用がわからない」「専門知識がない社員にどう教えればいいの?」と、疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、AWS導入の支援をする会社の存在や、導入支援内容のご紹介をします。

AWS導入を初めて検討する方でも、本記事を読めば、自社に合った導入計画を立てられるようになるでしょう。

目次[非表示]

  1. AWS導入支援会社とは?
    1. 導入支援
    2. 移行支援
  2. 一般的なAWS導入支援の内容
    1. クラウド戦略策定と要件定義
    2. AWS環境の設計と構築
    3. 運用支援とモニタリング体制の確立
    4. 教育トレーニングとナレッジ移管
  3. AWS導入支援パートナーの選び方
    1. AWSサービスパートナーティアにおける認定レベル
    2. 業界・分野における専門性と実績
    3. 提供サービスの範囲と柔軟性
  4. AWS導入支援パートナーの探し方
    1. AWSパートナーネットワーク
    2. Web検索と企業サイトの確認
  5. AWS導入支援後の自社運用に向けた準備
    1. 必要なスキルセットの把握と人材育成
    2. 運用体制の構築
    3. コスト管理体制の確立
  6. AWS導入は専門知識が必要!自社従業員の教育も視野に

AWS導入支援会社とは?

AWS導入支援会社とは、AWSの導入から構築、検証までをサポートする会社です。
 
AWS導入支援会社を活用すれば、導入時のリスクを最小限に抑えながらのシステム導入が可能になります。そのため、自社内にAWSの専門知識を持つ人材がいない場合や、社内のリソースが不足している場合などに、AWS導入支援会社を利用するのがおすすめです。
 
次から、具体的な導入支援や移行支援について解説します。

導入支援

導入支援は、新しいシステムをAWS上に構築するサポートを行います。

支援会社によってサポート範囲は異なりますが、AWSアーキテクチャの設計やインフラの設定、セキュリティ対策まで含まれることが一般的です。

クラウド環境の導入には、専門的な知識と経験が必要になるため、不慣れな企業はAWS支援会社のサポートを受けるのがおすすめです。

移行支援

移行支援とは、既存のオンプレミスや他のパブリッククラウドで稼働しているシステムを、AWSへ移行する支援を意味します。

専門の会社による移行支援では、既存システムのダウンタイムを最小限に抑えつつ、対応してもらえます。また、AWSの特性を最大限活用できるように最適化してくれるため、スムーズかつ安全にAWSへの移行を進められます。

一般的なAWS導入支援の内容

一般的なAWS導入支援の内容は、下記の通りです。
  • クラウド戦略策定と要件定義
  • AWS環境の設計と構築
  • 運用支援とモニタリング体制の確立
  • 教育トレーニングとナレッジ移管
各内容について詳しく解説します。

クラウド戦略策定と要件定義

AWS導入の第一歩として、現状のIT環境を分析し、ビジネス目標に基づいたクラウド戦略を策定する必要があります。
 
また、戦略が決まれば、導入後に実現すべき内容を達成するための要件定義を作成します。

要件定義では、セキュリティやコスト管理方法など、運営に必要な内容を確定させます。

AWS環境の設計と構築

AWS環境の設計と構築には、セキュリティ対策を重視したネットワーク設計や、将来的なビジネス成長に対応するための、可用性と拡張性を考慮したシステム構築が含まれます。

また、既存のオンプレミスシステムや他クラウドサービスからAWSへの移行も、スムーズに行われるようサポートしてもらえます。

運用支援とモニタリング体制の確立

運用支援とモニタリング体制の確立では、監視ツールの導入と設定を行い、リアルタイムでのシステム状況の把握を可能にします。

さらに、インシデントが発生した際の対応プロセスの確立や、システムのパフォーマンスチューニング、コスト最適化に向けた提案も受けられます。

教育トレーニングとナレッジ移管

社内でAWSの運用が自立して行えるように、基本操作や管理手法などのトレーニングを実施してもらえる会社もあります。

運用マニュアルの作成や、ナレッジの引き継ぎを通して、社員がAWS環境を効果的に運用できる体制作りをサポートしてもらえます。

AWS導入支援パートナーの選び方

AWS導入を成功させるためには、適切なパートナー選びが重要です。

専門的な知識と経験を持つパートナーは、クラウド導入の計画立案から運用支援までを包括的にサポートしてくれます。

次から、どのような点に注意してパートナーを選べば良いのか解説します。

AWSサービスパートナーティアにおける認定レベル

AWSパートナーには、提供するサービスの品質や実績に基づいて「セレクト」「アドバンスド」「プレミア」といった認定レベルがあります。

例えば、セレクトパートナーは基本的なサービス提供を行いますが、アドバンスドやプレミアパートナーは、より高度な技術サポートや複雑なシステム構築を提供できる実績を持っています。

自社のニーズに合った認定レベルのパートナーを選ぶと良いでしょう。

AWSサービスパートナーティアについてより詳しく知りたい方は、下記のリンクをご覧ください。

AWSサービスパートナーティア

業界・分野における専門性と実績

AWS導入支援パートナーを選ぶ際には、業界や分野に特化した専門性と実績も確認しましょう。

自社と同じ業界や類似規模の企業での対応実績があるか、具体的な成功事例やケーススタディが公開されているかを確認することで、信頼できるパートナーか判断できます。

特に、規制が厳しい業界や特殊な要件がある場合には、パートナーの専門的な知識があるかを確認しておきましょう。

提供サービスの範囲と柔軟性

AWS導入支援は、戦略立案からシステム構築、運用支援まで一貫したサポートをしてもらうのが理想的です。

また、自社のニーズに合わせて柔軟にサービスをカスタマイズできるかも重要なポイントです。例えば、移行後の運用支援だけでなく、トレーニングやナレッジ移管の対応など、長期的にサポートしてくれるパートナーであれば安心して依頼できます。

AWS導入支援パートナーの探し方

AWS導入を検討する際、信頼できるパートナーを見つける必要があります。

ここでは、具体的にどのような方法でパートナーを探せば良いのかを解説します。

AWSパートナーネットワーク

AWSパートナーネットワーク(APN)は、AWSが認定するパートナー企業のリストを提供しており、最適な導入支援企業を見つける際に非常に便利です。

APNにはさまざまなカテゴリやレベルのパートナーが登録されており、ビジネスニーズや規模に応じて適切なパートナーを見つけられます。

適切な AWS パートナーを検索する

Web検索と企業サイトの確認

「AWS 導入支援」「AWSパートナー」などのキーワードを使ってWeb検索を行い、各企業の実績や提供するサービス内容を確認するのもおすすめです。

ブログやホワイトペーパーなどの技術コンテンツが充実している場合は、あわせて目を通しておくのもよいでしょう。

AWS導入支援後の自社運用に向けた準備

AWSの導入が成功しても、自社で運用を進めていくためには、運用体制の準備が欠かせません。

AWS導入後の自社運用に向けた準備には、以下のような内容が挙げられます。
  • 必要なスキルセットの把握と人材育成
  • 運用体制の構築
  • コスト管理体制の確立

なお、トレノケートでも、導入後の自社運用に向けたスキル育成や体制構築のサポートをしていますので、下記のリンクもあわせてご覧ください。

必要なスキルセットの把握と人材育成

AWS導入後、システムの運用・管理には専門的な知識とスキルが求められます。

そのため、AWS認定資格の取得支援プログラムの実施や、社内勉強会、ハンズオンワークショップの定期開催などを通じて、社員のスキルアップを図る必要があります。

運用体制の構築

AWSの運用には、インフラ管理、セキュリティ、コスト管理など、さまざまな業務が含まれます。

これらの業務を円滑に進めるためには、役割と責任を明確化し、インシデント対応プロセスを確立することが重要です。

例えば、インフラ管理担当者は、システムの監視やトラブルシューティング、パッチ適用などを行い、セキュリティ担当者は、アクセス管理や脆弱性診断、セキュリティ対策などを行います。

コスト管理担当者は、利用料金の監視、コスト削減策の検討などを行います。

コスト管理体制の確立

AWSは、利用した分だけ料金が発生する従量課金制を採用しているため、適切なコスト管理が重要です。

コスト監視の仕組みを構築し、リソース最適化を定期的に行うことで、利用していないリソースが適切なタイミングで停止できるため、結果的にコスト削減にも繋げられます。

AWS導入は支援会社だけに頼らず、従業員教育も大切

AWS導入には、専門知識が必要です。自社で対応が難しい場合は、支援業者にサポートしてもらうことも検討しましょう。

ただ、自社従業員に知識を身につけてもらうことも大切です。

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