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【月間AWS】2025年4月号~AWS認定講師が厳選。先月の気になるニュース~

AWS 認定インストラクターのたかやまです。

すっかり桜は散り、新入学・新社会人の皆さんを街で見かけることが多くなりました。北海道はこれからが桜の季節ですね。
さて、3月後半から4月中盤までの 気になる AWS ニュースをまとめました。

目次[非表示]

  1. Amazon Q
    1. Amazon Q Developer CLI での超高速な新しいエージェント型のコーディング体験
    2. あなたの言語で開発を支援:Amazon Q Developer の言語サポートが拡大 (日本語を含む)
  2. Amazon Amplify
    1. AWS Amplify でホストされたサイト向けのファイアウォールサポート
  3. AWS CodeBuild
    1. AWS CodeBuild を利用した CI の高速化: 並列テスト実行が利用可能に
  4. Amazon API Gateway
    1. Amazon API Gateway がデュアルスタック (IPv4 と IPv6) エンドポイントのサポートを開始
  5. Amazon Bedrock
    1. Amazon Bedrock announces general availability of prompt caching
  6. Amazon Nova
    1. Amazon Nova Reel 1.1 の発表
    2. Announcing Amazon Nova Sonic, a new speech-to-speech model that brings real-time voice conversations to Amazon Bedrock
  7. Amazon S3
    1. Amazon S3 Express One Zone reduces storage and request prices
  8. イベント関係
    1. AWS re:Inforce 2025 および Japan Tour のご案内
  9. その他
    1. Amazon OpenSearch Service による検索ワークショップ(日本語版)のご紹介
    2. すべての AWS リージョンとアベイラビリティーゾーンの詳細な地理情報が利用可能に
  10. AWSの生成AIを学べば大きなスキルアップに!

Amazon Q

Amazon Q Developer CLI での超高速な新しいエージェント型のコーディング体験

きましたね、Amazon Q がターミナル内で動く AI エージェントになる時代が。

Amazon Q Developer は、VS Code など IDE に組み込みで動く AI アシスタントとして、コードの自動生成やセキュリティチェックなどで利用できていましたが、機能アップデートされて、プロジェクトのコードを作成してくれたり、ユニットテストを自動的に作成、実行してエラーの修正などもおこなうことができていましたが、CLI コマンとして使えるようになったので、「VueJS のプロジェクトを VITE で作って」など入力すると、コマンドを自動的に実行してコードの生成などを行い、なんなら GitHub へのプッシュなんかも自動化しちゃう。AI エージェントになりました。

そして、そんな Amazon Q Developer CLI ですが・・・。

あなたの言語で開発を支援:Amazon Q Developer の言語サポートが拡大 (日本語を含む)

日本語にも対応しちゃったんですよね。

Mac OS や WSL 経由の Windows ということで、Linux,UNIX ベースで利用可能になっているので体験してない方はぜひ。

Amazon Amplify

AWS Amplify でホストされたサイト向けのファイアウォールサポート

Amazon Amplify は、ウェブアプリケーションやモバイルアプリケーションの CI/CD パイプライン付きホスティング環境を提供してくれるサービスですが、ファイアーウォール機能が利用できるようになりました。

これまでは、AWS WAF を設定した CloudFront 環境を用意する必要があったため、お手軽に安全に守ることができるようになりましたね。

AWS CodeBuild

AWS CodeBuild を利用した CI の高速化: 並列テスト実行が利用可能に

CodeBuild で継続的インテグレーション (CI) を組んだことがありますか?CodePipeline に組み込んで CI/CD パイプライン化することが多いと思います。

CI では、アプリケーションのビルドとテストが行われることが多いので、場合によってはかなり時間がかかる処理になります。とくにテスト。

今回のアップデートでは、テストを並列実行することができるようになったようです。これで長大な鬼テストでも安心ですね。

Amazon API Gateway

Amazon API Gateway がデュアルスタック (IPv4 と IPv6) エンドポイントのサポートを開始

Amazon API Gateway も IPv6 対応が行われ、IPv4とのデュアルスタックが実現できるようになったようです。AWS のサービスの IPv6 対応がコツコツと広がっていますね。

Amazon Bedrock

Amazon Bedrock announces general availability of prompt caching

昨年の re:Invent で発表された Amazon Bedrock のプロンプトキャッシングが GA になったようです。適切にキャッシュしてくれればコスト面やパフォーマンス面での最適化に期待できますね。

Amazon Nova

Amazon Nova Reel 1.1 の発表

Amazon Nova Reel がバージョンアップして、かねてより計画されていた2分間の動画の自動生成に対応したようです。Amazon Nova や Reel を利用してどんなことができるかは、AWS re:Invent 2024 のレポートをご一読ください。

Announcing Amazon Nova Sonic, a new speech-to-speech model that brings real-time voice conversations to Amazon Bedrock

Amazon Nova の進化が止まらないです。

AWS re:Invent 2024 では今後追加する予定となっていた Speech-to-Speech をサポートしたモデルが用意されました。その名もズバリ、Amazon Nova Sonic。

名前の付け方も Nova シリーズはちょっとかっこいい。

Amazon S3

Amazon S3 Express One Zone reduces storage and request prices

AWS といえば、使っていると値段が下がることがある。クラウドサービスとして有名ですが、Amazon S3 Express One Zone の料金が下がりました。

下がったとはいえ、標準と比較すると高いですけど。

イベント関係

AWS re:Inforce 2025 および Japan Tour のご案内

今年も、AWS re:Inforce の開催と Japan Tour の準備ができたようです。

AWS re:Inforce は、AWS re:Invent と比較すると小さいイベント(それでも国内のイベントと比較になりませんが)ですが、セキュリティに特化した発表やセッションが用意されているため、AWS をよりセキュアに使いたい(使わないといけない)方には刺さるイベントですね。

弊社では、AWS のセキュリティの基礎を学べる1日のコース「AWS Security Essentials」と、より Deep に学ぶことができる「Security Engineering on AWS」という3日間のコースも開催しています。ご興味のある方はぜひ。

AWS re:Inforce が終了したあとの日程では、AWS re:Inforce で発表されたネタなども聞けるかもしれませんよ?

その他

Amazon OpenSearch Service による検索ワークショップ(日本語版)のご紹介

Amzon Open Search Service を知っていますか?

もともとは、Elastic Search Service と呼ばれていたものですが、全文検索エンジンのマネージドサービスです。

全文検索というと、ウェブサイトなどでの検索として使われることもありますが、最近はベクトル検索などもサポートされていて、AI/ML やデータ分析界隈でもよく利用されているサービスですね。

また、大量のログデータからセキュリティインサイトを導き出すような SIEM (Security Information and Event Management) の要としても利用されています。

そんな、Open Search Service のワークショップがあるようです。

すべての AWS リージョンとアベイラビリティーゾーンの詳細な地理情報が利用可能に

最初に記事のタイトルを見たときは、ドキっとしました。アベイラビリティゾーンの詳細な地理情報を公開するってんですから。

中を見てみたら、ちゃんとどこの国の地域にありますよ。という程度なので安心しました。

セキュリティの懸念があるのでデータセンターの所在地は公開していない。が原則ですからね。

 

AWSの生成AIを学べば大きなスキルアップに!

ChatGPTに代表される生成AIをはじめ、生成AIには活用に役立つ様々なサービスがあり、企業の規模や目的に合わせて柔軟に利用できます。

業務の効率化や生産性向上、新たなビジネス機会の創出など、この機会に生成AIを活用してみませんか?

生成AIを学ぶ方法は、プロによる研修、公式eラーニング、書籍など、様々な方法があります。

ご自身の学習スタイルや目標に合わせて、最適な方法を選択し、スキルアップを目指しましょう。弊社トレノケートでも、生成AI関係のトレーニングをご準備しております。興味のあるかたは是非ご受講ください!

基礎コース

生成AIをビジネスに活用する場合、AIの基礎知識、AIの具体的な活用を企画・立案できる力、そしてアイデアを実行に移す開発・運用力が必要です。それらの知識を習得するために各種AI研修をラインアップとしてご準備しております。詳細は下記よりご確認ください。

AI研修(AI人材育成トレーニング)

 

AWSで、生成AIの基本を学びたい方には下記のコースがおすすめです。

Generative AI Essentials on AWS
Generative AI for Executives

おすすめコース

上記の基礎コースから更にAWSに特化して、Amazon Bedrockやプロンプトエンジニアリングの手法を学ぶコースがございます。

AWSで大規模言語モデルを利用した生成 AIアプリケーション開発に関する基礎を扱います。

Developing Generative AI Applications on AWS

 

本ブログでご紹介したAWS研修(AWS認定トレーニング)は、他にも多数のラインアップがございます。
詳細はこちらよりご確認ください。

また、そもそもAWSって何?詳しく知りたいという方は、こちらの「AWSとは?AWS認定講師が解説」をご覧ください。

髙山 裕司(たかやま ゆうじ)

トレノケート株式会社 講師。AWS 認定インストラクター。AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト / AWS 認定クラウドプラクティショナー。生粋の猫派。

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