AMAのコースに、ロジカルシンキングがありません。理由は、米国では小学生の頃から、ディベートを学んでおり、これにより論理性とコミュニケーション力が養われています。そのため、大人がわざわざロジカルシンキングを学ぶ必要がないのです。
一方、日本では、義務教育の中でディベートなどを学ぶ機会がほとんどありません。最近は変わってきているようですが、昭和や平成の前半に生まれた方の多くは学んでいません。そのため、社会人になってロジカルシンキングを学ぶ必要がでてきます。ロジカルシンキングの研修では、主にロジックツリーやMECEやその他フレームワーク(SWOT、4Pなど)を学びます。
AMAでは、思考法の研修として、クリティカルシンキングを提供しています。
クリティカルシンキングの定義はいろいろありますが、端的に説明するとすれば、誰かの意見に対して、「そうなんだ」と受け入れずに、「本当にそうなのか」と思うことです。
AMAでは次のように定義しています。
クリティカルシンキングとは、状況を正確に理解するため、証拠を集め、評価し、適切で効果的な行動をとるための結論を引き出す思考のプロセスである。
日本で提供されているクリティカルシンキングの研修の大半が、このロジカルシンキングの研修内容とほとんど変わりません。
しかし、AMAのクリティカルシンキングは、下図のように一部ロジカルシンキングの内容も含まれますが、本質を見極める思考法を中心に学びます。
クリティカルシンキングが役立つ場面は、次のように様々です。職種、職位に関係なくさまざまな場面で活用できます。
【PDU対象】クリティカルシンキング ~ 思い込みを排除し、本質を見抜く ~
クリティカルシンキングを邪魔するもの(ヒューリスティックス)