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MCP試験「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」改定のポイント

2020年5月28日よりMCP試験「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」がリニューアルされました。今回はその改訂のポイントを紹介します。

 

目次[非表示]

  1. 1.「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」の位置付け
  2. 2.「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」の詳細情報
  3. 3.「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」の変更点
  4. 4.変更点のまとめ
  5. 5.Azure初学者/資格取得希望者向けの2つの小冊子を無料配布中
  6. 6.AZ900対応コースをオンラインでもご受講できます
    1. 6.1.▼トレノケートのMicrosoft Azureトレーニング



「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」の位置付け

マイクロソフトは、Azureの基礎資格として「Microsoft Certified Azure Fundamentals」を提供しており、MCP試験「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」に合格することで認定されます。

クラウドサービスの原則は「オンデマンドセルフサービス」、つまり「必要に応じて(オンデマンド)」「自分で構成する(セルフサービス)」です。実際には、複雑なシステムを構成する場合はITベンダーが手助けする場合が多いのですが、それでも主導権はユーザーが握る必要があります。そのため、システムを構築する技術者だけでなく予算を管理する部門や管理職の方も、ある程度のことは知っておくべきです。

Microsoft Certified Azure FundamentalsはAzureにかかわるすべての人を対象とした資格であり、職種にかかわらず取得をおすすめします。日本マイクロソフトでは、全社員にAZ-900合格を目指すように指示が出たくらいです(マイクロソフト社Webサイト:社員の Skilling からお客様支援のための Skilling へ Learning Culture とインクルーシブの密接な関係について  参照)。

 

「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」の詳細情報

MCP試験「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」は、2018年12月末から提供されています(日本語版は2019年5月から)。現状は、このブログでも何度か紹介している通りです。

 


試験の正確な仕様は「試験 AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals 」の下の方に「試験スキルのアウトラインをダウンロード」というリンクから入手できます(英語)。本記事の執筆時点では、新旧両方が併記されており、変更点がすぐに分かるようになっています。

 

「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」の変更点

試験の全体像は変わっていません。 試験の対象者はまったく変わっていませんし、スキル評価のセクションも同じです。一時期、大きく変わったものが公開されていたのですが、以前の分類に戻ったようです。
​​​​​​​以前発表されていた内容は、2020年9月15日に実施される予定だということです。詳細が分かり次第、このブログでお伝えしたいと思います。

・Cloudの概念の理解 (15-20%)
・コアな Azure サービスの理解 (30-35%)
・セキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、信用についての理解 (25-30%)
・Azure の料金プランとサポートについての理解 (20-25%)

全体に変更されているのは「~を理解する(understand)」という項目が「~を説明する(describe)」に変わっている点です。

通常、技術スキルは「何かができる」ことを評価基準にします。たとえば「Webサイトを構築できる」「仮想マシンを構成できる」という具合です。

「理解する」は、自分だけの評価であって、何かができるようになるわけではありません。単に技術を理解していることと、技術を使って何かができることは別物です。中島みゆきも「分かることとできることは違う」のような意味のことを『時刻表』という曲で歌っています(アルバム『寒水魚』収録)。

「説明する」も、何かを作り出すわけではないので、技術者の評価基準としては不十分ですが「顧客に説明できる」「部下に説明できる」というのは営業担当者や管理職に必要なスキルなので、評価基準として認められています。

その他の変更点としては「Understand Describe the support options available with Azure」という項目がまるごと削除されています。サポート契約の種類は、実際にAzureを使うときには重要ですが、必ずしも全員が知らなくてもよいと考えたのかもしれません。

変更点のまとめ

「理解する」が「説明する」に変わったところで、学習内容が変わるわけではありません。結局の所、AZ-900試験の変更点は「サポート関係の内容が削除されただけ」ということになりそうです。

AZ-900試験の準備は、トレノケートなどのマイクロソフトラーニングパートナーが提供するコースMicrosoft Azure 基礎(AZ-900T01)の受講をおすすめします。Web会議アプリケーション「Zoom」を使ったオンライン受講も可能です。

MCP試験の受験会場は閉鎖しているところが多いようですが、6月から順次再開されると思われます。今から学習して、試験再開後すぐに受験できる準備をしてください。

 

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