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【PMBOKⓇガイド入門】第12回:ステークホルダー(その2)

作成者: 横山 昇(よこやま のぼる)|2016-03-27

【PMBOKⓇガイド入門】では、グローバルナレッジの講師が「PMP® BOOT CAMP(弊社のPMP®試験対策講座)」の中でお話ししている内容を、少しずつご紹介してまいります。


PMP®試験対策、PMBOK®ガイドに関する知識の修得、プロジェクトの現場でご活用頂けますと幸いです。

 

【PMBOKⓇガイド入門】第11回:ステークホルダー(その1)はこちら

 

 

ステークスホルダーの定義

ご存知の方も多いかと思うのですが、PMBOK®ガイドは1996年以降4年に1回改定されます。現在の最新版は2012年に刊行された第5版です。

 

第4版から第5版へ改定される際に、ステークホルダーの定義も変更されています。第5版では、ステークホルダーは以下のように定義されています。

 

ステークホルダーとは、プロジェクトの意思決定、アクティビティ、成果に影響したり、影響されたり、あるいは自ら影響されると感じる個人、グループ、または組織である。

 

第5版で変更になったのは「自ら影響されると感じる」が入った点です。

 

すなわち、「影響を受けるかもしれないと感じている」人やグループもステークホルダーとして定義しています。「実際には影響を受けなかったとしても」です。

 

なぜ、このように定義が変更されたのでしょうか?

 

皆様の周囲に、自分に関係あるなしに関わらず、やたらと首を突っ込みたがる人はいませんか?

 

そういった方が、組織の中で権力を持っていて、(実際には関係が無いにも関わらず)「自分にも関係があるかもしれない」と考えて、プロジェクトの抵抗勢力に回ってしまったとしたら、如何でしょうか?

 

プロジェクトの成否に大きく影響すること間違いありませんよね。このようなことが起こり得るので、PMBOK®ガイド第5版では、ステークホルダーの定義に若干の変更が加えられています。

 

 

ステークホルダーマネジメントの定石として、PMBOK®ガイドでは「ステークホルダーを特定し、分析した上で、ステークホルダーにどうなってほしいかを明確にし、そうなってもらうためにどのようにステークホルダーマネジメントをしていくか(ステークホルダーとどうお付き合いをしていくか)を決める」というやり方を提示しています。

 

 

 

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