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Active Directoryマイグレーション:アップグレード準備【Windows移行特集2】

作成者: 多田 博一(ただ ひろかず)|2014-05-29

この記事は2014年5月30日に作成されました。

 

Active Directory マイグレーションは、大きく分けて「アップグレード」と「移行」の2つの方法があります。今回は、アップグレードと移行の選択基準を紹介しましょう。

 

Windows移行特集記事一覧

【1】 Windowsのマイグレーションと言えば

【2】 Active Directoryマイグレーション:アップグレード準備

【3】 Active Directory マイグレーション:アップグレード手順

【4】 Active Directory マイグレーション:ADMT

【5】 ユーザー・グループの移行

【6】 サーバー役割の移行

 

マイグレーション方法の選択

アップグレードと移行のどちらを選択するかは、既存のドメイン環境が適切かどうかを基準に考えます。

 

アップグレードが適切なケース

既存のドメイン構造やアカウント情報が適切な場合は、アップグレードが適切です。アップグレードにより、ドメイン環境を維持しつつ、新しいActive Directoryの機能を利用できます。

 

移行が適切なケース

一方、既存のドメイン構造を変更したい、あるいはアカウントを新規に作り直したいという場合は、新規にドメインを構築し、既存のドメイン情報をそこへ移行します。

 

マイグレーションのリスク

アップグレードと移行には、それぞれリスクがあります。

 

アップグレードのリスク

アップグレードの最大のリスクは、アップグレード後は元のドメインに戻せないことです。アップグレードに失敗した場合は、全ドメインコントローラーのデータベースをバックアップから復元する必要があります。

 

移行のリスク

移行のリスクは、アプリケーション固有の情報が移行できなかったり、不要な情報が追加されたりすることです。そのため、アプリケーションの事前検証や、不要な情報の削除が必要です。

 

 

アップグレードの手順

Active Directory ドメインをアップグレードする手順は、次の図のとおりです。

 

 

具体的な手順は次回に紹介します。次回をお楽しみに!

 

 

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Active Directory アップグレードの詳細に関しては、以下のコースで解説しています。

Windows環境マイグレーション実践

Active Directory最小構成実践

 

 

 

 

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