3ヶ月でPMP®に合格!?
プロジェクトマネジメントのコースを担当している講師が、PMP®に合格するまでの道のりを綴ります。
今回のコラムでは、「おすすめ勉強法」と「おすすめ書籍・問題集」についてお話しします。
前回の記事はこちら≫ 【PMP合格体験記】第5回:PMP® BOOT CAMP
研修機関で試験対策のコースをご受講した場合、受講後に『復習』をして頂くことが大切です。講義を一度聞いただけで記憶の定着を図るのは、なかなか難しいです。
例えば、アーンド・バリュー・マネジメントの公式、クリティカルパスを求める方法などは、問題を何度も解くことで記憶の定着を図ることができます。
また、「デルファイ法とは何か」、「SWOT分析とは何か」といった問題は、用語の意味を覚えることが必須となります。
SWOT分析は、リスク特定プロセスで使用するツールと技法ですが、
以前担当したXXプロジェクトでSWOT分析をしていたら、
こんなリスクも洗い出せていたのではないか
と考えて頭の中で深い処理を行うことで、記憶の定着を図れます。
プロセスは全部で47ありますが、これを何も見ないで書き出します。
書き出しながら
- このプロセスで実施する内容
- このプロセスで使用するツール
といった情報をできる限り追加していきます。
書き終えたら、ご自身の持っているテキスト等で照らし合わせ内容を確認します。書き出せなかったプロセスや、理解が間違っていたプロセスに関して、重点的に復習を行います。
知識問題も用語問題も、ひと工夫することで記憶の定着率をアップすることができます。
解説がわかりやすいので、基礎知識を身に付けるのに役立ちます。
市販で出版されている日本語のPMP®試験対策の書籍としては、実際の試験内容に最も近い書籍です。
コスト・コントロール・プロセスで使用するツールと技法の1つです。Planned Value(コスト・ベースライン=承認済みの予算のこと)、Earned Value(完了した作業の予算上の値)、Actual Cost(実コスト)を元に、現在のプロジェクト状況や今後の予測を行います。
プロジェクトを通して最も長いアクティビティの経路をクリティカル・パスと言います。裏を返せば、余裕期間ゼロのアクティビティを結んだ線ということになります。
グループ意思決定技法の1つです。「専門家グループがアンケートに答える」→「集計結果を専門家に再提示しフィードバックをもらう」→この過程を繰り返す・・・というプロセスを取ります。匿名性を維持して行います。
リスク特定プロセスで使用するツールと技法の1つです。Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の各観点から検討を行い、リスクの洗出しを行う手法です。