3ヶ月でPMP®に合格!?
プロジェクトマネジメントのコースを担当している講師が、PMP®に合格するまでの道のりを綴ります。
皆さん、2007年頃日本でも大流行した「ビリーズブートキャンプ(正式にはBilly Blanks Boot Camp)」を覚えておられますか?
弊社ではPMP®試験対策のためのコースである、「PMP® BOOT CAMP」をご用意しています。ビリーズブートキャンプのように「お遊びのつもりか!」「痛み無くして得るものなし!」と激しい叱咤激励を受けることはありませんが、弊社のコースもなかなかハードな内容です。
今回のコラムでは、コースの内容と、より有効にコースをご活用頂く方法をお伝えします。かく言う私も、「PMP® BOOT CAMP」を受講し、PMP®資格を取得しました。
前回の記事はこちら≫ 【PMP®合格体験記】第4回:PMP®試験申込
まず内容ですが、「PMP® BOOT CAMP」は「前編」「後編」の2コースに分かれています。詳細は弊社ホームページのコース案内をご覧頂きたいのですが、概要は以下の通りです。
期間は3日間で、PMBOK®ガイドを用いた講義中心のコースとなります。
PMBOK®ガイドは、読んだだけでは内容を理解するのが難しいです。実際のプロジェクトの場面に結び付けることがなかなかできず、内容を理解するのに苦労します。コースでは、現場経験が豊富な講師が、PMBOK®ガイドに書いてあることと現場でのプロジェクトを結び付けてわかりやすく説明します。
また、PMBOK®ガイドから出題される問題を、ポイントを絞ってお伝えします。
さらに講義の合間に、復習の問題を用意しておりますので、理解を深めることができます。
効率よく試験対策をおこなえるとともに、現場の実践でも役立つコースです。
期間は2日間で演習が中心となります。
前編で学ぶPMBOK®ガイドの内容を理解していることを前提に、練習問題と模擬試験を各100問ずつ解いていきます。
PMP®試験では、PMBOK®ガイドを覚えただけでは解答できない応用問題が出題されます。コースでは、応用問題に対応できるよう解説を丁寧に行い合格までサポートします。
では、ご受講頂くにあたって「どうすればより効率的に学習し、合格するための知識を得られるのか」を、私の経験も踏まえて、以下に記述します。
コースを受講するにあたって、PMBOK®ガイドで示されているプロジェクトマネジメントの47プロセスに関して、「それぞれどんなことをするプロセスなのか?」を予習いただいてからコースに参加頂きますと、非常に効果的です。
講師がポイントを絞ってお伝えしますので、ご自身で最初から最後まで学習をされるより、効率的に学習を進めることができ合格への早道となります。
前編の内容がしっかり理解できていることが大前提です。
目安は以下の通りです。
2014年11月20日よりコース内で実施する「模擬試験問題」を改訂しました。最新出題傾向に対応し、試験合格に役立つコンテンツを提供しています。
PMP® BOOT CAMPをご受講いただくことで、「合格への足取りを確実にして頂ける」と我々講師陣は自負しておりますが、我々がご一緒できるのは前後編を合わせても5日間だけです。PMP®試験合格のためには、ご自身での学習が欠かせません。
次回は、勉強方法についてお話しします。
PMBOK®ガイドでは、プロジェクトマネジメントにおける47のプロセスを規定しています。それぞれのプロセスでは、「何をインプットとして」「どのようなツールと技法を用いて」「何をアウトプットするのか」を示しています。
1つ具体例をあげますと、WBS作成プロセスでは、「プロジェクト・スコープ記述書」「要求事項文書」などをインプットとし、「要素分解」「専門家の判断」といった技法を用いて、「スコープ・ベースライン」をアウトプットします。WBSは「スコープ・ベースライン」に含まれます。