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【Cisco 資格取得への道】CCNA からCCIE  ~ 勉強方法の秘訣 ~ vol.1

 

この記事は2016年1月25日に作成されました。

 

 

2020年2月24日より、シスコ技術者認定の体系が変更となります。
詳しくは、こちらのまとめ をご覧ください。

※本記事は現在(変更前)の認定に関する情報となります

 

暖冬はどこへやら、今朝も本当に寒い週明けでしたね。

皆さん、体調管理は大丈夫ですか? 

ちょっとアヤシイという方、、、どうぞお大事に。。。 

 

さて、今日はCisco技術者認定を目指している皆さんに、 

私がCCIE R&Sを取得するまでに行った勉強方法を2回にわたってご紹介します。 

今後皆さんの資格取得のお役に立てれば幸いです。 

 

 

資格取得のための勉強方法4つ

まず、当たり前のことですが、資格取得は勉強することから始まります。 

学生のころから勉強に取り組んでいる皆さんには、それぞれの勉強法があると思いますが、私が考える勉強方法は下記の4つです。 

 

勉強方法

  1. 興味を持つ 
  2. 自分で調べる 
  3. なぜその機能があるのかを考える 
  4. 設定方法を覚える 

 

資格試験は市販の対策問題集を使って勉強する方も多いです。 

ただ、暗記するだけでは記憶に残りづらいため、 まずは興味を持つことが大切です。 

自分で調べたことは記憶に残りやすく、たくさんの用語や機能を覚える資格試験には欠かせない作業です。 

さらに、その機能がなぜ必要なのか考えてみましょう。

 

その機能はなぜ必要?(STPの例)

例えばSTP(Spanning Tree Protocol)はブリッジングループを防ぎますが、 なぜループが発生するのかを考えると印象に残ります。

 

勉強のポイント1:「なぜ?」を考える

この「なぜ?」を考えることが大事です。

常に疑問を持って取り組めば、丸暗記では無く、自分の知識に変えることができます。

 

では、STPの例で考えてみましょう。

まず、PCをネットワークに接続するにはスイッチが必要ですね。

下図のように配線します。

 

企業のネットワークでは、PCの先に集線機器に相当するレイヤ2スイッチが配置され、

その先にVLAN間ルーティングを行うレイヤ3スイッチを配置することが一般的です。

これで他のフロアのPCと通信することができます。

 

勉強のポイント2:「もし○○だったらどうなる?」を考える

もしレイヤ3スイッチが故障したらどうなるでしょう?

 

↑ ここが重要です!

 

"もし ○○だったらどうなるか?" という発想が大事です。

 

もし故障したら、同じフロア内でしか通信できません。業務に支障が出てしまいますね。

 

そこで、重要度の高いレイヤ3スイッチを冗長化します。

 

 

機器間を配線すると、三角形のようになりますね。これがループ構成です。

 

 

もし、PCからブロードキャストフレームが送信されると、各スイッチはどのように処理するでしょう?

 

↑ここも重要です!

 

先ほどもお伝えした、"もし○○だったらどうなるか?"が出てきました。

 

もしブロードキャストフレームが送信されると、スイッチはブロードキャストフレームを受信ポート以外に転送するため、接続している他の機器に送信されます。

 

それを受信したスイッチは、また別のスイッチへ・・・。

 

この処理を繰り返すことで、嵐のようにプロードキャストフレームが転送される、ブロードキャストストームが発生します。

 

 

このままではネットワークに負荷がかかり、スイッチが停止してしまうかもしれません。

そこで、ループが発生しないような方法を考えます。簡単なのは、どこかのケーブルを抜くことですね。

 

しかしこの方法では、別のポートで障害が発生したら手作業で切り替えなくてはいけません。

そこで、この動作を自動化するのがSTPです。

STPがあればスイッチ間でやり取りし、自動的に通信に使わないポートを決定してくれます。

 

 

忘れにくい記憶をつくる

このように、"もし○○だったらどうなるか?"を考えると、忘れにくい記憶になります。

最後に設定方法を覚えればシミュレーション問題の対策にもなりますね。 

 

 

短期間で勉強する方法

しかし、これらの勉強には時間が必要です。 業務で忙しい皆さんは時間の確保も難しいと思います。 

そこで、短期間で勉強するにはトレーニングに参加することをお勧めします。 

 

トレーニング受講のメリット

 

  1. 不明点の調べ方を教わることができる
  2. 自分で調べる力を身につけることができる 
  3. 集中して勉強する環境が整っている 
  4. 同じ目標を目指す仲間との出会い 

 

トレーニングでは、限られた時間を有効的に使いながら学習できます。

さらに、講師にも質問できるので、一人で勉強するよりも効率がいいですね。 

また、難しい資格取得を目指す場合、勉強する時間を設ける=孤独との戦いですが、 トレーニングで一緒に学んだ仲間とは連帯感も生まれ、共に頑張ろうという意欲が相乗効果となります。 

 

 

次回はCCIE R&S取得に向けた勉強方法をご紹介します。

 

【Cisco 資格取得への道】CCNA からCCIE ~ 勉強方法の秘訣 ~ vol.2はこちら

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