こんにちは!好きなラーメンは二郎系!
AWS認定講師の久保玉井です。
今回は AWS Certified AI Practitionerの上位資格である「AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate」試験の勉強方法についてご紹介します。もちろん、今回も一発合格できました。ありがたやー!
認定試験 Machine Lerning Engineer - Associateとは?
- AWSのAIサービスとツールに関する基礎的な理解を評価する
- 機械学習の基本概念から、AWSのAIサービスの活用方法まで、幅広い基礎知識が問われる
上記のように基本概念からスタートし、AWSのAIサービスの活用方法までを求められる内容でした。
その上記資格である、Machine Learning Engineer - Associate では以下のように紹介されています。
AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate は、本番環境に ML を実装して運用可能にする技術的能力を実証するものです。キャリアプロファイルと信頼性を向上させて、需要の高い機械学習に関連する職務に備えましょう。
AWS Certified Machine Learning Engineer - Associate
より、詳しく見ていきます。
どんな試験なのか?
説明ページでも「本番環境に ML を実装して運用可能にする技術的能力を実証するもの」と記載されていますが、
簡単に説明すると、以下の3つです。
- AWSにおいて機械学習システムの設計、実装、構築、運用など幅広い能力を証明する認定資格
- 機械学習ソリューションの開発や最適化に関する実践的な知識と、活用能力が求められる
- 主にデータサイエンティストや機械学習エンジニア向けの技術が問われる
AI Practitionerはビジネスにおける利用導入が主として求められていたのに対し、Machine Learning Engineer - Associateはその機械学習システムの構築能力が求められる内容となってます。
この試験で何を求められるのか?
では、この試験で何を求められるのでしょうか?試験ガイドを元に読み取ってみました。
試験ガイド内容
https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-machine-learning-engineer-associate/AWS-Certified-Machine-Learning-Engineer-Associate_Exam-Guide.pdf
- 第 1 分野: 機械学習(ML)のためのデータ準備 (28%)
- 第 2 分野: MLモデルの開発 (26%)
- 第 3 分野: MLワークフローのデプロイとオーケストレーション (22%)
- 第 4 分野: MLソリューションのモニタリング、保守、セキュリティ (24%)
ここで注目して欲しいのは、第1分野に「機械学習(ML)のためのデータ準備」があります。実はこれは他の認定試験である、AWS Certified Data Engineer - Associate の知識が非常に関係してきます。
それを元に私は以下の勉強方法で対策しました。
Machine Learning Engineer - Associate の勉強方法
機械学習、それとデータの前準備が必要。それを考慮し私は弊社サイトでも掲載されているラーニングパスを参考に勉強を進めていきました。
Amazon Web Services (AWS)認定資格取得フロー
Step1:AWSの機械学習を学ぶ
事前にある程度、機械学習の基礎知識が必要なことが判りました。
2024年9月にAI Practitionerの試験対策をしたので、それは習得済みとして捉えて次のステップに進みました。
ちなみにAI Practitionerの勉強方法は以下記事をご参考にしてください。
Step2:「データ準備」をAWS Skill Builderで学ぶ
前もって試験ガイドにて「データ準備」の項目がありました。
実はデータ分析に特化した、認定試験AWS Certified Data Engineer - Associateがありますので、私は11月にAWS Skill Builderを中心に学習していました。
Exam Prep Standard Course: AWS Certified Data Engineer - Associate (DEA-C01) (日本語)
このData Enginner - Associate試験ではデータレイクから大量のデータを効率よく、集計・変換・保存・出力・利用することが求められます。その知識が今回のMachine Learning Engineer - Associateでも役立つんですよ
ちなみに。。
Data Engineer - Associateはβ版の時期に一度不合格だったのですが、なんとか二度目で合格できました。
一度不合格だったとしても諦めずにコツコツ頑張って良かったです。
Step3:AWS Skill Builder の各種コースで学ぶ
前もって基礎知識や必要知識の習得がある程度終わりました。
ここからAWS Skill BuilderにてMachine Learning Engineer - Associateの学習を進めます。
オススメなのは学習プランです。
AWS Skill Builderでは複数の学習コースを「プラン」としてまとめられており、それを登録すると一括して必要なコースが登録されます。
この学習プランが秀逸で、座学だけでなく演習を行うラボ学習もあるのですよ。
自ら操作して触ることで更に知識の習得が進みました!
受験しての感想
そして、しっかり学習した後に受験してきました。
いつものように最後の試験対策としてラーメンを食べます。
受験後の感想を以下に記載します。
圧倒的 AWS Skill Builderへの感謝
ネテロ会長のように感謝の正拳突きをしたいぐらい、今回はAWS Skill Builderで学習したことに感謝です。
特に、SageMaker Studio Pipeline のハンズオン演習については、Machine Learning Engineer - Associate試験に関係する諸々のSageMakerサービスを触ります。
上記演習をしたことで、いっきに理解が深まりました。
AWS Skill Builderさん。ありがとうございます!!
「AWSの認定試験を受ける前に模擬試験を受けてみたい」
「普段触ったことのないAWSのサービスをハンズオン環境で試してみたい」
など、効率的にAWSのスキルアップをしたいエンジニアの皆さんは是非、AWS Skill Builder(AWSスキルビルダー)を活用していきましょう。
AWS Skill Builderについては、弊社のAWS認定講師のたかやまがこちらの記事で詳しく解説しています。
結果は当日夜に発表
さてAWS認定試験の受験が終わり、結果発表を待つのですが今回も受験日当日の夜に発表されました。
お陰様で無事に合格です。
なお、Machine Learning Engineer - Associateに合格すると下位試験のAI PractitionerやCloud Practitionerも同時に、有効期限が更新されてましたのでそれも嬉しかったですね。
まとめ
「一発合格」と言いつつ、そこに至るまでの前準備が相当多い試験対策でした。
No |
期間 |
対策内容 |
1 |
2024年8月~9月 |
AI PractitionerでAI基礎の学習
|
2 |
2024年9月~11月 |
Data Engineer Associateの学習
|
3 |
2024年12月~2025年2月 |
Machine Learning Engineer Associateの学習 |
振り返ってみると私はインフラエンジニアのキャリアを持つので、インフラ系知識はある程度理解できますが、データ分析や機械学習については未習得な部分も多いので事前勉強が長くなったのだと感じています。
今後受験を検討している方は以下公式ページで試験詳細が公開されていますのでぜひトライされてください!
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-machine-learning-engineer-associate/
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