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AWS Skill Builder の「Microcredentials」とは?実務スキルを証明できる新しいバッジ制度|AWS re:Invent 2025参加レポート

作成者: 久保玉井 純|2025-12-05

こんにちは!好きなラーメンは二郎系!
AWS認定講師の久保玉井です。

2025/12/1(月)からラスベガスで開催中の「re:Invent 2025」ですが、AWS認定ラウンジにて強く推されていたAWS Skill Builderの「Microcredentials」という新しいバッジ制度を今回試してみたのでご紹介です。

「Microcredentialsとは何か?」

さっそく見ていきましょう!

 

目次

AWS Skill Builder の「Microcredentials」とは?

ラスベガスで開催される re:Invent では AWS 認定資格保有者のためのラウンジがあります。

コーヒーや果物などの軽食も完備。

電源付きの机なども準備されていてメールチェックや軽い事務作業をする際にも非常に助かってます。

それに認定資格保有者向けのSWAG(お土産類)の案内もあったりして、私もTシャツを頂けました!

その認定者ラウンジのディスプレイ広告にて頻繁に「Microcredentials」の案内が流れてました。

「Microcredentials?これは一体なんだろう?」

そう思って実際に触って体験してみました。

Microcredentialsとは?

AWS Skill Builder の Microcredentials を、かなりざっくり説明すると・・・

「実際に AWS を触って問題を解決できるか」を試す、実技試験付きバッジ

のような位置づけの補助的な資格です。

 

AWS の公式ページにも説明が記載されています。

https://aws.amazon.com/jp/training/digital/immersive-learning/

マイクロクレデンシャルは、プロビジョニングされたAWS環境でのリアルタイム評価を通じて、実践的なクラウドコンピューティングスキルを検証します。マイクロクレデンシャルは、実践的な実装能力を証明することで、AWS認定資格を補完します。

サーバーレスやエージェント AI などの分野での実践的な評価に合格すると、雇用主に自分が何を構築できるかを正確に伝える公式の AWS 認定資格を取得できます。

実際にAWSを操作してその能力を認定するという事で、さっそく AWS Skill Builder でも確認してみました。

有料のSubscriptionに加入すると実際に受験ができる様ですね。

課金をしていない方向けにはお試し版も提供されているので、気軽にトライできます!

Credly でも認定バッジが提供されている

そんな Microcredentialsですが、現在は有料版が2つが提供されています。

  • AWS Agentic AI Demonstrated
  • AWS Serverless Demonstrated

2025年12月時点ではまだ2つのみですが、合格すると Credly から認定バッジが発行されます。

https://www.credly.com/org/amazon-web-services/badge/aws-agentic-ai-demonstrated

 

なるほど・・

合格した人からすると「ちゃんとAWS操作ができますよ!」という証明にもなりますね。実践経験の証明になるのであれば採用担当者としても判断材料が増えて助かるのかもしれません。

AWS認定試験との違いは?

では採用担当者の立場で考えてみましょう。

「今までの AWS 認定試験とはどう違うのか?」

色々出てきて AWS に詳しくない採用担当者としては困りますよね?

 

既存の AWS 認定試験との違いも以下まとめてみました。

  AWS 認定試験  Microcredentials
試験形式 択一や複数項目を選択するCBT試験 実際のAWS環境での実技試験
試験の目的 幅広いAWSの知識能力を保有しているかの確認 特定領域(ServerlessやAgentic AI)などの実務能力を保有しているかの確認

以前は AWS認定 SysOps Administrator - Associate でも実技があるラボが含まれていました。

しかし現在はAWS認定試験では、ラボが含まれていません。たぶん試験センターのPC環境の差異があったり、受験者環境によって統一できないのでラボが無くなったのでは?と予想しています。

 

それを踏まえて Microcredentials は 「AWS認定資格の実務スキルを証明する補完的なミニ資格」という位置づけで捉えてよいかと思います。

 

実際に Microcredentials をやってみた!

認定者ラウンジで強く推されていましたので、実際に私も Microcredentials をトライしてみました。

まずはどういう感じに使えるのか?プレビュー用ラボで試しました。

(参考;https://aws.amazon.com/jp/training/digital/immersive-learning/)

 

AWS Gameday や AWS Jam っぽい!

Microcredentialsですがいくつかの課題が示されており、その課題を解決するために一時的なAWS環境にログインして操作をしていきます。

  • 順番よく複数の課題(タスク)を解決する
  • 課題内容はトラブルシューティングや設定作業を実施
  • 決められた時間内でその課題を解決していく
  • 必要な情報(URLやパスワード、利用ロールやARN)は設問画面内で確認できる
  • 一通り設定が終わったらその課題が解決しているかを自動チェックする

ブラウザだけで操作できましたので、AWS Gameday や AWS Jamっぽい内容で実技試験ができました。

ちなみに過去 AWS Gameday や AWS Jam についての説明ブログも私が記載していますので、以下ご参照ください。

 

結果は即時でます!

認定者ラウンジで実際に試してみたところ、終わったらすぐに結果が表示されました。

すぐに結果が画面に出てくるのは良いですね。

何度も実施できるか確認もしたのですが、残念ながら終了後のMicrocredentialsは一定期間後じゃないと再受験できない仕組みのようです。

まとめ

まだ始まったばかりの新しい認定方式なので出題される分野が2つしかありません。しかしそれは今後増えていくのでは?と予想しております。

さてまとめです!

AWS Skill Builder の Microcredentials は。。。

  • AWS が公式に提供している ハンズオン実技型のミニ資格
  • 事前に用意された AWS 環境で、制限時間内に問題を修正・構築してスキルを証明
  • 従来の AWS Certification を 「実装力の証明」で補完する新しい資格ライン
  • 現時点では Serverless / Agentic AI など特定ドメインにフォーカスして展開中

という内容となってます。

興味のある方はぜひ AWS Skill Builder でご確認ください。

補足:AWS Skill Builderについて

「そもそも AWS Skill Builderって何?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

弊社の髙山が以前、以下ブログ記事にまとめていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

【無料あり】AWS Skill Builderとは?ログイン方法・模擬試験・おすすめ学習法を解説

 

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