DXやデジタル化の推進にはITスキルが必要と思われがちですが、ビジネススキルも重要です。DXやデジタル化で目指す業務効率化や新たなビジネスモデルの創出には、自社の業務やビジネスの理解が欠かせないからです。また、人を通じて組織を動かすためのヒューマンスキルや、問題解決や本質を見極めるための思考力も重要です。
DXの各段階やシーンで必要となるスキルを整理し、そのスキルを習得できる研修コースをまとめました。
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価値創造やプロセスの変革を成し遂げるには、枠に捕らわれず、ビジネス課題を理解していく必要があります。ビジネス環境や各種データを分析したり、多角的に物事を捉え、考えたりするスキルがおすすめです。
DXに実際に取り組む企業が増えてきたことで、トラブルが発生しやすいシーンも見えてきました。DX人材の育成についてご相談をいただく中で伺うことの多い現場レベルでの課題について、代表的な例と解決のために必要なスキルを紹介します。
デジタル化やDXの企画を行うのはITユーザー側の部門で、実際にそれを実現するシステムやアプリケーションを開発するのは社内のIT部門や開発会社であることが多いです。その際に起こりがちなのは、ユーザー部門がシステム開発に不慣れなために適切なコミュニケーションができないことで、求める機能が実装されなかったり、意図しない挙動のシステムが出来上がったりしてしまうことです。
ユーザー部門がシステム開発について理解を深められれば、IT部門の負担減や手戻り減につながり、全体のスピードもアップします。
これまで以上に、他部門や外部企業との協調が増える中で、スムーズに仕事を進めることが求められます。価値観や専門性が異なる相手や離れた拠点間でも、円滑なコミュニケーションができる能力の必要性は以前よりさらに高まっています。