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CCNA(Cisco認定)の有効期限と失効対策|再試験なしで更新する方法

世界共通基準のベンダー資格であるCisco技術者認定。ネットワーク技術の知識と能力を証明するものとして強い人気を誇る一方で、やはりその専門性から難易度は高く、認定を所持しているだけで技術者としての高い信頼を得ることができます。

こちらの記事ではそんなCCNACCNPをはじめとしたCisco技術者認定の“更新方法”について紹介しています。皆さんが多くの時間を費やし獲得した知識と技術の世界的な証明ともいえるCisco技術者認定を失効してしまうことがないよう情報をまとめましたので、更新にあたってお役に立てれば幸いです。

 

また、日本で唯一のシスコプラチナラーニングパートナーであるトレノケートのみが提供するオリジナルコース受講による更新方法についても触れていますので、実務と認定(資格)の両立にお悩みの方もぜひご一読ください。

 

目次[非表示]

  1. 認定が失効するとどうなる?
  2. CCNA失効によるデメリット
    1. キャリアへの影響
    2. 企業への影響
  3. 「再受験しかない」はもう古い!認定更新の新しい選択肢:Cisco継続教育プログラム
    1. Cisco継続教育プログラムの仕組み
      1. 必要なCEクレジット数
      2. CEクレジットの獲得方法
  4. トレノケートならCisco技術者認定の更新も強力にサポート
    1. トレノケートでCEクレジット対象コースを受講するメリット

 

はじめに…

Cisco技術者の皆さん、CCNAほか、Cisco技術者認定の有効期限を意識していますか?

CCNA(Cisco Certified Network Associate)をはじめとするCisco技術者認定は一度取得したら終わりではありません。常に最新の技術を習得していることを証明するために、すべてのCisco技術者認定には有効期限が設けられています。 ほとんどの認定は、認定日から3年間有効です。

▼更新をお急ぎの方はこちらから早速お申込みも可能です

https://www.trainocate.co.jp/reference/cisco/ce-program.html

認定が失効するとどうなる?

もしCisco技術者認定の有効期限が切れてしまった場合、残念ながらその認定は無効になってしまいます。例えば、CCNAを失効した場合、再びCCNAとして認定されるためには、改めて試験に合格して再認定を得る必要があります。


特に、CCNPやCCIEといった上位認定はその難易度が非常に高く、CCNPであれば合格率は10%から20%程度、CCIEに関しては10%を下回るとも言われています。一度失効してしまうと、再学習のための時間的・精神的な負担が大きく、キャリアを継続する上で大きな障壁となる可能性があります。

 

CCNA失効を回避し得られるメリットとは

せっかく難易度の高い試験に合格したにも関わらず、認定を維持することに負担を感じて失効したままにしてしまう技術者も少なくありません。こちらの記事を読む多くの皆さんはいずれかのCisco技術者認定を所持しており、ネットワーク技術の知識・スキルをすでにお持ちだと思います。一度でも所持したことがある、というだけでも技術者として素晴らしいことに違いありませんが、実は維持することで得られるメリットはたくさんあります。

この章では、CCNAほかCisco技術者認定を維持することでどういったメリットが得られるのか、その重要性についてもまとめました。皆さんが技術者として正当な評価を得て、より充実した道を歩めるよう様々な観点から紹介していきます。

 

技術者のキャリアからみるメリット

  • 技術者としての信頼性・最新技術トレンドへの適応

    認定を維持することは、Ciscoが推奨する最新の技術やソリューションに関する知識とスキルを常にアップデートできていることを意味します。市場価値の高い人材として様々なプロジェクトにおいて、あなたの専門性が評価され、常に最前線で活躍するための土台を築けます。

    Ciscoは2025年にセキュリティ、サステナビリティ、AIを重点分野として事業戦略を展開するとし、年内には新ソリューションの市場投入も示唆しています。大きな変化が見込まれる中で、トレンドを抑えている技術者はますます活躍の場を広げられるでしょう。
  • 市場における競争力の維持・向上

    Cisco技術者認定は自社およびクライアントからの信頼にそのまま直結します。新たなプロジェクトへのアサイン、スケールの大きい仕事や高いポジションの獲得など、多くの人々が参入してきているIT業界・市場のなかで技術者として競争力を維持・向上できるのです。

    2010年までに公開されたCCIEの保有者数は日本国内で約1100名、世界で約2万人とその希少性が伺えます。認定は世界共通なので、国内に限らずグローバルな場においても非常に大きな価値を発揮するでしょう。
  • 給与・報酬面での優位性

    Cisco技術者認定を持つ方には資格手当を支給する企業も多いようです。つまり、維持することで月々の収入に還元されます。また、CCNAであれば年収400万円~600万円程度、CCNPであれば年収500~700万円程度、CCIEであれば年収650万円~900万円程度とも言われます。
    ただし、これは2013年にシスコジャパンが行った調査によるもの。日本全体の平均給与は2013年から2023年にかけて50万円ちかく上昇しているため、この推移を鑑みると現代のCisco技術者認定保有者はより高い年収が想定されます。

    【参考】
  • https://www.cisco.com/c/dam/global/ja_jp/assets/learning/certifications/shared/docs/2013-japansalarysurvey-en.pdf
  • 平成25年分 民間給与実態統計調査
  • 令和5年分民間給与実態統計調査結果について

 

企業への影響

  • 顧客からの信頼獲得とビジネスチャンスの拡大

    社員の高いCisco認定保有率は、顧客からの信頼を大幅に向上させます。 顧客は、認定を持つ専門家が担当するプロジェクトに対して、より安心感を抱くものです。特に、Cisco製品を扱うプロジェクトにおいては、企業の技術力を示す明確な指標となり、新規顧客の獲得や大規模プロジェクトの受注に繋がりやすくなります。これは、企業の売上向上とビジネスチャンスの拡大に直結する重要な要素です。

  • Ciscoパートナーレベルの維持とパートナーシップの強化

    Ciscoパートナー企業にとって、社員の認定保有率は、パートナーレベルの維持に不可欠な要素です。 高いレベルのパートナーシップを維持することで、Ciscoからの各種サポート(技術情報、トレーニング、販売支援など)や優遇措置を継続的に享受できます。これは、企業の事業戦略において極めて重要であり、Ciscoとの強固な関係を維持・発展させる上で欠かせないメリットとなります。
  • 優秀な人材の確保と定着

    Cisco認定の継続的な学習と更新を奨励する企業文化は、優秀なIT人材にとって魅力的な職場となります。 企業が社員のスキルアップとキャリア成長を支援することは、採用活動における強力なアピールポイントとなり、優秀な人材の確保に繋がります。また、社員が自身の成長を実感できる環境は、モチベーションの向上と長期的な定着にも寄与し、結果として人材流出のリスクを低減します。

 

「再受験しかない」はもう古い!認定更新の新しい選択肢:Cisco継続教育プログラム

多くのCisco技術者は、認定の期限切れを防ぐには「再度試験を受けるしかない」と思いがちです。しかし、実はもう一つ非常に有効な方法があることをご存知でしょうか?

それは、有効期限内に指定の講習を受講し、必要なCE(継続教育)クレジットを獲得するだけで、認定を延長できるというプログラム。これが「Cisco継続教育プログラム(Cisco Continuing Education Program)」です。特に日頃の実務に追われているITエンジニアにとって、再試験のプレッシャーなしに認定を維持できる方法は効率的とも言えます。

※Cisco継続教育プログラムの詳細・お申込みはこちらから

Cisco継続教育プログラムの仕組み

Cisco継続教育プログラムは、Cisco認定技術者が、”認定試験の再受験”という方法とは別に、”継続的な学習活動”を通じて最新の技術スキルを維持・向上させることを目的としています。プログラムを通じて獲得したCEクレジットを累積することで、既存のCisco技術者認定を更新することができます。

必要なCEクレジット数

認定レベルに応じて、必要なCEクレジット数が異なります。

  • Associateレベル(例:CCNA):30クレジット
  • Specialistレベル:40クレジット
  • Professionalレベル(例:CCNP):80クレジット
  • Expertレベル(例:CCIE/CCDE):120クレジット

これらのクレジットは、認定の有効期間である3年以内に取得する必要があります。

CEクレジットの獲得方法

CEクレジットは、様々な学習活動を通じて獲得できます。主な方法は以下の通りです。

  • Cisco認定トレーニングコースの受講:
    • Cisco認定ラーニングパートナーが提供するインストラクター主導型トレーニング(ILT)
    • Cisco Digital Learning(オンライン学習)コース
    • Cisco Networking Academyのトレーニング
  • Cisco Live! のテクニカルセッションに参加
    • Technical Breakouts (BRK) 
    • DevNet Workshops (DEVWKS) *他のDEVクラスはCEクレジットの獲得不可 
    • Instructor-Led Labs(LTR) 
    • Technical Seminars (TEC) 4時間~8時間のセッション 
    • Capture the Flag (CTF) ゲーム化された環境でテクノロジーに関連した問題を解決
      *獲得できるクレジットの詳細はこちら 
  • 試験開発:
    • Cisco認定試験(アソシエイト、プロフェッショナル、エキスパート)の開発に携わるエキスパートプログラムに参加し問題の作成
      *獲得できるクレジットの詳細はこちら 

このプログラムを利用すれば、試験対策に時間を割くことなく、業務に直結する最新技術の学習を進めながら、効率的に認定を維持することが可能です。

 

▼各コースの費用や日程、クレジットの詳細はこちら

Cisco継続教育プログラム | IT研修のトレノケート

 

トレノケートならCisco技術者認定の更新も強力にサポート

トレノケートは、日本で唯一のシスコプラチナラーニングパートナーです。シスコ社から認定を受けたオリジナルCiscoコースを多数提供しています。専門知識を持つCisco認定インストラクターによる質の高いトレーニングを通じて、実践的なスキルを習得しながら、CEクレジットを同時に獲得することができます。

これにより、皆さんが保有されているCisco技術者認定をスムーズに更新するご支援をいたします。

 

トレノケートでCEクレジット対象コースを受講するメリット

  • シスコプラチナラーニングパートナーによる高品質なトレーニング:シスコ社が認めた最高レベルの教育品質を提供します。
  • 幅広いCEクレジット対象コース:CCNAレベルからCCIEレベルまで、様々な技術分野のコースがCEクレジットの対象です。
  • 少数単位でのクレジット取得可:最小クレジット数3からご用意があり、必要残数クレジットに応じて柔軟にクラスを選択できます。
  • 最新技術の習得と認定更新を両立:常に進化するCisco技術を学びながら、効率的に認定を維持できます。
  • CEクレジット申請のサポート:プログラムに関する疑問や申請方法についてもサポートします。

 

最新のCisco技術を習得しながら認定を更新できる、一石二鳥のこの機会をぜひご活用ください。トレノケートのCisco継続教育プログラムの詳細については、Cisco継続教育プログラム | IT研修のトレノケートをご覧ください。

あなたのCisco技術者認定の継続を、トレノケートが全力でサポートします。ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

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