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PMP®試験問題に挑戦!】問題107:品質コントロールとスコープ妥当性確認

【PMP®試験問題に挑戦!】はPMBOK®Guide第5版、2013年1月1日に出版された試験内容に対応しています。

【PMP®試験問題に挑戦!】では、[ASP]PMP(R)試験対策問題集から毎回1問をご紹介します。

 

問題

品質コントロールプロセスとスコープ妥当性確認プロセスとの違いについての説明で、正しいものを、1つ選びなさい。

 

A. 品質コントロールはプロジェクトが要求事項を満足させるために必要なすべてのプロセスを確実に用いているか否かに関心があり、スコープ妥当性確認は成果物が公式に受け入れ可能であるかどうかに関心がある


B. 品質コントロールは成果物に規定されている品質要求事項を満たしているかに関心があり、スコープ妥当性確認は成果物が公式に受け入れ可能であるかどうかに関心がある


C. 品質コントロールはどの品質規格がそのプロジェクトに関連するかを特定し、どのような計画でそれを満足させるかに関心があり、スコープ妥当性確認は成果物が公式に受け入れ可能であるかどうかに関心がある


D. 品質コントロールは成果物に規定されている品質要求事項を満たしているかに関心があり、スコープ妥当性確認はプロジェクト・スコープの変更をもたらす要因に働きかけること、変更からの影響をコントロールすることに関心がある

 

 

 

 

 

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正解

B. 品質コントロールは成果物に規定されている品質要求事項を満たしているかに関心があり、スコープ妥当性確認は成果物が公式に受け入れ可能であるかどうかに関心がある

 

解説

スコープ妥当性確認と品質コントロールの違いに関する設問です。

 

品質コントロールプロセスでは、プロセスやプロダクトの品質不良の原因を特定し、それらを除去する処置を推奨し、実行します。最終的な目標は、成果物の正確さを決定することです。結果として得られるものは、検証済み成果物です。この検証済み成果物は、公式な受入れのためにスコープ妥当性確認プロセスのインプットとなります。 


スコープ妥当性確認プロセスには、顧客やスポンサーとともに成果物をレビューし、それが満足のいくような形で完成したことを確認し、顧客やスポンサーから成果物の公式な受入れを得ることが含まれます。

「プロジェクトが要求事項を満足させるために必要なすべてのプロセスを確実に用いているか否かに関心があり...」とは、品質保証プロセスの説明です。 「どの品質規格がそのプロジェクトに関連するかを特定し、どのような計画でそれを満足させるかに関心があり...」とは、品質計画プロセスの説明です。

「プロジェクト・スコープの変更をもたらす要因に働きかけること、変更からの影響をコントロールすること」とは、スコープコントロールの説明です。


< PMBOK®Guide第5版 5.5、8.3 参照>

 

 

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