上司が「みんなの意見を教えて欲しい。ブレスト(ブレインストーミング)をしよう。」と言ってきました。
Aさんは思います。「あぁ、またか、ブレストという名の独演会が始まる」と。
意見を出しても、上司は次のようなダメ出しばかり。
「それは以前もやった」
「予算的に無理」
「それは、他部門の仕事の範囲だ」
これでは、誰も意見を言わなくなります。
そして、上司が提示した意見に従わざるをえなくなります。
ブレインストーミングとは、米国の広告会社の副社長のアレックス・F・オズボーンが提唱したアイデア発想のための技法です。次の4つのルールに基づいて実施されます。
自由奔放:奇抜なおもしろいアイデアを出す
批判厳禁:メンバーが出したアイデアを絶対に批判しない
便乗歓迎:出たアイデアに別のアイデアを組み合わせてみる
質より量:似たアイデアでも量を出すことが大切
前述の上司のようなタイプの人とブレインストーミングを行う際、参加しているメンバーが良く見える場所に、上記ルールを書いて貼っておきましょう。
上司がダメ出しをした時に、ルールを指さすだけでも効果があります。
アイデア出しに行き詰まった時は、以下のオズボーンの9つのチェックリストを使ってみましょう。
次のコースは、創造性を高め、ユニークなアイデアを創出する様々な発想法を学習します。
【PDU対象】クリエイティビティ&イノベーション ~ 変革をもたらす創造性 ~